チェックリストで素早くポイントを確認！愛犬のための防災について考える

地震や台風が原因の災害。あまり考えたくはないことですが、万が一に備えてできるかぎり準備しておくと、やっぱり安心ではありませんか？

今回は、私たちにとって大切な家族でもある、愛犬のための防災について考えてみます。知っておいた方がよい基本的なポイントを一目で分かりやすくチェックリストにしましたので、ぜひ活用してくださいね！

準備しておきたい基本的な防災グッズ

□　健康状態やワクチン接種記録のある愛犬手帳、愛犬の写真、鑑札や迷子札

□　使い慣れたクレートやキャリーバッグ、補修用ガムテープ

□　食べ慣れた一週間分のフードや療法食、水、いつも飲んでいる薬

□　食器、リードや首輪の予備

□　トイレ用シート、うんち袋、ウェットティッシュ、ブラシ

□　体を拭くタオル5～10枚、血止め用のガーゼ、消毒液

□　防寒対策グッズ（防寒・保温シート、段ボール、毛布、服など）

3.11の震災後の調査では、ペットの不安をやわらげるのに苦労した飼い主さんが多かったようです。環境が変われば、人も動物もストレスを感じるのは同じですね。普段から使い慣れているクレートがあれば、ペットのストレスの軽減にもつながるはず。

災害時には、避難所がどんな風に設置されるのかわかりません。そんな時の防寒対策にも、ゲージよりクレートの方が役に立つでしょう。

また、被災地ではクレートを使って他のペットと一緒にトラックで移動させることがあるので、普段から慣らせておくことをおすすめします。

3.11のときにペットと一緒に避難できなかった理由に「地震のせいで（壊れた窓などから）脱走してしまった」、「ペットの不安が強く連れ出せなかった」というのがあったようです。悲しいことに、後から自分の家が立ち入り禁止区域になってしまったことに気づいた飼い主さんもいました。

迷子札やマイクロチップを付けていたワンちゃんは、迷子になっても家族と再会できるケースが多かったそうです。愛犬と一緒に撮った写真も良いそうですよ。自分の愛犬と証明できる物は、忘れずに携帯しましょう。

そして、つらい思いをしないためにも、させないためにも、避難するときは必ず愛犬も一緒に連れて行ってくださいね！

□　犬用ハウスを安全な場所に置く（窓ガラスやブロック、高い家具の周りは避ける）

□　家具転倒防止器具を付ける、窓にフィルムを貼る

□　協力しあえる仲間作りと連絡先の確保

地震の死亡原因または負傷原因で多いのは、ガラスの破損や家具・電化製品の転倒によるものです。もう一度、愛犬のハウスの置き場所を確認し、自宅でできる地震対策をしっかりしておきましょう！

災害が起きても、家が住める状態であれば、ワンコを連れて不慣れな避難所に行く必要はないのですから。

みなさんの住む地域では、ペットの災害対策をどのように行っているでしょうか？

私の住む静岡市のホームページを見ると、「避難する場合はペットと一緒に避難することが原則」ですが、「同行避難が受付できるかを自治会に確認」となっています。

もし、お住まいの自治会でペットとの同行避難ができる所がない場合は、飼い主同士で声をかけあって要請してみるのもひとつの方法かもしれません。

また、犬のお散歩をするときに近所の人たちと愛犬話をしていると、普段どんなことに気をつかっているかなどがわかってきますよね。どんなにワンコを大事にしているかも伝わってきます！そんな時に防災対策の話をしたり、協力し合える意識作りができるといいですね。

いかがでしたか？今は子どもの数よりペットの数が多いと言われている時代です。被災者の心のケアを考えた場合、ペットと同行可能な避難所も設置することは必要不可欠な気がします。しかし何よりも、各自での防災対策が大切ですよね！

環境省でも各自治体でも、ペットと災害対策についての手引きが出ています。以下のサイトや本からは、ここではカバーしきれなかった情報が手に入りますよ。参考になりますので、ぜひ見てみてくださいね！

＜参考サイト＞

ペット動物の災害対策パンフレット（環境省）：http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2309a.html

Tokimeki.D

トキメキ.Ｄ

愛犬カーミーと幸せに暮らしています。
カーミーは子どもであり、妹であり、友達であり、聖母様です♡

好きなこと：手作り
好きなことば：生きとし生けるものが幸せでありますように