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愛犬のしつけがうまくいかない理由とは?

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犬といっしょに暮らすには、しつけはとても重要だと思います。おうちのルールも教えなくてはなりませんね。

しかし、しつけが上手くいかず、「どうして言うことを聞いてくれないの?」「なぜ伝わらないの?」と思ってしまうこともあるかもしれません。

犬は人間の言葉を話しませんし、意思の疎通が難しいこともあります。ですが、しつけが上手くいかないのにはほかにもいくつかの理由が考えられます。

 

コマンドが統一していない

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犬に「待て」、「来い」などの指示に従わせるコマンドを出すときは、言葉を統一する必要があります。

本来は「来い」というコマンドなのに、「おいで」と言ってみたり、「こっち来て」と言ってみたりすると、コマンドを完璧に覚えられず、本当に「来い」というコマンドに従ってほしいときにできない可能性もあります。

犬がコマンドになかなか従ってくれない、通じていないように感じるというときは、犬もどうしていいか困っている可能性があります。

コマンドは一度決めたら変えずに、いつもその言葉を使うようにしましょう!

また、いつも一貫した態度をとることも大切です。

例えば、昨日はテーブルの上から人間の食べ物をおやつにあげたけど、今日はダメというような一貫性のなさは犬を混乱させますし、飼い主さんへの信頼も薄れてしまいます。

犬は空気や気持ちを察してくれることも多々ありますが、犬を混乱させるような態度は控えた方がいいですね。

してはいけないことだと通じていない

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制止のコマンドは愛犬の命を守るため、公共のマナーを守るためにも絶対に教えておくべきしつけですが、「やめてと言っているのにやめてくれない」場合は、してはいけないことだと犬が理解していないことが多いです。

 

動物病院などでよく見かけるのが、他の人や患畜の犬や猫に吠えまくる犬です。

飼い主さんは「だめよ」とか「静かに」とか、可愛く叱っていますが、犬は一向にその制止を聞く素振りをみせず、それどころかより一層生き生きと吠えているときもあります。

これは犬が飼い主さんの制止の言葉を理解していない、してはいけないと言われていると全く分かっていないどころか、その行動を鼓舞されているとさえ思っていることが原因です。

 

優しく甲高い子で「だめよ」などと言っても犬には人間の言葉は通じませんので、叱られている、制止されているとは感じません。

甲高く優しい声はむしろ、犬をほめているとさえ思われている可能性もあります。だから、犬はますます吠えてしまうのです。

 

制止のコマンドはいつも同じ言葉を使い、低い声で冷静に伝えるようにしましょう。

甲高い声も良くありませんが怒鳴るのはもっとダメです。

怒鳴られても犬は理由が分かりませんし、理不尽な怒りをぶつけられていると感じて、飼い主さんに不信感を持つだけなのでやめましょう。

 

制止のコマンドは一つだけにし、冷静に低い声でビシッということが大切です。

また、同じ言葉であってもいつも「ダメ」、「ダメ」と繰り返ししょっちゅう使っていると制止のコマンドの重要性が薄れます。

犬は基本的にほめてしつけをするようにし、制止のコマンドは本当にやめてほしいときに使いましょう。

コマンドに従ったら嫌なことをされた

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コマンドに従わなくなる理由の一つが、飼い主さんの言う通りにしたら嫌な目にあったなどの体験です。

「来い」というコマンドに従って近くに行ったら苦手なシャンプーだった、などの体験がそれに当たります。

犬にコマンドを実行させるようにするには、「そうしたらいいことがある」という意識付けが大切です。

 

しつけは一生続くものですし、コマンドに従うことも毎日の生活で必要です。

ときにはコマンドに従ったら嫌なことがあったという日もあるかもしれませんが、それがいつもでは、犬はコマンドに従うのが嫌になります。

「来い」と呼んで来たら散歩に連れていくとか、ご飯とか、手元に来てくれたときに褒めるのはもちろんのこと、良いことがある場面で使うようにすると、コマンドに従いやすくなります。

 

訓練が足りていない

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犬の訓練は生涯続けるものだと言われています。

例え、愛犬をしつけ教室に預けてコマンドを実行できる立派なワンちゃんになってきたとしても、おうちでも訓練で覚えてきたことを繰り返しできるようにしなければなりません。

訓練所に預けるよりも、飼い主さんも一緒に参加できるしつけ教室をおすすめします。しつけ教室で習ってきたことをおうちでも繰り返し練習するとだんだん定着してきます。

また、犬の訓練は楽しく行いましょう。

いつも同じ訓練法では犬も飽きますし、異なる環境や場面ではできない可能性も高いです。

場所を変えてみたり、ご褒美を変えてみたり、訓練は繰り返し行うものなのでマンネリ化しないようにするのも、犬にコマンドを定着させるためには効果的ですし、おうち以外の色々な場面でも実行できるようになります。

飼い主さんがイライラしながら訓練している

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犬にも個性がありますし、1回で覚えてくれる時もあれば時間を要するときもあります。

言葉が通じませんからイライラすることもあるかもしれませんが、その気持ちのままで訓練を続けるのは良くありません。

嫌な気を発している飼い主さんとの訓練は犬にとって楽しいものではなく、コマンドに従うことも嫌なことになってしまうかもしれません。

飼い主さんが何らかの理由で機嫌が悪いときは、訓練はしない方がいいですし、うまくいかなくてイライラするときは続けない方がいいでしょう。

訓練は継続が必要ですが、必ずそのときにしなければならないものではありません。後からやっても全然かまわないのです。

気分が低空飛行だなと感じたら訓練ではなく、犬と遊んだり、散歩をしたり、楽しめることをやるようにするといいですね。

まとめ

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犬のしつけのポイントは「楽しく行うこと」、「ほめるしつけをする」ことです。

よく見かけるのがコマンドの垂れ流し状態になっていて、犬がそれを聞き流している状態。

コマンドは1回だけ発したときに従うことができるように、ひんぱんに多用することを避けることも必要でしょう。

コマンドに従った結果、嫌なことがあったというのがコマンドを無視する大きな原因となりますから、そういう結果が待っていると分かっているときは、重要なコマンドを使用しない方がいいかもしれませんね。

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響
動物保護ボランティアをしています。何よりも動物たちといることが大好きで、毎日が犬や猫が最優先の生活をしています。書いた記事が動物たちの幸せの一助となってくれれれば、とてもうれしいです。
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