愛犬との旅行ガイド＆マニュアル　ペットとドライブ

車に酔いやすい犬が多いので、まずは慣らしてからドライブへ。初めて車に乗せるときは、短い距離を走ってみましょう。もしも、車を嫌がるような素振りを見せたら、おやつやおもちゃを与えて、車が楽しい空間であると思わせましょう。最初は、犬が楽しめる場所へ車で連れて行ってあげると、「車に乗れば楽しいことが起こる！」と思い、ドライブを嫌がらないようになります。
車内では、助手席や後ろの席に座った人の膝の上にのせてあげるのも良いですが、クレートに入れて乗せたい場合は、少しずつ慣らしてあげてください。

いよいよドライブへ。その前に食事は2〜3時間前に済ましておきましょう。食事をしてすぐでは、気持ち悪くなってしまう犬もいるので、食後すぐに車に乗せるのは避けた方が良いかもしれません。中には、全く車酔いしない子もいるので、愛犬の様子を見ながら、最適なタイミングを見つけてあげてください。
また、車に乗る前にはトイレを済ませるのも忘れずに。もし出かけにトイレをしなかった場合は、早めにトイレ休憩をとってあげてくださいね。

愛犬が動き回ってパワーウィンドウのレバーを押してしまう可能性もあるので、ロックをしっかりかけておきましょう。また、クレートやケージに入れていない場合は、窓からの飛び出しも危険なので、窓は閉めておきましょう。

ほとんどの犬は寒さよりも暑さに弱いので、車内は少し涼しめにしておきましょう。特に夏場は、20度前後を目安に調整を。冷房が直接当たる場所ではなく、快適に過ごせる場所に愛犬を乗せてあげてくださいね。
また、人間よりも体が軽い犬は、揺れや振動の負担も大きいので、急ハンドルや急ブレーキなどは車酔いの原因になるので注意してください。いつも以上にのんびり、安全運転を心がけましょう。

愛犬と一緒のドライブは、なるべくこまめに休憩をとってリフレッシュさせてあげましょう。まず、車内でリードをつけてから、ドアを開けて飛び出しを防止してください。サービスエリアやパーキングでの飛び出しは危険なので、リードを付ける前にドアを開けるのは絶対にやめてください。
休憩では、水分補給や軽めの散歩、トイレを忘れずに。最近は、ドッグランを併設したサービスエリアもあるので、調べておくと良いですね。
また、犬が店内に入れないからと言って、車内への愛犬の置き去りは絶対にやめましょう。停車中の車内は、熱中症の危険や思わぬ事故につながります。車内で待たせる場合は、必ず誰かが一緒に待つようにしてください。