お勤めに出ながらわんちゃんを育てている飼い主さん、両立するのが大変だと感じることはありませんか? 私もずっと会社勤めをしながら愛犬を育てていますが、「時間と体力がもっとあればいいのに!」とよく思います。
それでも長年両立してこられたのは、周囲の理解と、それを獲得するためにちょっとした工夫をしているおかげだと感じています。愛犬との暮らしとお仕事、無理なく両立させるにはどうしたら良いのか考えてみませんか?
わんちゃんのお世話とお仕事の両立は、毎日バタバタ!
わんちゃんと暮らす方には、一人暮らしで会社勤めされている方や、同居家族がいても全員が仕事や学校に行くという方が少なくありません。限られた時間の中で愛犬の食事やお散歩やお手入れをして、家のこともしていると、あっという間に一日が終わってしまいますよね。
また、愛犬が体調不良の時に休みを取ることが難しいというお悩みを持つ方もいらっしゃるかもしれません。バタバタな日々を送っていると、愛犬のちょっとした変化に気づくのが遅れてしまうことや、心に余裕が持てずに愛犬や家族に対して優しくなれないことも・・・。
家族全員で均等に分担してお世話をしていれば負担も少ないかもしれませんが、多くの場合、メインで愛犬のお世話を担っているという人がいるのではないでしょうか?
お仕事をしながら犬育てで困ること、その実態とは?
ご存知の通り、わんちゃんを育てるということは簡単なことではありません。毎日の食事の準備、お散歩、運動、遊びの相手、ブラッシングや歯みがき、爪切りやシャンプーなどの日常的なお世話に加え、トレーニングやドッグスポーツで知的欲求を満たしたり、お出かけや旅行でわくわくする体験をさせてあげたりすることも、わんちゃんの暮らしを豊かにするためには必要です。
一日の内、移動時間含め10~12時間もの間をお仕事に割いているとしたら、わんちゃんの丁寧なお世話をすることはとても大変になります。私は会社にいる間愛犬を近所の実家に預けて朝夕のお散歩をお願いしているので、すべてご自分で対応されている方よりずっと楽をさせてもらっていますが、それでも「もっと時間があればあれもこれもできるのに!」と感じることがしばしばあります。
お仕事がお忙しい方は、同様にご家族を頼るかドッグシッターさんや犬の保育園などにお願いすることがあるかと思いますが、それでも帰宅後にはやるべきことが山ほどありますよね。
わんちゃんと暮らしながらお仕事をする上でもうひとつ気がかりなのが、緊急時の対応ではないでしょうか。愛犬の急な体調不良や看護・介護が必要になった時、会社勤めをしていたらいつでも仕事の調整ができるとは限りません。
休みを取る際も、「愛犬が体調を崩したので」と正直に職場に伝えることを避け、ご自分や人間のご家族を理由にすることもあるのではないでしょうか。自分にとっては愛犬が何より大切にすべき存在であっても、現在の日本社会ではなかなか理解してもらえないのが実情です。
職場環境に恵まれ、たいていの場合は愛犬を優先する私でも、軽く調子を崩した愛犬を両親に預けてやむを得ず出勤し、心配と申し訳なさに心を痛めたこともあります。社会人である以上、どこかで線引きをすることも求められるのですよね。
犬育てとお仕事、上手に両立させるポイント!
私は15年以上、会社勤めをしながら最大限愛犬中心の暮らしをしてきています。その中ではもちろん、犬育てと仕事とのバランスに悩むこともありましたが、わりと上手に両立させられているのには、大きく3つのポイントがあると考えています。
1.職場で良好な信頼関係を築く!
職場の同僚や上司と良好な人間関係を築けていれば、多少の融通がききます。そのためには、自分の仕事を納期通りにこなすことはもちろん、周囲が困っている時には率先して手助けをするのも大切! また、周囲から「〇〇さんはしっかり仕事をする人」という印象を持ってもらうために、職場で与えられていること以上の成果を出すことも効果的です。
2.お世話もお仕事も効率良く!
ひとつのことに時間をかけすぎていては、愛犬のお世話とお仕事との両立は難しくなります。普段何気なくやっていることでも、「無駄な作業はないかな?」「もっと楽にする方法はないかな?」という意識を持つことで、効率化を図ることができるはず! 時間短縮ができれば体力の温存にもつながり、愛犬とさらにしっかりと向き合うことができるようになります。
3.「愛犬が生きがい」アピールをする!
職場の仲間に、自分にとって愛犬がいかに大切な存在であるか知ってもらうことも重要です。「ペット」となると理解してもらえないかもしれないと消極的になってしまう人もいますが、何かを生きがいに感じられることは素晴らしいことです。仕事をきっちりとして、人間関係を築けていれば、周囲にも受け入れてもらえるはず!
多様性受容がうたわれるようになった現在、相手の大切にしたいものをお互いに認め合うことも必要だと思います。自分の責任をきちんと果たした上で、堂々と愛犬中心の暮らしをしていきたいですね!
長年犬と旅をしてきたノウハウが誰かのお役に立てればうれしく思います。
最新記事 by 希 (全て見る)
- わんちゃんと遊びに行くなら人が少ない早朝がねらいめ!愛犬と「朝活」してみませんか? - 2022年12月6日
- 愛犬と車山高原ハイキング!日本アルプス360度パノラマ大絶景の旅<長野県諏訪市・茅野市> - 2022年12月4日
- 愛犬と一緒に紅葉を楽しもう!標高1,542メートルの小高い丘「美し森(うつくしもり)」ハイキング<山梨県・北杜市> - 2022年11月6日
- 想像以上の満足感!森の散歩道やカフェ、キャンプ場・・・愛犬と1日楽しめる「信州大芝高原」<長野県上伊那郡南箕輪村> - 2022年11月4日
- 友好的すぎるのも考えもの!?本当の意味での「犬の社会化」とは。 - 2022年9月30日