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犬の散歩は奥が深い?ストレス発散効果が薄い散歩方法5選とそれぞれの対処法

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犬の散歩というのは、犬種によって推奨される時間も距離も様々で、中にはそれに沿った時間と距離を忠実に守っている飼い主さんも多いかもしれませんね。

しかしその散歩、単に歩いているだけになっていませんか?

今回は、『たかが散歩、されど散歩』の犬に必要な散歩で、ストレス発散効果が薄い散歩方法5選と、それぞれの対処法をご紹介します。

ストレス発散効果が薄い散歩①:匂いを嗅がせない

犬の散歩をする上で、よく飼い主さんが見落としてしまいがちなのが、犬の気になったものの匂いを嗅がせないまま、『ただ歩く』だけの散歩になってしまっていることです。

特に散歩量が多く、回数も必要とする大型犬の場合だと、散歩に割く時間は一日の限られた時間の中で行わなければならないため、例えば何か用事があるとなった時には、『ただ歩くだけ』が先行して、つい愛犬の【匂いを嗅がせる】という行為を怠ってしまう状況が多くなります。

しかしそのような状態は、愛犬にとってしてみれば、ちゃんとしたストレス発散が出来ていない可能性が高いと言えます。

具体的な対処法

現代の犬の飼養環境は専(もっぱ)ら室内飼養で、愛犬からすると散歩の時間こそが、唯一外を堪能できる時間と言っても過言ではありません。

とはいえ、飼い主さんには飼い主さんの都合や予定で、サッサと『ただ歩くだけ』の散歩にならざるを得なくなってしまっている場合もあることでしょう。そういった場合には、散歩の前半と後半でメリハリをつけた散歩にしてあげると効果的です。

具体的には散歩の前半あるいは後半に、可能な限り犬が自ら満足して動くまで、匂いを嗅がせてあげるとストレスの発散に役立てられます。

時間が取れない際には、散歩時間や犬種の個体にもよるものの、最低でも10分は匂いを嗅がせる時間を確保させてあげると、ストレス発散に繋がりやすい散歩方法となります。

ストレス発散効果が薄い散歩②:短すぎる散歩

「今日は仕事で疲れたから、散歩はちょっとで良いかな?」や「今日は気分が乗らないから散歩も少しで良いかな?」といった考えで、愛犬の散歩を本当に短く済ませた経験などはありませんか?

確かに、疲れていたり気分が乗らなかったりすると、愛犬の散歩すらも億劫になることはあると思います。

しかし、その感情と都合はあくまでも飼い主さんだけのものであって、愛犬には基本的に全く関係がありません。

犬種によって必要とする散歩時間や回数はそれぞれ違いますが、極端に短すぎる散歩は、愛犬にとってストレス発散に役立っていない散歩になっている可能性が高いです。

具体的な対処法

愛犬の散歩を短すぎる散歩にさせないためには、時間も大切ですが、回数にも配慮すると良いでしょう。

例えば、普段1回しか散歩に出掛けられていないなら、散歩を朝・晩の2回に増やし、散歩時間をその2回に分散するといった方法です。

仮に、そういった方法が難しい場合には、①でご紹介した匂いを嗅がせることに注力した散歩を心掛けるのも効果的です。

愛犬に様々な匂いを嗅がせながら行なう散歩の場合、犬の本能的な行動で精神的な刺激に結びつくため、短時間の散歩であっても、効率的にストレス発散効果に繋がりやすくなります。

ストレス発散効果が薄い散歩③:長すぎる散歩

散歩は短すぎるのも問題ですが、逆に長すぎる散歩も問題となります。

超小型・小型犬であっても、時として中・大型犬並みの運動量を必要とする犬種は確かにいます。(ボストン・テリアや柴犬、ジャック・ラッセル・テリアなど)

しかしそのような犬種は、元は何かの作業犬として活躍していたとか、猟犬だったといった場合の犬種が多いです。

そのため、散歩は必要だけどその目安時間は30分程度で良いとされている小型犬に、1時間以上の散歩をさせるなどの行為は、いくら犬にとって散歩が欠かせないものだからと言っても、その散歩はかえってストレス発散に役立っていない可能性が高いと言えます。

【合わせて読みたい!こちらの記事もオススメです】

犬の散歩時間目安は?サイズが同じなら目安時間も同じ?犬種による適切な散歩量や注意点
>https://www.inutome.jp/c/column_9-413-53176.html

具体的な対処法

愛犬の散歩が長すぎる散歩にさせないためには、その子に合った散歩時間の調整と散歩の『質』の工夫をして対策しましょう。

長時間の散歩は、散歩を必要とする犬にとっては問題ありませんが、そうでない場合には散歩中、意識的に休憩時間を設けたりすると効果的です。

また、散歩の途中に公園などがあるのであれば、そこに立ち寄って、愛犬の自由時間を設けてあげることで、長時間散歩をせずとも、ストレス発散に繋がる散歩になりやすくなります。

ストレス発散効果が薄い散歩④:愛犬同士の交流を避ける

愛犬を散歩していると、時折犬同士の交流を避けるように来た道を引き返したり、抱き上げて回避させようとしたりする飼い主さんを見たことはありませんか?

