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できるだけ自分でやってみよう!自宅で愛犬のお手入れ~メリットやデメリットについて~

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 愛犬のシャンプーや爪切りなどのお手入れ、どうしていますか?

「上手にできるか心配」「時間がない」といった理由がある方はもちろん、なんとなくトリミングサロンや動物病院にお任せするものと思っている飼い主さんも少なくないかもしれませんね。

愛犬のお手入れを自宅ですることには数多くのメリットがあります。やってみれば意外といろんなことが自分でできることに気づくかもしれませんよ!

愛犬のお手入れ、どうしてる?プロに頼む理由とは?

 シャンプーや爪切り、毛のカットや肛門腺絞りなど、わんちゃんと暮らす上で必要なお手入れはたくさんありますよね。犬種や体質によっても異なりますが、少なくともシャンプーと爪切りはすべての家庭犬に必要であり、その頻度も2週間から1ヶ月に一度など、結構高いものです。

とある調べによると、愛犬のお手入れにトリミングサロンを利用している飼い主さんは、全体で62%、小型犬の場合約70%にも達するということです。

 トリミングサロンや動物病院など、プロにお願いすれば、爪切りやシャンプーが苦手なわんちゃんであっても比較的スムーズにケアをしてもらえます。仕上がりも綺麗だし、多くのわんちゃんを扱っていて慣れているため安心感もありますよね。

それに、特にシャンプーや毛のカットとなれば、自宅でするのは大変という場合もあるでしょう。飼い主さんの体調によっては、自宅でのケアができないということもあります。

 わんちゃんがおとなしく協力的な子であれば、自分でお手入れをすることも可能です。プロにお願いするよりもずっと経済的ですし、あまり知らない人に、慣れない場所でケアをされるよりもわんちゃんの安心感が大きいと思います。

もちろん、飼い主さんが自分でお手入れをすることにあまりにも不安を感じてしまうようであれば、そのストレスはきっとわんちゃんに伝わりますので、むしろプロにお任せした方が良いかもしれませんね。

愛犬のお手入れ、自分でするメリットとデメリット

わんちゃんのお手入れを飼い主さんみずから行う主なメリットとデメリットについて、詳しく見ていきましょう!

まずはメリットです。

メリット① わんちゃんと飼い主さんの安心感

 爪切りを苦手とするわんちゃんは多いですし、シャンプーや毛のカットなどでは普段あまり触られない体の部位を触られたり、慣れない姿勢を取らされたりすることになりますよね。慣れない場所で、慣れない人に、慣れないことをされるのを喜ぶわんちゃんはあまりいません。

通い慣れたトリミングサロンで、仲良しのトリマーさんにお願いするのであれば平気かもしれませんが、特に愛犬が怖がりの場合に初めてのトリミングサロンを利用するのであれば、いきなり預けてしまうのではなく、段階的に慣らしてあげる配慮が必要だと思います。

 また、よく知らないトリミングサロンだと、飼い主さん側にも多少なりとも不安を感じるのではないでしょうか? いくらプロとはいえ見知らぬ人に大切な愛犬を任せるというのは、心配性の私は躊躇してしまいます。トリマーさんの技術はもちろん、人柄やわんちゃんへの接し方などをよく知った上でお願いしたいですね。

 自宅での飼い主さんによるお世話であれば、上記の心配はいりません。わんちゃんにとっても飼い主さんにとっても、精神的にもっとも安心といえるでしょう。

メリット② 経済的!

 トリミングサロンでシャンプーやカットをしてもらうと、小型の短毛種でも数千円しますし、大型犬なら1万円以上かかることも!

長毛の大型犬であるゴールデン・レトリーバーを自分でシャンプーする大変さを味わっている私には納得の価格設定ではありますが、月に1、2度利用するのはためらってしまいます。自宅でできるのなら、その分のお金を愛犬の食事やトレーニングなど別のことに費やせると考えてしまうのです。

費用を抑えられることで気軽にシャンプーができるので、結果的にお手入れの頻度を上げることができますよね。

メリット③ 愛犬の体チェックが可能

 自宅でお手入れをすることの最大のメリットは、わんちゃんの体を隅々までチェックすることができるという点でしょう。

シャンプーをしながら指先で愛犬の皮膚を直接触り、しこりができていないか確認できます。ドライヤーをかけている最中に、以前はなかったはずのホクロを発見することもあります。1~2週間に一度、爪切りや指の間の毛切りをしていれば、指間炎の初期症状に気づけます。

特に体の大きなわんちゃんであれば、全身の皮膚の状態を毎日くまなく確認することは現実的ではありません。私は普段からかなり頻繁にしつこく愛犬を触る方ではありますが、それでもシャンプーやドライ時に異変を見つけることがたびたびあります。

続いて、わんちゃんを自分でお手入れする際のデメリットについてです。

デメリット① 大変!

 自宅で自分で何もかもすることは本当に大変だと思います。ただシャンプー&ドライをする、というだけでも大変なのに、トリミンググッズを揃えたり、お風呂場の準備をしたり、掃除や洗濯をしたり・・・毎回汗だくになって腰を痛めながらの作業になりますよね。

自宅で大型長毛犬をシャンプーする工夫については別の記事※にもまとめていますが、いまだに「もっと楽な方法はないかな?」という考えが頭をよぎります。そのすべてから解放してくれるトリミングサロンの存在は、やはり魅力的と言えるでしょう。

※あわせて読みたいオススメ記事

■大型犬も自宅でシャンプーしよう!便利グッズと時短アイディアのご紹介
> https://www.inutome.jp/c/column_8-64-35048.html

▲自分でお手入れするには、モノも時間も体力も必要!

デメリット② 慣れないと危険も!

 わんちゃんのお手入れには、それなりの危険がつきもの。爪を切りすぎて出血させてしまったり、シャンプーの洗い残しがあったり、乾燥が不完全で皮膚炎になったり・・・自分でやろうと思うと、慣れるまではいくつか失敗してしまうこともあるでしょう。

また、慎重になりすぎて長時間にわたって拘束することも、わんちゃんには負担となってしまいます。最初の内は、トリマーさんや獣医さんなどにやり方を教わっておくのも良いかもしれませんね。

自分でできることとプロにお任せすることを見極めよう!

 わんちゃんを自分でお手入れすることに大きなメリットがあるからといって、何もかも飼い主さんがするべき!と言いたいわけではありません。何度やってみても、誰かに教わっても、どうしても苦手、できないということもあります。

私は、愛犬の肛門腺絞りだけはどうしてもできなくて、毎回獣医さんにお願いしています。我が愛犬の肛門腺はとても絞りにくい位置にあり、私がやろうとすると痛いようなのです(獣医さんも苦労されています)。爪切りはちょっと怖いけど自分でやっています。愛犬も苦手なので、他人にされるよりはまだ私がやった方が怖がらないだろうと思うからです。その他のお手入れも、愛犬の様子を見つつ試行錯誤しながら自分でやるようにしています。

▲愛犬も私もちょっと苦手な爪切り。それでもがんばって自宅でやります。

 大切な愛犬のお手入れ、勉強したり練習したりして自分でできるようになれば、たくさんのメリットがあります。もしもご自身の体調面で問題がなく、なんとなくプロにお任せしていることがあるなら、挑戦してみてはいかがでしょうか?