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愛犬と年末年始を迎える前の注意事項と備えるべき項目4選をご紹介!

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何かと忙しい師走の時期。

愛犬との年末年始が初めての方もそうでない方も、一年の締め括りを愛犬とゆったり過ごしたいと考える人は多い事でしょう。

しかし、そんな油断しやすい年末年始ほど、愛犬との過ごし方には注意してください!

今回は、愛犬と年末年始を迎える前に知っておきたい注意事項や備えるべき項目4つをご紹介します。

年末年始の犬の主な事故内容や件数とは?

毎年、年末年始の時期になると多発する犬の事故内容をご存知でしょうか?

人の場合だと、お雑煮などに入ったお餅で誤嚥を起こして救急搬送、なんていうニュースがよく報道されたりします。

では、犬の場合では?

というと、犬も同様で年末年始には誤飲事故が増加し、動物病院に駆け込む件数が多くなります。

下記の図は、ペット保険などのサービスを提供しているアニコムホールディングス株式会社(所在地:東京都新宿区 代表取締役:小森 伸昭)が、年末年始における犬の誤飲事故の請求件数をまとめた棒グラフになります。

▽『月別誤飲事故請求件数』

ご覧頂いても分かるように、12月~3月の冬から春にかけて、請求件数が増加しているのが分かります。

また、この増加傾向を年齢別・犬種別で見た場合には、以下のような違いも見られることが分かっています。

▽『0歳~12歳までの年齢別誤飲傾向』

▽『0歳の犬種別誤飲発症傾向』

年齢別では、0歳から1歳にかけての誤飲事故件数が最も多く、犬種別ではボストン・テリア、バーニーズ・マウンテン・ドッグが同程度に多いことが分かっています。

誤飲事故が増加する大きな要因には、犬自身の好奇心などの性格が関係しますが、他にも運動不足などのストレスが関係しているとよく言われます。

そして、上記の事故件数が多い犬種は、好奇心・運動量共に多い傾向にある犬種です。

寒い季節のために運動不足となりがちなこの季節。

散歩するにも一苦労な時期ではありますが、上記の犬種に関しては特に運動不足にならないよう、出来る限り室内であってもストレス発散に繋がるような遊びを上手に取り入れつつ、運動量を保てるよう心掛けてあげましょう。

愛犬との年末年始に必要な注意事項

ではつづいて、年末年始において、誤飲事故以外に愛犬に必要な注意事項をご紹介します。

年末年始の事故では、専(もっぱ)ら誤飲事故が取り上げられがちになりますが、それ以外の注意事項には何があるのでしょうか?

以下で考えられる注意事項をいくつか確認してみましょう。

年末年始の犬への注意事項①:愛犬の心身へのストレス

年末年始は、親せきなど人の出入りが多くなります。

特に大晦日やお正月には多くの人が夜遅くまで起きていることも少なくないと思いますが、普段早めの就寝を飼い主さんも愛犬も心掛けている場合、そういった状況は愛犬にとってストレスの元となる可能性が十分にあるため、愛犬がストレスを過度に抱えないように注意しましょう。

例えば、愛犬が普段寝ている場所がゲージ内且つ家族や親せきが一同に集まるようなリビングだった場合、愛犬自身が睡眠環境の移動にさほど問題を示さないようなら、ゲージは別の部屋に移動して、飲み水の確保やトイレを準備しておいてあげると良いでしょう。

しかし一方で、ゲージの移動だけでもストレスの一因となりやすい繊細な愛犬だった際には、ゲージはそのままでも代わりにゲージ上に大判のバスタオルや毛布などを掛けて辺り一帯を薄暗くしてあげると、ストレスの軽減に繋がり、また睡眠状況もある程度保つことが出来るため、そのように対処してあげると良いでしょう。

年末年始の犬への注意事項②:飲酒状態での犬の散歩

年の瀬は多くの人がお酒を飲む機会が多くなります。

特に年末年始は交通量も一段と増え、少しの油断が交通事故へと繋がる可能性が十分に考えられます。

新年会や忘年会に限らず、大晦日やお正月でもお酒が振舞われることが増えるため、愛犬とご自身の身の安全のためにも、お酒が完全に抜けきらない内の愛犬の散歩などには注意しましょう。

年末年始の犬への注意事項③:小さい子供との交流

普段から小さい子供との交流が多い愛犬や子供が大好きな愛犬は別として、そうではない愛犬の元に年末年始帰省してきたご家族に小さなお子さんがいた場合、その交流には十分注意しましょう。

特に未就学児の場合、バタバタと走り回ったり、愛犬相手にお馬さんごっこのような遊びをしたりすることは少なくありません。

しかしそのような交流は、子供に慣れていない犬や苦手意識が強い犬の場合、咄嗟に牙を剥いたり、威嚇して子供に恐怖心を与えてしまったり、また、犬自身が骨折などのケガをすることも考えられます。

そのため、事前にお子さんに注意喚起をしたり、状況に応じて愛犬と部屋を分けた過ごし方を心掛けるよう意識すると良いでしょう。

ただし、子供が大好きな愛犬であった場合でも心身への疲れやストレスに対してのケアは、しっかりと心掛けてあげてください。

愛犬と過ごす年末年始に備えるべき項目4選

年末年始は大掃除やらおせちの準備やらで、仕事納めをした後であっても何かと忙しいものです。

そのため、ついつい愛犬への備えを「うっかり忘れていた!」ということも珍しくないのではないでしょうか?

