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わんちゃんの健康のためには首輪よりハーネスを!それぞれのメリットとデメリットについて考えてみよう

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お散歩やお出かけ先で出会うわんちゃん、以前よりもハーネスを着用している子が増えたように感じます。近頃テレビやインターネットなどで、わんちゃんの首への負担を懸念する声があがっているためかもしれませんね。

私もずっと首輪派だったのですが、今ではハーネスを使うことがほとんどです。首輪にも多くのメリットがありますが、愛犬の健康という観点からハーネス利用について考えてみましょう!

あなたは首輪派?ハーネス派? それぞれのメリットとは

首輪のメリットでもっとも大きいものは「すぐ装着できる」という点でしょう。前脚を通したり何ヵ所かバックルを留めたりしなければならないハーネスに比べて、急いでいる時には首輪が便利ですよね。災害時を想定して、玄関先や車内に首輪とリードのセットを常備しておくことは必要だと思います。

また、わんちゃんに首輪をつけっぱなしにしておいて迷子札をつけているという飼い主さんも少なくありません。私は室内では愛犬から首輪を外しますが、代わりに名札のついたネックレスをつけるようにしています。

一方、ハーネスの良いところは、まず「わんちゃんの首への負担が少ない」という点です。種類にもよりますが、ほとんどのハーネスがわんちゃんの首を圧迫しないつくりになっているため、力がかかっても安心です。

首が締め付けられることで気管や神経などに負荷がかかり、呼吸や眼圧に悪影響を及ぼす恐れがあるという研究もありますので、わんちゃんの体を思うならハーネスが安心ですね。また、首輪に比べてすっぽ抜けることが少ないというメリットもあります。

▲普段はおとなしくても、興奮すると引っぱってしまうことも!

近年、テレビやインターネットなどでも首輪がわんちゃんの体に与える負担について取り上げることが増えたためか、ハーネスをつけたわんちゃんを以前よりもよく見かけるようになりました。特にお散歩中ずっとリードを引っぱって歩く子や、普段はリードをたるませて歩いていても何かのきっかけで急に引っぱることがあるわんちゃんにとっては、ハーネスを使う方が安心かもしれませんね。

ドッグトレーニングでの首輪使用について、見直しを!

ドッグトレーニングの観点から考えるとハーネスより首輪の方がずっとコントロールがしやすいのは事実です。首輪にショックをかけて行うトレーニング手法の場合、ハーネスではほとんど効果がありません。しかしそういったトレーニング方法がわんちゃんの健康に良くない影響を与えることが分かってきた現在、最新の情報と技術、そして本当にわんちゃんと飼い主さんの幸せを願う気持ちを持ったドッグトレーナーは、別の手法でトレーニングをおこなうようになってきました。

私がドッグトレーニングにたずさわっていたのは20年ほど前のことですが、当時はまだ首輪を使ってのコントロールが主流でした。わんちゃんの状態によっては鎖状のチョークチェーンやトゲのついたスパイクチェーンを使うこともありました。しかし、こういったタイプのトレーニング用首輪は、わんちゃんの体に負担なく使いこなすことがとても難しいのです。慣れていても力加減を間違えると危険なので、わんちゃんの安全を思えば一般の飼い主さんは使わない方が無難でしょう。

リードショックでのドッグトレーニングは確かに即効性があります。わんちゃんにキレのある動きをさせることも可能です。しかしトレーニングの本来の目的は、愛犬と心地よい関係性を築くことや、日常生活で問題が起こらないようにすることですよね。それならハーネスを使ってでも十分可能です。ドッグトレーナーを選ぶ時には、そういった点にも注意すると良いかもしれませんね。

わんちゃんの体にやさしいハーネス選び!そのポイントとは?

わんちゃんの体への負担を軽減するためのハーネス、どのようなものが良いのでしょうか? 実に様々なタイプのハーネスが市販されていますし、わんちゃんの体形や引っぱりの強さによっても選び方は異なってくるので、一概にこれがベスト!とは言えませんが、基本となる選び方について考えてみましょう。

クッション性のあるもの

ハーネスを装着した状態でわんちゃんがリードを引っぱった時、力が加わるのは肩と胸の部分です。ここにパッドがついていると、わんちゃんの体への負担が軽減されます。紐やベルト状のハーネスより、クッション性の高いベスト型の方が安心ですね。

脇が擦れないもの

わんちゃんの脇の下を通すタイプのハーネスは、その位置に注意! 腕の付け根にハーネスの紐やベルトが当たり続けると、脇の下の皮膚が薄い部分が擦れて炎症を起こしてしまう恐れがあります。装着した時に、脇の下ではなく胴体部分にサイドの紐がくるハーネスを選びましょう。

暑すぎないもの

ベスト型ハーネスは体を覆う面積が大きいため、わんちゃんによっては夏場暑すぎる可能性もあります。気温の高い季節には、胴体すべてを覆うタイプではなく、肩や胸元にだけパッドのついたものが暑がりのわんちゃんには良いと思います。

お散歩のたびにわんちゃんの首に負担がかかるとしたら、心配ですよね。時々でも強く引っぱってしまう・・・というわんちゃんであればなおのこと、体にやさしいハーネスを検討してみませんか?

<参考文献>

HBM製小型ロードセルを活用したハートプリー大学の研究が、散歩時のストレスから犬を解放する
>https://www.hbm.com/jp/7924/tests-of-forces-acting-on-collars-and-harnesses-for-dogs/

わんちゃんの健康のためには首輪よりハーネスを!それぞれのメリットとデメリットについて考えてみよう
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