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休日も在宅勤務中も!落ち着いて過ごせるワンコになろう

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みなさんの愛犬は、ご家族がお仕事の日とお休みの日で違った態度をとることはありませんか?

普段家にいない時間帯に家族が揃っていると、うれしくてソワソワ落ち着かなくなってしまうワンコがいます。喜んでくれることはうれしいものですが、そのために起きる問題も!また、新型コロナウイルスの感染予防対策として在宅勤務をする方が増える中、愛犬の目線や行動がお仕事の支障になってしまう恐れもあります。

ワンコは本来、人間の活動に合わせてオンオフを切り替える生き物。それが難しくなってしまう理由と対策について考えてみました。

犬と人との「理想の関係性」とは?

私たちと暮らすワンコの多くは、元をたどれば狩りや荷物運びのお手伝いをしたり、羊や牛をまとめたり、山や海で救助活動をしたりといった役割を担っていました。いずれも人間との共同作業であり、人の指示を受けて適切な行動をとることが求められます。飼い主が休んでいる時や忙しくしている時にはじっと様子を伺い、必要な時にいつでも動けるように待機することも重要なお仕事。

犬種によって多少の差はあれども、現代の愛犬たちも本来同様の性質を持ち合わせています。それが、何万年も前から続く犬と人との関係性のベースとなるものではないでしょうか。

休日に落ち着けないワンコたち

家族が仕事に出ている間ひとりでお留守番をしている子や、一部のファミリーメンバーとのみ過ごしている子はたくさんいますよね。休日になると普段いない家族と過ごせる喜びから、朝から晩まで一睡もせずウキウキしているということはありませんか?遊んでくれるのを心待ちにしていたり、お出かけできるかも!?と期待に胸を膨らませていたり…家族のちょっとした動きに目を輝かせ、かまってもらうのを待ち焦がれている愛犬の姿はいじらしく可愛いものです。しかしその反動で、休みの翌日はぐったりしているなんてことも!

また、我々にとっても一挙手一投足を観察され、トイレへキッチンへ立つたびにワクワクされては身が持ちませんよね。さらに新型コロナウイルス対策として在宅勤務をしていても、愛犬は「飼い主さんがおうちにいる=お休みの日」という理解をしてしまうかもしれません。かまってアピールが激しければ、業務に集中できなくなってしまいます。

なぜこのようなことが起きるのでしょうか?普段仕事に出ている家族は、休日になるとつい愛犬に甘くなってしまう傾向にあります。離れて過ごす時間が長い分たくさん可愛がりたいし、遊んでほしそうな目線を無視するのは心苦しいもの。

限られた時間を愛犬に費やすことはもちろん望ましいことですが、それが愛犬の疲れや飼い主さんのストレスにつながってしまっては元も子もありませんよね。

我が家のケースをご紹介

我が家はフルタイム共働き。仕事の日は、朝近所の実家に愛犬を預けて夜ピックアップして帰る生活をしています。

休日は私が起きるまで寝ているし、家事をしている時や休憩している時は好きな場所でくつろいでいます。お散歩行きたいな、という目線を送ってくる時もあり、それに応えることもあれば一段落するまで待ってもらうことも。

▲休日、家事をしている間静かに待つ愛犬。この目線に屈しないことが大切!

また、勤務先の新型コロナウイルス対策として時おり在宅勤務をしていますが、仕事中は物音ひとつ立てずに寝ており、遊びたいという主張をすることもありません。ただ、電話をすると誰かが来ているとでも思うのか、ちょっとワクワクしてしまいますが…。

昼休みや退勤後に「お散歩行こう!」と言うとすかさず立ち上がって大喜び!我が愛犬は私の行動に合わせてオンオフを切り替えてくれるため、休日も在宅勤務中も苦労することはありません。

▲在宅勤務中、存在感を消している愛犬。

家族の在宅時も落ち着けるようになるには

我が家の愛犬が人に合わせることができるのは、特別なトレーニングをしたからではなく、普段の接し方が関係していると思われます。私が気をつけてきたことや意識せずともやっていることをご紹介しましょう。

ルールを作る

週2日の休日は、家のことをしているとあっという間に過ぎてしまいます。「今日は掃除が終わったらお散歩に行こう」「夕飯の下ごしらえをしたら愛犬の好きなオモチャで遊ぼう」など、自分の中でルールを設定すると良いでしょう。途中で誘惑に負けてしまわないようにご注意を。

忙しくしている間は邪魔をしてはいけないんだな、と次第に理解してくれるはず!

時間・タイミングを決めない

愛犬のお散歩やごはんの時間を、あまり厳密に決めないのも良い方法です。ワンコの体内時計はとても正確ですから、毎日同じ時間に同じことをしていればそれが習慣になるのは当然のこと。また、「ママが歯みがきしたら散歩」「パパが起きてきたらごはん」など、タイミングを毎回同じにすることも習慣化する要因になるので避けましょう。

いつも通りにいかないとストレスを感じるのはワンコも人間も同じ!時間やタイミングをランダムにすることがポイントです。

状態に合わせた対応をする

すでにルーティン化してしまったワンコやルールを理解していない子犬に対して、いきなり状況に合わせることを求めるのはちょっと酷ですよね。最初のうちは、落ち着いていてほしい時間クレートに入っていてもらうなど、愛犬にとって分かりやすい手段をとると良いです。

飼い主さんの食事中や掃除中だけではなく、テレビを見ている時など人間がくつろいでいる時にもクレートで過ごせるようにしましょう。愛犬が退屈になったり寂しくなったりする前に出してあげてくださいね。徐々にクレートを使用しなくても状況を判断できるようになりますので、愛犬の成長度合いを見ながら難易度を上げていきましょう。

▲ルールを覚えるまではクレートを上手に活用して!

ワンコは私たちの想像以上に状況から物事を学習し、習慣化することが得意です。その性質をうまく利用して日頃からちょっとしたことを心がければ、愛犬も飼い主さんも休日をのんびりと過ごすことができるでしょう。愛犬の熱烈アピールにお困りの方は、ぜひ意識してみてはいかがでしょうか?

▲待ってもらった後はいっぱい遊ぼう!

(画像提供元:https://pixabay.com/ja/, https://www.photo-ac.com/