ここでは、愛犬と年末年始を過ごす上で備えるべき項目4つをご紹介します。

うっかり忘れて愛犬が必要とするものに「困った!」がないようにするためにも、ぜひ参考にしてみてくださいね。

犬との年末年始の備え①:愛犬の処方薬や療法食の確保

年末年始に向けて愛犬へ備えておきたい項目の一つ目は、愛犬に処方するための薬や療法食の確保です。

特に慢性的な疾患を持ち合わせる愛犬の場合、数日間だけでも処方薬が切れてしまったり、療法食が切れてしまったりすると、持病の悪化や命に関わる可能性が考えられ、大変危険です。

かかりつけの動物病院が年末年始も変わりなく営業をしている場合には問題ないかもしれませんが、休診の場合も考えられるので早めに準備しておきましょう。

また、念のためいざという時に掛かることが出来る救急動物病院などの連絡先を控えておくと、なお安心して年末年始を迎えることが出来ます。

犬との年末年始の備え②:通販でのドッグフード購入

今ではネット通販で簡単にプレミアムドッグフードなどの購入ができるようになりましたが、このような購入の仕方をしている飼い主さんは、年末年始前に残りのドッグフードの容量やストックの確保に気を付けておきましょう。

ドッグフードの定期購入契約をしている場合ならこうした心配は無用ですが、そうでない場合には事前の確認を怠らないよう心掛けてください。

ドッグフードの購入方法がネットのみの場合、多くは年末年始休業で購入できても配達が休業日明けとなる可能性が高いため、事前に備えておきましょう。

犬との年末年始の備え③:愛犬と帰省する際の事前確認

年末年始は多くの方がご実家へ帰省されると思いますが、その際愛犬と一緒に帰省する場合には、事前確認を怠らないよう注意しましょう。

ここで言う事前確認とは、愛犬を連れて行っても良いかというのはもちろんですが、何よりも室内での受け入れが可能かどうかを確認しましょう。このような違いは、それまでご実家で犬の飼養経験があったかどうかや犬の飼養に対して元々持つ概念、また、犬に対する接し方などで違ってくるため、どちらとも室内受け入れOKという訳にはいかない場合があります。

例え室内に入れる場合であっても、自宅とは状況や環境が違うため事前に確認した上で、連れて行く際には折り畳み式の簡易式サークルなどを用意して連れて行くよう備えると良いでしょう。

犬との年末年始の備え④:ゴミ袋の管理

犬との年末年始の備えで、ゴミ袋の管理がなぜ備えに繋がるかというと、それは誤飲の危険性を減らすためです。

年末年始は当然ながら多くの企業が休業しますが、その中には普段家庭ゴミの回収に来てくれる清掃員の人たちも休業となるため、それまでに出た家庭ゴミの回収が、どうしても休業日明けとなってしまいます。

そのため、その間の家庭ゴミの管理は当然私たち飼い主の責任となってくるのですが、これを例えば愛犬の手が届くような場所に保管してしまうと、誤飲する危険性が…。

年末年始の内に発生した家庭ゴミなどの袋は休業日明けのゴミ回収が再開するまで、愛犬の手の届かないところにしっかりと保管するよう備えておきましょう。

まとめ

いかがでしたか?

年末年始は犬にとって、普段とは随分違った日常となる場合が少なくありません。

愛犬のストレス管理や疲れに対するケアはもちろんのこと、年末年始で備えておきたい項目には十分余裕を持った対応を心掛けてあげましょう。

そうすることで、愛犬との年末年始を有意義に過ごしてあげることが出来ますよ。

<参考サイト>

年末年始は愛犬の誤飲事故注意期間です|アニコム損害保険株式会社
>https://www.anicom-sompo.co.jp/news/2016/news_0161130.html

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yukako

yukako

幼少期の頃より柴犬やシェットランド・シープドッグと生活を共にし、現在は3代目となる柴犬と暮らしております。
また、生前疾患の多かったシェットランド・シープドッグをキッカケに取得した愛玩動物飼養管理士などの様々な資格の知識を生かし、皆様に役立つような記事を提供、執筆出来ればと思っております。
何卒、よろしくお願い致します。
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