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「雨の日は愛犬の散歩に行く?行かない?」 雨の日の散歩の工夫や行かない場合の注意点をご紹介

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雨の日が続くと気になるのが愛犬の散歩ですね。

散歩から帰ってきた後のお手入れを考えると、ついつい腰が重くなる雨の日の散歩ですが、雨が降っていても愛犬の散歩に行った方がいいのでしょうか?

今回は雨の日の犬の散歩の実態調査をもとに「雨の日に散歩に行っている方の割合」や「雨の日の散歩の工夫」をご紹介します。

「散歩に行かない場合に起きやすい問題行動」も合わせてご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

雨の日は犬の散歩に行く?行かない?

雨の日に愛犬の散歩に行く飼い主さんはどのくらいいるのでしょうか。

ペット保険のアニコム損害保険株式会社が実施した「愛犬と梅雨の過ごし方」のアンケートによると、雨の日に散歩に行く飼い主さんの割合は下記のようになりました。

▼雨の日に散歩にいきますか?(有効回答数 2,248)

▼雨の日に散歩にいきますか?(有効回答数 2,248)

・「雨の日は散歩に行かない」54.5%
・「雨の程度によって行く」27.3%
・「雨でもいつも通り行く」15.7%

「雨の日に散歩に行く」と答えた方の割合はわずか15.7%で、「程度によっては行く」と答えた方も含めると7割以上の飼い主さんが「雨の日は散歩に行かない」と回答しました。

多くの飼い主さんが雨の日は愛犬のお散歩をお休みしているようですね。

また犬種によって散歩状況を聞いてみると、チワワは7割以上が「雨の日は散歩に行かない」と答えたのに対し、レトリバー種は3割程度にとどまり「いつも通り散歩行く」と答えた飼い主さんは4割近くいました。

犬種によっても散歩の選択には大きな開きがあるようですね。

雨の日は散歩に行かない、その理由は?      

では「雨の日は愛犬の散歩に行かない」と答えた方は、どんな理由で散歩に行かないのでしょうか。

アイペット損害保険株式会社が実施した「雨の日の散歩に関する調査」によると、雨の日は散歩に行かないと回答した方の理由は下記のようになりました。

▼雨の日に散歩に行かない理由を教えてください(回答数:420)

「散歩後のお手入れが大変だから(41.4%)」という答えが一番多く、「必要性を感じない(36.4%)」や「愛犬が雨を嫌がる(31.2%)」といった回答も多く寄せられました。

雨の日は水の跳ね返りでお腹周りの毛や足がドロドロに汚れます。

そのため散歩後に犬を洗ったり濡れた毛を乾かすといったケアが必要になるので「散歩後のケアが大変だから」と散歩をお休みする方が多くなるのもうなずけます。

また「愛犬が嫌がる」「風邪をひくといけない」といった愛犬の気持ちや体を気遣って散歩をお休みするという飼い主さんの意見も目立ちました。

では、雨の日は愛犬の散歩に行かなくてもよいのでしょうか。

次章で紹介する行動が出てきていたら、散歩に行ったほうがよいかもしれません。

雨の日でも愛犬の散歩に行った方がいいの?

結論からいうと、雨に濡れることに強いストレスを感じている場合を除いて、短時間でもいいので散歩に行くことをオススメします。

同アンケートで「散歩に行けなかったときの愛犬の行動の変化」をたずねたところ、下記のような結果が寄せられました。

▼お散歩に行けないと愛犬に現れる行動の変化(回答数:408)

▼お散歩に行けないと愛犬に現れる行動の変化(回答数:408)

・「無駄吠えをする」56.1%
・「普段と違うところでトイレをする」42.9%
・「いたずらをする」32.4%
・「物や人を噛む」22.3%
・「食欲がなくなる」21.8%
・「飼い主の呼びかけを無視」18.9%

上記の行動は犬が強いストレスや不安を感じたときに見せる行動です。

散歩というとトイレと運動のために行くと思われがちですが、それ以外にもストレス解消や縄張りの点検、探索活動、犬同士の情報交換などいろいろな役割があります。

1日の多くを室内で過ごす犬にとって、散歩は自分の欲求を解消する何よりも大切な時間です。

そのため散歩に行けないとストレスを別のところで発散しようとして「吠える」「いたずらをする」「物や人を噛む」といった行動があらわれるようになります。

散歩後のケアを考えると億劫に感じてしまいますが、短時間でもいいので雨の様子をみながら散歩に出てあげるとよいでしょう。

雨の日の散歩で飼い主さんがとっている工夫は?