この行動、元から犬同士の交流を嫌がる愛犬は別としても、そうでない犬の場合には、逆効果になっている場合があります。

他犬に興味があるのに他犬と交流をさせない散歩は、もしかしたら飼い主さん側が「吠えるから」という理由の配慮の元で、そのような行動を取っているのかもしれません。

しかし、それは愛犬側の状況を一旦観察した上で判断してあげないと、ストレス発散に役立たない散歩となっている可能性が高いと言えます。

具体的な対処法

愛犬自身が【良く吠える】・【勢いが強すぎる】犬であったとしても、襲い掛かるような素振りを見せたり、ケンカになりそうな素振りを見せたりしないようなら、愛犬と他犬との様子をまずは窺ってみましょう。

その上で愛犬自身に問題がなく相手も問題がないようなら、最初は挨拶程度で良いので交流をさせます。

他犬との交流を苦手としない愛犬の場合には、散歩中は可能な限り交流を作ってあげるとストレス発散に役立ちます。

そのため、こうした場だけではなく、例えばドッグランなどへ連れて行って色んなワンコとのコミュニケーションを作ってあげることで、ストレス発散をさせてあげると良いでしょう。

ストレス発散効果が薄い散歩⑤:無理に愛犬同士の交流を作る

先程は、愛犬同士の交流を避けることでストレス発散効果が薄いケースをご紹介しましたが、逆に、飼い主さんが愛犬同士の交流を作ってしまうことでも、愛犬の性格によってはそれが時として逆効果になる場合があります。

犬には、『犬とも人とも交流が好きなタイプ』と、『人は大丈夫だけど犬との交流が苦手なタイプ』、そして、『人とも犬とも交流が苦手なタイプ』など様々存在します。

我が家の愛犬たちは、初代は『犬との交流が苦手なタイプ』で、2代目は『人は大丈夫だけど犬との交流が苦手なタイプ』、3代目は『犬とも人とも交流が好きなタイプ』でした。

しかし、我が家の初代や2代目愛犬のようなタイプのワンコを迎えた飼い主さんが「せめて犬との交流だけでもしてほしい!」と無理に愛犬を他犬と交流させてしまうと、愛犬からするとその散歩は、ストレス発散が出来ない散歩となっている可能性が高くなります。

具体的な対処法

人であっても社交的な性格をした人と内向的な性格をした人が居るように、犬にも性格によって社交的・内向的な性格の違いというものがあります。

愛犬自身が人や犬との交流を避けたがる時には、無理に交流できるような場所に赴く必要はありません。

「犬同士の交流」に憧れを持っていた飼い主さんからするとガッカリしてしまう事実かもしれませんが、愛犬の性格に寄り添った対応を心掛けることで、余計なストレスを掛けないよう配慮しましょう。

とはいえ、我が家は初代と2代目のようなタイプでも、例外的に2頭の関係性だけで言えば家族としての交流が持てたレアケースも存在します。

迎える際には、まずは事前に対面させたりお互いの様子をじっくり観察したり、相当慎重な対応を求められる可能性はありますが、試してみる価値もある方法ではあります。

まとめ

いかがでしたか?

犬にとっての散歩は、ただ単に歩けばいいという訳ではありません。歩いた先で出会う景色や環境、その距離の長さや回数の違い、さらには犬や人との交流など、結構奥深いのが犬との散歩というものです。

犬の散歩は、確かに歩けば犬のある程度の運動には役立ちますが、それとストレス発散との関係性は、人が思っている以上に複雑なものだったりします。

そのため、愛犬との散歩に出掛ける際は愛犬が必要とする距離や回数を気にするだけではなく、愛犬自身がストレスも発散出来て満足も出来る散歩方法で、メリハリがある散歩を心掛けてあげてください。

そして、是非とも有意義な散歩を飼い主さんご自身も、愛犬と一緒に楽しんであげてくださいね。

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yukako

yukako

幼少期の頃より柴犬やシェットランド・シープドッグと生活を共にし、現在は3代目となる柴犬と暮らしております。
また、生前疾患の多かったシェットランド・シープドッグをキッカケに取得した愛玩動物飼養管理士などの様々な資格の知識を生かし、皆様に役立つような記事を提供、執筆出来ればと思っております。
何卒、よろしくお願い致します。
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