もし愛犬がある日突然、迷子になってしまったら…。焦ってしまいどうしたらよいのかわからない、という飼い主さんも多いのではないでしょうか?もちろん、脱走や迷子になることのないように努めることが一番大事です。しかし万が一愛犬が迷子になってしまった時、素早く正しい行動が取れるように、日頃から少しでもどうすべきかを考えておくことをおすすめします。
今回は、愛犬が迷子になった時にまず最初に取るべき行動と見つかりやすい探し方について、実際に見つかった時の事例をもとにご紹介します。
愛犬が迷子になったら最初の行動はこれ!王道の探し方
最初に、愛犬が迷子になってしまった時はまずはこの行動!という王道の探し方をお伝えします。
①愛犬がいなくなったらまずはすぐに周辺を探す
愛犬がいなくなってしまった!もしくは走って逃げてしまった!という時は、とにかくすぐに周辺を探しましょう。飼い主さんがどうしてもすぐに探せないときは、お友達や家族にお願いしてでも、探してもらうことをおすすめします。
まだいなくなってほとんど時間が経っていないのであれば、家の近くをウロウロしている可能性は非常に高いです。
徒歩や車で名前を呼びながら、30分~1時間程度はくまなく探してみましょう。
②愛犬が見つからない場合は交番や保健所、動物愛護センターに連絡する
30分~1時間程度探しても見つけられなかった場合は、近所の交番と保健所、動物愛護センターのある地域は愛護センターへ連絡をしておきます。犬がいなくなった日時・犬種・年齢・性別・特徴などを伝え、出来れば愛犬の姿や顔が良くわかる写真を持って行きましょう。
③ポスターを作って近所のコンビニやスーパー、動物病院などに貼ってもらう
警察や愛護センターへの連絡が済んだら、周辺地域での捜索を続けながら、ポスターを作ることをおすすめします。ポスターを作る際は、「探しています!」や「迷子犬!目撃情報求む」のようなわかりやすい題名を大きく目立つ色で書きます。写真は必ず付けましょう。写真も出来るだけ大きく、わんちゃんの全身が写っているものが望ましいです。
警察や愛護センターへの届け出と同様、いなくなった日時や場所などは詳細に書いておきましょう。目撃情報がもらえるように連絡先を書くこともお忘れなく。
④SNSでの迷子犬の拡散
最近はSNSから迷子犬の有力な情報が見つかることも増えているようです。インスタグラムやツイッターなどで、「#迷子犬」や「#拡散希望」などのハッシュタグを付け、愛犬の写真とともに投稿をしてみてください。ハッシュタグに地域名を付けるのもおすすめです。
また有力な目撃情報を得るために、迷子になった地域は出来るだけ詳細に記入するようにしましょう。
SNSでの拡散とポスターの作成の両方に共通することとして、もし似た犬を見かけた場合、どのようにしてほしいのかを書いておくことも大切です。人懐っこいわんちゃんなのであれば、そのまま保護してもらうことも可能ですが、人見知りのわんちゃんであれば、人が近づくことでかえって走って逃げてしまうことも考えられます。
迷子の愛犬が人見知りの性格なのであれば、「人見知りなので、触ろうとせずにすぐにその場で連絡してもらえるとありがたい」という趣旨の文章を書いておくと良いのではないでしょうか。
実際に迷子犬が見つかった事例を参考にした見つかりやすい探し方
次に、筆者が今まで見聞きしてきた、迷子になったわんちゃんが見つかった状況から、迷子犬が見つかりやすいと思われる探し方をご紹介します。
近所の人や友人にも声をかけて一緒に探してもらったり、目撃情報を集めたりしてもらう
とにかく近所を入念に探したり、早い段階で目撃情報を得たりすることが大事です。出来れば近所の人や友人にも、すぐに愛犬がいなくなったことを知らせて一緒に探してもらったり、外出時に気にかけてもらったりするようにしましょう。
今まで見聞きしてきた迷子犬の発見時、自宅から遠いところで見つかったわんちゃんは一頭もいませんでした。イメージとしては同じ中学校校区内くらいの範囲です。このことから、少しでも手分けをして近所を入念に探すことが大事だと考えます。
ちなみに発見された迷子犬の種類は、小型犬~中型犬までのわんちゃんです。大型犬となるとこの限りではなく、多少自宅から離れた場所まで行ってしまうこともあるかもしれません。
近所を良く散歩している人や、周辺を良く出歩いている学生などに聞き込みをしてみる
ちょっと勇気のいることかもしれませんが、知らない人であっても近所で良く散歩をしている人や、近くの学校に通っている学生などに、犬を見なかったかと直接聞いてみるのもおすすめです。
学生は徒歩や自転車で周辺を通学しているので、見かけている場合があります。実際に筆者の知り合いのわんちゃんは、学生に犬を見なかったかと聞いて、その目撃情報から見つかったことがあります。
実際に見つかった事例が意外と多い!近所のコンビニでの目撃情報や保護情報
意外と多いのが、家の周辺のコンビニで目撃されていたり、保護されていたりする事例です。人が好きなわんちゃんや人を怖がるタイプのわんちゃんでなければ、人の気配がある所に行っている可能性があるため、コンビニでの目撃情報が多いのではないかと筆者は考えています。筆者の知っているだけで、コンビニでの保護や目撃情報で見つかった迷子犬は3頭います。
周辺を探してもなかなか見つからない場合は、コンビニに立ち寄っていないか店員さんに聞いてみることをおすすめします。
迷子札があればより見つかる可能性が高くなるかも!
迷子犬に関してひとつ気になるのが、筆者のトリミングサロンに来るお客さんの中に、どこから来たかわからない迷子犬をそのまま飼っている人がいること。
わんちゃんにしてみれば、大切に飼ってもらっているので幸せなのかもしれませんが、飼い主さんとしては、やはり帰ってきてほしいですよね。誰かに保護された時、目に見える位置に飼い主さんの連絡先が書かれていれば、わざとその連絡先に連絡しない、という人は少ないでしょうから、帰ってくる可能性はグッと高くなると思います。
迷子札も良いのですが、万が一取れてしまっては困るので、首輪に直接刺繍が出来るタイプのものもおすすめです。
以上、愛犬が迷子になってしまった時の探し方をお伝えしました。
まずは日頃から愛犬が迷子にならないように、また脱走をすることのないように、リードをしっかり付けることや、ドアの開閉時に犬が飛び出さないよう注意することなど、しっかりと気を付けておきましょう。
それでも運悪く迷子になってしまったら、その時出来るかぎりのことをして探してあげてください。その際はぜひこの記事に書かれていることを参考にしてもらえれば幸いです。
実家でチワワ4匹、ミニチュアダックスフンド1匹、チワックス1匹を飼っています。
過去には最高8匹の多頭飼い経験も!
最近はわんことのお出掛けにハマっています。
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