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春先の犬のケアって?ケアが必要な理由やケア方法、散歩時に気を付けたい事をご紹介

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暖かさが出てきて過ごしやすくなる春は、犬にとっても過ごしやすい季節ですね。しかし、犬は春先に体調を崩しやすいってご存知でしたか?

今回は、犬が春先に必要なケア方法や散歩時も気を付けたい事柄をご紹介します。

春に必要な犬のケアと意外な理由って?

人もそうですが、犬にとっても春の季節には様々なケアが必要です。

新生活で発生しやすい引っ越しや朝晩の寒暖差、発情期が関係するホルモンの乱れ、換毛期による抜け毛、そしてフィラリアやノミ、ダニなどの春に罹りやすい病気。

寒かった冬から暖かくなる春にかけては、過ごしやすくなる一方で、愛犬にはこれだけの身体面・精神面でのケアが必要になります。

犬は何かしらストレスを抱えると、体調を崩しやすいのは人と同じですが、その状態が、何らかの症状で表れるのか、行動として表れるのかは、その時々で異なります。

また、意外に思われるかもしれませんが、人が人と会うことで疲れを感じてしまう『人疲れ』は、実は犬にも存在します。

特にクリスマスから年末年始にかけては人の出入りが多く、その度に愛嬌一杯に人を出迎える愛犬であった場合には、どんなに愛犬がその時楽しそうに過ごしていたとしても、その後の負担は疲れやストレスとなって体調不良を招いてしまう可能性があるのです。

疲れやストレスは、通常であれば2週間程度の期間があれば元に戻ります。また、愛犬自身に元気があるなら、多少の食欲減退や軟便は様子を見ても良いかもしれません。

しかし、もしも愛犬の体調が優れない原因が、春特有の病気やホルモン関係であった場合や、疲れやストレスであっても元気がなく、食欲減退や軟便が3日以上続くような場合なら、動物病院での受診を検討してあげましょう。

犬が春に気を付けたい4つのケア方法

犬が春先に気を付けたいケアには以下のようなものがあります。

状況に合わせて対策してあげましょう。

春に気を付けたいケア①:抜け毛

春になると、年に2回ほど訪れる換毛期がやってきます。

柴犬で時々、冬毛をそのまま放置している飼い主さんを見かけることがありますが、その方法はオススメしません。換毛期には、抜けた毛(死毛)をブラッシングするなどして取り除いてあげないと、後々皮膚疾患の原因や体温調節の弊害に繋がってしまいます。

換毛期が訪れる犬種は、基本的にはダブルコートと言われる柴犬やゴールデン・レトリバーなどの犬種のみですが、シングルコートの犬種でも、毛のもつれが原因で毛玉になりやすいトイ・プードルやヨークシャー・テリアなどは、定期的なブラッシングをして皮膚・被毛ケアに努めましょう。

春に気を付けたいケア②:ストレス

上記でも少しお伝えしましたが、犬は冬から春先にかけての疲れやストレスが原因で体調を崩しやすくなります。

【ストレスで見せる症状】
・元気がない
・食欲低下が見られる
・動きたがらない

【ストレスで見せる行動】
・あくびが増える
・尾追い行動が見られる
・過剰なグルーミング行動

このような症状や行動は、同時に出る場合もあれば、何気ない一面として見られる場合もあることでしょう。

ただ、少し前まで普通に生活していた愛犬が近頃こういった姿を見せるようなら、それはもしかしたらストレスケアを必要としている合図かもしれません。

出来るだけ早くストレスの原因を突き止めて、コミュニケーションを取ったり、運動をさせたりしてストレスの緩和を図ってあげてください。

春に気を付けたいケア③:水分補給

春は過ごしやすい日中と、朝晩の冷え込みが気になる季節です。

自ら水分補給が出来るワンちゃんならまだ安心ですが、日中の暖かい時間帯に日なたからじっと動かず、つい水分摂取の不足を招いてしまいがちのシニア犬については、水分摂取の怠りがないように注意しましょう。

水分不足が原因で起こる熱中症や脱水症は、春から夏にかけて多くなる傾向が強く、特に朝晩の冷え込みは、ホットカーペットで足元を温めるご家庭も多いと思います。

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参照元:https://www.sbiprism.co.jp/column/column_5.html#ss5_1

ただ、その結果として飼い主さんと同じように愛犬も暖まっていると、低温火傷や熱中症、脱水症を引き起こしてしまう可能性があります。

意識的な水分補給を心掛け、もしあまり水分摂取をしていないようなら、フードをふやかしてあげたり、鶏肉の煮汁やヤギミルクで水分を補ってあげたり、何かしらの工夫をして、水分摂取をさせてあげましょう。

