愛犬を寒さから守ってくれて、見た目も可愛い犬の洋服。愛犬が嫌がることがなければ、好んで着せている飼い主さんも多いのではないでしょうか？
今回はお洋服にまつわる意外なトラブルのお話です。
犬に洋服を着せるのは何のため？
犬に洋服を着せる理由はさまざまです。防寒や熱中症対策、抜け毛予防、皮膚の保護、おしゃれのためなどですね。
正しく使えば、わんちゃんにとっても飼い主さんにとってもメリットのある犬の洋服。
しかし、同じ服を着せたままにしたり、サイズの合っていない服を着せ続けたりすることで、思わぬトラブルが起きてしまうことがあるのです。
犬に洋服を着せたままにすることで起きるトラブルとは⁈
犬に洋服を着せたままにすることで起こるトラブルとは、ずばり「皮膚トラブル」です。
洋服を着せる時間が長過ぎたり、サイズが小さ過ぎて肌にぴったりくっつき過ぎたりすることで、毛と皮膚の間の通気性が悪くなります。そうすると、犬の皮膚には負担がかかり、皮膚に赤みが出たり、フケが出たりして、犬自身がかゆみを感じるなどのトラブルが起こってしまいます。
そして、皮膚に炎症が起こっていることに気がつかず洋服を着せ続けてしまうことで、さらにその皮膚トラブルを悪化させてしまうのです。
犬に洋服を着せているときは愛犬が痒がっていないか、脱がせた後に赤みやフケが出ていないか、しっかり確認するようにしましょう。
また、洋服の素材によって皮膚がかぶれるわんちゃんもいますので、注意が必要です。
犬の皮膚に負担をかけないために
犬に洋服を着せる際、犬の皮膚に負担をかけないようにするためには、以下のことに注意しましょう！
・ずっと洋服を着せたままにせず、着ていない時間を作る
・おうちの中で長時間着る服は、小さ過ぎないゆとりのあるサイズを選ぶ
・肌の弱い子には、綿100%など肌に優しい素材の服を選ぶ
・長時間着た服は、1〜2日に一回お洗濯して違う服に変える
寒い冬はつい1日中洋服を着せたままにしてしまいがちですが、それはあまりお勧めできません。
冬であっても、日向が暖かい時間帯や、家族と一緒にこたつに入る時間や暖をとる時間帯がありますよね。
そんな時は愛犬の洋服は脱がせてあげるようにしましょう。
▲暖かい家に住んでいるのであれば、洋服を着るのは外に出るときだけというのもOK
一番寒いのは寝る時間帯の夜から朝にかけて、というお家が多いかと思いますので、その時間帯だけ「寝巻きとしてお洋服を着せる」というのもおすすめです。お散歩で外に出る際には寒いので、その時だけ洋服を着せるのも良いですね。
また、愛犬に小さすぎる洋服を着せるのはご法度です。
小さすぎる洋服で、かつ伸びる素材の場合だとぴったりと愛犬の体に洋服がくっつき、より通気性が悪くなってしまいます。
首元や脇などが小さいと、圧迫されて赤みが出てしまうこともあります。
犬種にもよりますが、皮膚が弱い子であれば短時間でも注意が必要です。
犬の皮膚に負担がかかりにくいお洋服を選ぼう！
皮膚に負担がかかるからといっても、寒さや抜け毛対策のために洋服が必要なわんちゃんもいることでしょう。
また、犬用の洋服は可愛いものがたくさんあるので、おしゃれも楽しみたいですよね。
そのためには、愛犬の皮膚に負担がかからない洋服を選び、また負担がかからない着せ方をする必要があります。
洋服の必要がない時はこまめに脱がせる、長時間着せる洋服は綿100％のものを選ぶなど、気を付けてみてください。
また、最近は皮膚が弱い子や、皮膚の病気の保護のための洋服も用意されています。洋服による皮膚トラブルが心配な場合は、皮膚の保護用の洋服を選ぶのも良いのではないでしょうか。
愛犬が寒そうにしていると、暖かいお洋服を着せてあげたくなりますよね。
せっかくの寒さ対策が、皮膚トラブルの原因にならないように、洋服を着せる時間帯や洋服の素材に注意してみてくださいね！
実家でチワワ4匹、ミニチュアダックスフンド1匹、チワックス1匹を飼っています。
過去には最高8匹の多頭飼い経験も！
最近はわんことのお出掛けにハマっています。
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