雨の日のお散歩に大活躍のワンコのレインウェア。様々なタイプがありますが、みなさんはどんなことを基準に選んでいますか?
愛犬の体の大きさや毛の長さなど、帰宅後のお手入れのしやすさによっても選ぶウェアは変わってくるかと思います。
我が家のゴールデン・レトリーバーは、ご存知の通り毛の長い大型犬。雨や汚れを防ぎたいのは山々ですが、暑がりの愛犬を思うと夏場に着せるのが気の毒に感じるタイプのレインウェアも…。
我が愛犬が持っているレインウェアの機能性と快適性について比較してみました。
ワンコのレインウェア、メリットとデメリット
ワンコは雨や汚れを弾く立派な被毛を持ち合わせているため、本来であればレインウェアを着なくても問題ありません。しかし老犬や体の弱いワンコは雨に濡れると冷えて体力を消耗してしまうことがあります。
また、濡れてから完全に乾かない状態が続くと膿皮症を起こしやすいというワンコの場合、極力濡れなくて済むようにしたいものです。
さらにワンコのレインウェアは、大型犬や長毛犬と暮らす飼い主さん、そしてお仕事などで忙しい飼い主さんにとって心強いアイテム!帰宅後のお手入れが短時間で済めば、その分長くお散歩することもできますよね。
しかしレインウェアにはデメリットもあります。特に夏場は暑さと蒸れが心配になるということです。
人間のものでもそうですが、防水性が高いということはその分空気を通しにくく、蒸れやすいということ。登山用や屋外作業用の透湿性に優れた生地であればまだ安心ではありますが、それでも何も着ないでいる状態に比べたらワンコにとって快適とは言えないでしょう。
一般的な防水、撥水生地でできたウェアであれば、なおのこと気をつけてあげる必要があります。また、レインウェアはストレッチ性のないものが多く、動きにくい場合があるということも覚えておきたいポイントです。
ワンコのレインウェア比較
レインウェアのメリットとデメリットを理解した上で、様々なタイプのウェアを比較してみましょう!
フルカバータイプ
四肢をカバーできるレインウェアです。フードがついているものなら、濡れると乾きにくい耳の毛もガードできます。
防水・撥水性に優れた生地を使用している製品も多く、雨、雪、水遊びの際に重宝します。
足やお尻の飾り毛が長いワンコは、このタイプを着ると後のお手入れが実に楽!しかしほぼ全身を覆うため、我が家地方の夏場だと暑すぎて着せることができないのが残念な点です。
また、着脱にはちょっとしたコツと慣れが必要で、ワンコによっては毎回ストレスを感じてしまうかもしれませんね。
ポンチョタイプ
背中からかぶせて、胸元やおなかで留めるタイプです。こちらも撥水生地で作られていますが、四肢を通さないため着せやすく、フルカバータイプに比べると空気を通しやすいことがメリット。
コンパクトにたためるものもあるので、持ち運びにも便利です。
しかし足やおなか、お尻の毛のカバー力はなく、帰宅後のお手入れには時間がかかります。
撥水Tシャツ・ジャージ
撥水生地でできたTシャツやジャージは、軽い雨の日に役立ちます。いかにもレインウェアという感じではなく、着たまま走ったり遊んだり、動きやすいのが良いですね。
暑さや蒸れという観点でいえば、ポンチョタイプと同じくらいかと思います。こちらも足やお尻の毛はカバーできませんが、おなかの汚れはある程度防ぐことができます。
袖がついたタイプであれば前足の汚れはガードできますが、着せやすさと快適性は下がってしまいます。
泥よけエプロン
雨上がりの濡れた道や草の上を歩く時に大活躍するのが、泥よけエプロンです。足を通さずに着用できることと、背中側に布がないため暑くない、蒸れないという面でワンコに優しいレインウェアとなります。
足汚れは防げませんが、おなかの毛に跳ね返る泥からガードできると、帰宅後のお手入れはぐっと楽になりますよ。
レインウェア比較表
タイプ | 濡れ・汚れ防止 | 着脱の容易さ | 暑さ・蒸れ |
フルカバー | ◎ | × | △ |
ポンチョ | △ | ◎ | ○ |
撥水Tシャツ | ○ | ○ | ○ |
泥よけエプロン | △ | ◎ | ◎ |
レインウェアは愛犬目線で選ぼう!
様々なタイプがあるワンコのレインウェア。汚れ防止だけを目的に考えればフルカバータイプがもっとも優秀です。
忙しい日など、毛が長いワンコのドロドロに汚れた足やおなかを洗って、皮膚トラブルが起きないよう完全に乾かすのは簡単なことではありません。しかし、実際にウェアを着て動いているのは愛犬だということをお忘れなく!
夏の間だけでも、愛犬の快適性を最重要視して選んであげたいですね。
長年犬と旅をしてきたノウハウが誰かのお役に立てればうれしく思います。
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