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呼び鳴きを無視しないで!子犬の心を大切に育てよう!

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「子犬の呼び鳴きはクセになるといけないので無視しましょう」という教えが、多くのしつけ本やドッグトレーナーのアドバイスで見られます。しかし本当にそれがベストな育て方なのでしょうか?さびしくて不安でたまらない愛犬の心を無視することで、悪影響はないのでしょうか?

子犬の気持ちに寄り添いながら呼び鳴きをなくしていく方法について、実際の体験からお伝えします。

子犬がさびしくて鳴いたら

子犬がおうちに迎えられてしばらくの間は、さびしくてキュンキュン鳴いたりワンワン吠えたりすることがよくありますよね。我が家の先代愛犬が子犬の頃はとてもさびしがりやで、一瞬でも私の姿が見えなくなるとギャギャン大騒ぎ!私はトイレにもまともに行かせてもらえない状態でした。

しつけ本にもインターネットの情報にも「どんなに鳴いても無視してあきらめさせましょう」とあります。また、子犬の近くに物を投げて驚かせるといった方法を勧める人もいますよね。しかし静かになるのを待っている内に吠えすぎて吐いてしまった愛犬を見て、それらが本当に正しい対処法なのか疑問がわいてきてしまいました。

母犬や兄弟姉妹と離れて見知らぬ場所へやってきた子犬が不安やさびしさを感じるのは当然のことです。

相手が人間の赤ちゃんなら「泣くことで不安や不快な気持ちを伝えている」と考えて抱っこしたりおむつを替えたりするのに、子犬の不安からくる呼び鳴きを無視したり叱ったりする理由が分かりません。そこには子犬の心より人間の都合を優先するという気持ちが少なからずあるように感じるのです。

しつけ本などであきらめを覚えさせようとするのは、「鳴いたらそばに来てくれた」「来てくれないから吠えてやろう!」という学習をしてしまうのを防ぐためです。もちろん、いつまでもひとりで過ごすことができないままでいるのはわんちゃんにとっても良くありませんが、成長するまでの少しの間甘えさせてあげることが果たしてそれほど大きな問題になるでしょうか?

子犬の成長を待ってあげたい

先代の愛犬の呼び鳴きはそれはそれはひどいもので、ほんの一瞬、物陰に私の姿が見えなくなるだけでも大きな声で吠えてしまうありさまでした。1秒でも鳴かなければそれを延ばすこともできたかもしれませんが、そばを離れると瞬時に吠えて鳴きやまないため、「静かになったらそばに戻る」という一般的なしつけ方は通用しません。何時間でも吠え続ければあきらめもしたのでしょうが・・・先述の通り、吐くまで吠えさせるなんて私にはできませんでした。

それなら、吠える必要がない状態にしてやろう!そう考えた私は、愛犬がさびしさや不安を感じる必要がないように常に一緒にいることにしました。トイレにもお風呂にも連れて行く、郵便受けやゴミ捨てにも抱っこしていく、寝る時はクレートを私の布団の真横に置き、それでも鳴くので指を突っ込んでおく。そんな風に、一瞬たりとも愛犬から離れることなく1週間ほど過ごしたのです。

すると次第に愛犬を置いてトイレに行けるようになり、郵便物を取りに行けるようになり、ゴミ出しもダッシュでなら行けるようになり・・・ほんの少しずつ、私と離れても鳴かずにいられるようになってきたのでした。

その間、並行して待つ練習も行いました。体の半分だけ壁に隠れてすぐに戻ることから始め、3~4日かけて数秒から十数秒待てるように。そして2週間もすると、別室のクレートの中で一晩眠れるようになったのです。

それからしばらくの間は時おりキュンキュン鳴くことがあったものの、いつの間にかひとりで数時間のお留守番ができるようになり、その後も分離不安などの問題は一切ありませんでした。

▲現在の愛犬の仕業。先代の子より自立していたので油断して少し目を離したら…平気そうに見えても、子犬はやはりさびしいようです。

愛犬に心から安心してもらえるように

鳴きやむまで無視をする方法をとっても、鳴いたら物を投げて驚かせる方法をとっても、そして私のように「鳴かせない」方法をとっても、いずれひとりで過ごせるようになるのは同じでしょう。

しかしまだ小さい愛犬の心情を考えた時、できるならあきらめや我慢ではなく、納得と信頼を覚えてもらいたいと思いませんか?もちろん生活スタイルによっては毎日24時間つきっきりでいられない場合もあるかもしれません。それでも家族やペットシッターの力を借りるなど、工夫すれば子犬が不安を持たずに済む方法は必ず見つかるはず。

愛犬が少し成長するまでのほんの数週間、心からの安心を与えてあげるのはいかがでしょうか?

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