愛犬のお世話、事務的になっていない？一度に10分でいいから真剣に向き合う時間を！

仕事や家事の他に、愛犬の散歩に行き食事を与えお手入れをして・・・慌ただしい毎日の中で「少し休憩！」と腰を下ろした時、じっとこちらを見つめる愛犬の熱い視線に気づくことはありませんか？

ようやくテレビを見られると思ったのにー！　でも、愛犬はずっとずっとあなたを待っていたのです。そんな気持ちに応えるべく、忙しい1日にほんの少しだけでいいので、真剣に愛犬と向き合ってみませんか？

慌ただしい日々、愛犬の気持ちは・・・

フルタイムで仕事をして、家族や家のこともして、毎日忙しくしている飼い主さんもたくさんいらっしゃるのではないでしょうか？

我が家の人間は夫婦2人だけなので、お子さんのいる家庭よりはだいぶ楽だと思うのですが、それでも仕事のある日は時間と体力の限界を感じることがたびたびあります。無理をすればどうにでもなるのでしょうが、1日の内少しだけでもリラックスする時間はほしいですよね。

愛犬のお世話はもちろんしていますが、「やらなければならないこと」だけ済ませたら、テレビやスマートフォンを見たり、早く布団に入ったりしたいではないですか・・・。

しかし、日々のノルマが終わって一息ついた瞬間、それまで気配を消していた愛犬がすかさずやってくる！　同じように椅子に座っていても仕事中は決して邪魔をしないというのに、本当に良く観察しているなと感心してしまいます。同時に、仕事や家事をしている時は、かまってほしくても文句も言わずにただ待ってくれているのだと、愛犬の健気な心に感動するのでした。

休憩時間をほんの少し愛犬のために使ってみよう！

その日のやらなければならないことがすべて終わり、寝るまでにまだ時間があったとしても、1日中フル回転していた頭を休めるには、ぼんやりと過ごす時間も必要です。しかし、ずっとずっと待っていた愛犬の熱視線に負けて相手をすれば、さっきまで「もう寝たい・・・」と思っていたことなど忘れるくらい楽しい！　それは、愛犬が本当にうれしそうに満足そうにしてくれるからに他なりません。

この時、テレビやスマートフォンの片手間で愛犬の相手をすると意味がありません。ロープで引っぱりっこをしたり、クリッカートレーニングをしたり、指先に神経を集中しながらじっくりと撫でたり、とにかく真剣に愛犬と向き合うのがポイント！　そうすることで、10分程度の短い時間で愛犬は満足してくれるのです。たった10分で大切な愛犬の心を満たしてあげられ、自分自身も「楽しかった！」と思えるものなのですね。

愛犬にとっては飼い主がすべて！

私たち人間には、仕事も家庭もあれば、買い物や友人との付き合い、本やテレビやインターネットなどの娯楽もあります。でも、わんちゃんにとっては飼い主さんの存在がすべてで、他の何よりも大切なもの。飼い主さんが慌ただしく動き回っている間、一緒に過ごせる時間を今か今かと待ちわびているのです。

ようやくかまってもらえる時間が来た時、飼い主さんが他のことに気を取られてわんちゃんとの遊びに集中していなければ、わんちゃんはきっとさびしいつまらない気持ちになると思いませんか？　不満を抱えたわんちゃんは、いつまでもかまってほしがることでしょう。結果的に、飼い主さんは長時間相手をしなければならなくなるのですから、本末転倒ですね。

どんなに忙しくても疲れていても、一度に10分でもいいので目の前の愛犬に集中して遊んだり撫でたりする時間を持つようにしましょう。1日の内、お散歩とは別に何回かそんな時間を設けるだけで、愛犬はきっと満足してくれるはず。そして飼い主さんにとっても、かけがえのない愛犬の楽しそうな笑顔や暖かなぬくもりと触れ合う時間を意識して持つことは、日々の慌ただしさを忘れてリラックスできる大切なひと時となることでしょう。

「最近バタバタしているな・・・」と感じる時ほど、愛犬と真剣に向き合う時間を作ってみませんか？