では雨の日に散歩に行っている飼い主さんたちは、どんな工夫をしているでしょうか。

雨の日に散歩に行っている飼い主さんに「雨の日の散歩の工夫」をたずねたところ、結果は下記のようになりました。

▼雨の日に散歩に行くときの工夫は?(回答数:253)

▼雨の日に散歩に行くときの工夫 トップ5

1位:「ペットに雨除けの洋服を着せる」45.5%
2位:「散歩時間を短縮する」40.7%
3位:「ペットの散歩コースを工夫する」35.2%
4位:「帰宅後、念入りにケアをする」32.0%
5位:「ペット用の防水スプレーをかける」7.5%

雨の日の散歩の工夫で一番多く寄せられた回答は「ペットに雨除けの洋服を着せる(45.5%)」で約半数の方が実施していました。

また、「散歩時間の短縮(40.7%)」や「散歩コースを工夫する(35.2%)」といった意見も多く寄せられました。

洋服を着せると雨や泥の跳ね返りを防ぐことができますし、屋根が多いルートや土の道を避けるなど散歩コースを工夫すれば、汚れを少なくすることができます。

散歩を短縮した場合は運動が足りておらず、探索欲求も解消されていないので、家に帰ってから追加で遊んであげるとよいでしょう。

また、上記の工夫以外にも下記のような工夫もオススメです。

・飼い主さんはレインコートを着用
・犬を洗ったら保湿もセットで行う

・飼い主さんはレインコートを着用

傘をさして散歩に行く方も多いかもしれませんが、雨の日は飼い主さんもレインコートを着用することをオススメします。

散歩中は両手を空けておかないと、いざというときにリードがコントロールできませんし、風で傘が煽られたり視界が遮られると危険です。

着用に時間がかかるので面倒に感じるかもしれませんが、安全に散歩をするために着用するとよいでしょう。

・犬を洗ったら保湿もセットで行う

汚れを洗って乾かしたら、セットで保湿も行いましょう。

シャンプーをした後に保湿しないと皮膚が乾燥します。

乾燥した皮膚はバリア機能が働かないため、細菌に感染しやすく花粉やダニなどのアレルゲンも皮膚に入り込みやすくなります。

お湯にとかすタイプの保湿剤やスプレータイブの保湿剤などいろいろな形状のペットの保湿剤があるので、愛犬にあっていて飼い主さんが使いやすいものを選んで保湿してあげましょう。

雨の日に散歩に行かない場合の注意点

先ほど雨の日でもできれば散歩に行ってほしいとお話しましたが、天気や愛犬の状態によってどうしても散歩に行けない場合があります。

では、散歩に行けない場合はどんなことに注意して過ごせばよいのでしょうか。

散歩のかわりに飼い主さんが行っている工夫をたずねたところ、下記のような結果が寄せられました。

▼雨で散歩に行けないときに工夫していることは?

結果を見てみると「いつもより多く遊ぶ」「ベランダやバルコニーで自由にさせる」といった意見が多く寄せられました。

少しでもストレスを解消してほしいと飼い主さんが工夫をしていることが伺えます、

では、どういった遊びを取り入れれば犬の満足度を上げることができるでしょうか。

オススメは「ノーズワーク」と「知育のおもちゃ」です。

▼オススメの遊び方「ノーズワーク・知育のおもちゃ」

よく犬は散歩中に匂いを嗅いでいますが、自分の縄張りを通った他の動物の情報を収集するためだと言われています。

この匂いかぎはストレス解消になるだけでなく、情報を分析するために集中力や頭も使います。

そのためノーズワークや知育のおもちゃを遊びに取り入れると、適度に犬を疲れさせることができます。

室内で遊ぶという場合は、ぜひこの2つを取り入れてみてくださいね。

雨の日の散歩は億劫になりますが、何日も散歩に行けない日が続くとストレスから愛犬の行動も変化してきます。

他の飼い主さんが実践している散歩の工夫を取り入れながら、雨の日の散歩も楽しみたいですね。

<参考URL>

愛犬との梅雨の過ごしかた アンケート実施
>https://www.anicom-page.com/hakusho/family/pdf/20110617.pdf

SBI いきいき少短“雨の日の犬の散歩”に関するアンケート調査を実施
>https://www.i-sedai.com/pdf/PressRelease190607.pdf

雨の日のお散歩に関する調査
>https://www.ipet-ins.com/wp-content/uploads/6%E6%9C%88%E8%AA%BF%E6%9F%BB%EF%BC%9A%E9%9B%A8%E3%81%AE%E6%97%A5%E3%81%AE%E3%81%8A%E6%95%A3%E6%AD%A9.pdf

雨の日のお散歩に関する調査
>https://www.atpress.ne.jp/news/130406

<画像元>

Unsplash

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伊藤さん

伊藤さん

・倉敷芸術科学大学 生命動物科学科卒業
・(元)認定動物看護師
・一般社団法人日本小動物獣医師会 動物診療助手

やんちゃなミックス犬とおっとりトイプードルと暮らす。

大学在学中に「病気になる前の予防が一番大事」と気づき、
ペットフードやペットサプリメントの会社に就職。
「食」に関するさまざまな知識を身につける。

愛犬を亡くしたときに
「もっと色んな情報を知っておけば」と感じた後悔を
「他の飼い主さんにはさせたくない」との思いから、
ライター活動を開始。

「勉強になった・信頼・わかりやすい」を目標に情報を発信しています。
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