春に気を付けたいケア④:予防接種

春にはノミやマダニ、フィラリア、狂犬病などの予防接種時期がやってきます。

これら予防接種は少なからず副作用が現れる危険性があるため、敬遠される方も多いかもしれませんが、狂犬病の予防は、仮に間違って海外から狂犬病に罹っている動物が持ち込まれた場合でも、蔓延しないために毎年義務付けがされているものです。

ワクチン接種によってアレルギー反応を起こした場合や身体的・年齢的に何か問題がある場合を除いては、4月~6月に行われる狂犬病予防接種を忘れずに行いましょう。

ノミ・マダニは、犬だけではなく人にも感染する人畜共通感染症です。

最近は年間を通しての駆除も推奨されていますが、対策のベストシーズンとして挙げるなら、冬の間眠っていたノミ・ダニの卵が孵化する『桜の咲く頃』から駆虫薬ケアを始めるのが良いでしょう。

また、フィラリア症への対策は、毎年決められた時期にしっかりと駆虫薬でのケアを施せば、対策できます。

▲寄生虫ケアさえも楽しい時間に|ノミダニフィラリア.COM

参照元:https://n-d-f.com/filaria/prevention/index.html

フィラリアは、始めはあまりこれといった症状は見られないため、見過ごされがちです。

フィラリア症は、一見元気があるように見えても突然死亡してしまう危険性もある病気のため、しっかりと予防しましょう。

春の散歩で気を付けるべき事柄って?

春は暖かい陽気で愛犬の散歩にもピッタリなため、公園までお散歩に出かける飼い主さんは多いと思います。

しかし、そんな時に気を付けておきたい事柄には、春に咲く植物の誤食や春に活動を始める生き物が挙げられます。

主に春に咲く植物の誤食で危険視されているのは、チューリップ、スズラン、ヒヤシンス、ベゴニア、ユリ、スイセンといったどれも色とりどりで美しい植物が多いです。

ただし、これら植物には愛犬が誤って口にしてしまうと下痢や嘔吐、痙攣、不整脈、発作などを引き起こし、最悪は死亡してしまう危険性があります。

これら植物の中には、触れただけで皮膚のただれなどを起こす植物もあります。散歩ルートでこういった植物が植えられている際には、リードを短く持ってコントロールしたり、ルートを変えたりするなどの工夫をしましょう。

▼【合わせて読みたい!こちらの記事もオススメです】

犬の散歩は危険がいっぱい?気を付けておきたい草花5選と対処法【春編】
>https://www.inutome.jp/c/column_9-236-39937.html

また、春に活動を始める生き物には、ハチやムカデ、マムシやヤマカガシ、ハブなどの昆虫や毒蛇が活発化するため、興味本位で愛犬が近付いてしまうと大変危険です。ハチやムカデは刺されたり噛まれたりすれば、激しい痛みがあるのはもちろんですが、マムシは噛まれた直後から内出血を起こし、眩暈やふらつき、意識混濁、血圧低下などを起こします。

毒蛇は基本的には夜行性で昼間は藪などに隠れて眠っているため、めったに遭遇する機会は少ないかもしれませんが、それでもうっかり遭遇して愛犬が万が一噛まれてしまった際には、急いで動物病院を受診し、適切な処置をしてもらってください。

まとめ

今回は、春に必要なケア方法や散歩で気を付けたい事柄についてご紹介しました。

春先は犬にとっても、疲れやストレスが溜まりやすい時期で、皮膚炎などの持病を持ち合わせている愛犬だと、その影響から悪化してしまうこともしばしばあります。

春は散歩やレジャーなど、外出するにはピッタリの季節ではありますが、春先には愛犬のケアも十分考慮した上で、穏やかな陽気な春を共に過ごしてあげてください。

<参考書籍>

いぬ大全304

<参考サイト>

寄生虫ケアさえも楽しい時間に|ノミダニフィラリア.COM
>https://n-d-f.com/index.html

SBIプリズム少短
>https://www.sbiprism.co.jp/

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yukako

yukako

幼少期の頃より柴犬やシェットランド・シープドッグと生活を共にし、現在は3代目となる柴犬と暮らしております。
また、生前疾患の多かったシェットランド・シープドッグをキッカケに取得した愛玩動物飼養管理士などの様々な資格の知識を生かし、皆様に役立つような記事を提供、執筆出来ればと思っております。
何卒、よろしくお願い致します。
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