ワンちゃんだって車酔いをします。私の周りで成犬になっても車酔いするワンちゃんも少なくありません。電車なら大丈夫なのに車だとパニックになってしまうなど色々とあるようです。
でも原因を少しでも理解すると、より適切な対策が出来ると思います。ワンちゃんの車酔いには大きく3つの原因があるとされています。原因と対策方法を一緒にご説明いたしましょう。
子犬の車酔いの原因と対策
人間の赤ちゃんと同じで三半規管に過剰な刺激を受ける事で車酔いします。
以下のようなバランス感覚や三半規管の訓練をする事で愛犬の負担を減らす事が出来ます。簡単ですのでトレーニングを取り入れてみてください。
・愛犬を仰向けにし自力で立ち上がらせる
・ロープで引っ張り合いしながら優しく回転させる
・安全な場所でうす暗くして歩かせる
など。
また子犬の頃は食事の回数が多く、食べ物が胃に残っていると嘔吐の原因になります。実はペットフードは消化が悪いので6時間以上かかる事も。なるべく移動する6時間以上前に食事を済ませましょう。
その他には、子犬の時期はなるべくトラウマにならないように、広めなクレートや、写真の様なドライブボックスの中でリードにつなぎ自由に出来るようにさせましょう。景色が見えるようにしてあげるのも効果的です。
我が家はまだワクチン接種のタイミングで散歩が出来ない子犬の時、玄関から抱っこして車に乗せて駐車したまま車内で遊ばせていました。
子犬の時は車が走っている間は大丈夫でも渋滞などでブレーキを踏む回数が増えると車酔いする事もありました。もし車に乗せて慣れさせる場合は安全な場所でブレーキにも慣れさせると良いかもしれません。
成犬の車酔いの原因と対策
成犬になってもなかなか車移動に慣れないようなら、考えられるのはトラウマです。いろんな原因があると思いますが、特にペットショップ出身のワンちゃんにトラウマが多くみられるようです。その理由として、生後まもなく母親から引き裂かれ、小さな段ボール箱に入れられトラックで配送されるので、エンジン音や狭く暗い場所によってトラウマへ。
その場合、車は「楽しい場所」と改めて教えてあげる、もしくはこれから「楽しい場所に行く」事を時間かけてトレーニングするとよいです。
また飼い主との服従関係がきちんとする事によって車酔いをしなくなるという報告もあります。どこでも「飼い主と一緒なら安心!」という効果もあるようです。
どうしても車酔いをする原因と対策
やはり私達と一緒で生まれもって車酔いしやすいワンちゃんもいます。どうしても車に慣れない場合は獣医師に相談し、薬を処方してもらいましょう。お薬を飲ませるのは危険なイメージがあるかもしれませんが、私の周りで他県へ遠征するドッグスポーツの世界では珍しく無いです。米国食品医薬品局の承認を受けた犬用「セレニア」という車酔い止め薬は安全面としても海外でも評価されています。動物病院での診察の上、ここぞという時に薬を飲ませてもこまめに休憩をとる様にし、なるべく愛犬の負担を無くすようにしましょう。
いかがでしたでしょうか?
個体差があり、車酔いを克服するのに時間がかかる場合もありますが、諦めずに対策を試みる価値はあると思います。愛犬とのお出かけはとても楽しく、初めて見る光景などでワンちゃんも喜ぶはずです。是非たくさんの思い出を作って下さい。
外遊びが大好きな我が家ならではの旅行ネタからインドア派愛犬家向けお役立ち情報を皆さんにお届けします。
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