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もし愛犬が認知症になったら?犬の認知症の症状や予防策・発症後の接し方をご紹介【体験談あり】

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近年犬も加齢とともに、認知症の症状を発症することがわかってきました。

筆者が過去に飼っていた愛犬も、認知症と思われる症状が出て、お世話が大変だったことがあります。

今回は、犬の認知症にはどんな症状があるのか。また認知症の予防策を紹介します。

犬の認知症ってどんな症状? 

犬の認知症には以下のような症状があります。

・昼は寝てばかりで夜起きている

・夜鳴きをする

・トイレを失敗する

・同じところをぐるぐると回るように歩く 

・一点を見つめてボーっとしている

・噛み付いたり怒りっぽくなったりする

・食欲の異常な増加や減退

認知症の発症は10歳を超えたあたりから注意が必要で、13歳以上で発症する確率が最も高くなります。

犬種としては日本犬の発症率が高いとされています。

筆者が過去に飼っていた愛犬はミニチュアダックスフンドで、10歳を超えたあたりから認知症のような症状が現れました。

▲認知症の症状が出てきた頃の愛犬

主な症状は食欲の増加と夜鳴き。夜中の1時頃から、ご飯をくれと大きな声で鳴き、まったく鳴き止みません。

仕方なく少しだけあげると満足し、30分〜1時間ほど経ってからまたご飯をくれと大きな声で鳴く、というものでした。これが明け方まで続きます。鳴き方もいつもの鳴き方ではなく、強迫感のある鳴き声です。

夜中以外は至って普通で、若い頃から食への執着心が強かったので、それがより強調されたようなイメージでした。

認知症になるには原因がある?

認知症の発症には、はっきりした原因があるわけではありません。

なる子はなるし、ならない子はならない、と考えていて良いでしょう。

認知症の発症を予防するためには、普段の生活の中で脳にある程度の刺激を与えてあげると良いと言われています。

筆者の過去の愛犬の場合、日々の生活の中で刺激が少なかったことが原因のひとつかもしれません。

いつも同じ単調なお散歩コース。一生を通してほぼ同じご飯。

車酔いが酷かったこともあり、お出かけに連れて行く回数もとても少なく、筆者自身も忙しかったり実家を離れていたりして、途中から触れ合いが極端に少なくなってしまいました。

予防策にはどんなものがある?

では、愛犬の認知症の予防や進行を遅らせるためには、どのような方法があるのでしょうか。

まずは先程記載したように、日々の生活の中で脳に適度な刺激を与えてあげることが有効です。

▲幸せそうではありますが、「毎日寝てばかり」もほどほどに…

<日々の生活で取り入れられる認知症予防策>

・お散歩コースをたまに違う道にする

・行ったことのない所に連れて行く

・おやつを使ったゲームをする

・新しいコマンドを教える

・知らない人や犬との触れ合い

・夜起きていて困るようなら、昼間活発に遊ばせてみる

など

また、DHAやEPAなどの抗酸化作用のある成分が含まれる食事やサプリメントを取り入れることも有効です。

現在13歳の筆者の愛犬は、最近「オスワリ」の声を無視するようになってきていました。しかし年だからと諦めず、お尻をちょんちょんと触って、少しかがむというのを繰り返していました。(ヘルニア等で痛みが無いかどうかに注意が必要です。)

そして最近、おやつをいつもと違うものにしたら、そのおやつが美味しかったのか急に1回目の「オスワリ」の声でしっかり自分からオスワリをするようになったのです!

小さなことですが、「最近オスワリしないなぁ」と感じた時「まぁいいか」、と諦めなくて良かったなぁと思いました。

▲最近、再びスムーズに「オスワリ」が出来るようになった13歳の愛犬

もし愛犬が認知症かもしれないと思ったら

もし愛犬が認知症になっているかもしれないと思ったら、早めに上記に記載したような予防策をとりましょう。そして犬の認知症について対応してくれる獣医さんで、サプリメントなどの相談をしてみてください。

すでに認知症の症状が重いようなら、愛犬も不安を感じているかもしれません。まずは優しく受け入れてあげましょう。

介護も長くなってくると心身ともに疲れきってしまい、愛情を持って接することが難しくなることもあると思います。そんな時は、ペットシッターや犬のデイケアサービスなどを活用してうまく負担を減らすことも必要です。

愛犬が認知症になってしまうと、お世話をする事柄が増えたり、今までと違う愛犬の様子を見て寂しく感じたり、飼い主さんの気苦労も絶えないかもしれません。しかし、本来愛犬が長生き出来ていることはとても喜ばしいこと。

認知症により愛犬のライフスタイルや性格が変わってしまったのだとしたら、それは愛犬が新しいステージに進んだということ。

愛犬の変化に寄り添い、飼い主さんとワンちゃんのどちらも、出来るだけ快適に、お互いの信頼度を保ったまま生活できると良いですね。

*犬の認知症は人間の認知症と似た症状だと言われています。人間の認知症患者がどのような感覚でどのように不安を感じているのか、最近はネットにも情報が載っています。

犬の気持ちは直接聞けないので、そういった人間の情報から認知症の愛犬に対する接し方が見えてくる場合もあるかと思います。認知症の愛犬への接し方に困っている方はぜひ参考にされてください。

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miuco

miuco

トリマーとして、トリミングサロンを経営中。
実家でチワワ4匹、ミニチュアダックスフンド1匹、チワックス1匹を飼っています。
過去には最高8匹の多頭飼い経験も!

最近はわんことのお出掛けにハマっています。
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