皆さん、こんにちは。
異例の遅さで梅雨入りしたと思ったら、
これまた異例の速さで明けてしまい、
いきなりの猛暑・酷暑がスタートしましたね(滝汗)。
親愛なる皆さん、そしてその愛犬の皆んな、おカラダ大丈夫ですか?
電力ひっ迫に節電が騒がれる中、
ワタシたち人間ですら危険な暑さ。
被毛に覆われた愛犬たちは想像以上にシンドイはず。
そこで何より大切なのは水分補給ですよね。
皆さん、ワンちゃんの水分補給、どのくらい意識されていますか?
我が家の愛犬ミクモ(ポメラニアン15歳・女の子)は
パピーの頃からお水を飲むのが苦手な子。
我が子として迎えた当初、
ペットショップの店員さんから勧められるまま用意した
舐めるタイプの給水器(ペットボトルを逆さに吊るしたアレです)も
上手に使えませんでした。
それどころか、飲む気配すらなかったので、
陶器の器(ボウル状)に買い換えて
ワンちゃんがお水を飲む本来のスタイルに変更。
それでもあまり飲んでいる様子が見られず、心配は募るばかり。
自分なりにいろいろ調べたり病院に相談したりして、
ハチミツやヤギミルクの粉などをほんの少し混ぜてあげることで
どうにかこうにかお水を飲む習慣がついた、、という経緯があります。
成犬になってからも、
器のお水(せいぜい200mlくらい)を飲み切ることは、ほぼありません。
そのせいか、お散歩から帰ったときに
ミクモにかける私の口癖は「お水、飲んでね」です 笑。
さて、前回の記事でもお話しましたが、ミクモ15歳の今年、
ワクチン接種にともなう血液検査で腎臓の数値が高いことが判明(!?)しました。
ドクターの診断は、
水分接種が今後の状態を左右する「慢性腎臓病」。
ミクモがあまりお水を飲んでこなかったから、というワケではなく、
15歳ともなれば罹って不思議じゃない病気だそうです。
ともあれ、
これまで以上に水分補給について考えるべきタイミングなのは確か。
なのに、
当のミクモの“お水いらない”アピールは相変わらず(泣)。
ということで、ここからは
“愛犬にお水飲ませる作戦”に奮闘する
我が家なりの工夫をご紹介したいと思います♪
あの手この手でお水をグレードアップ!
まず、給水のタイミングはこんな感じ。
・寝起き(2時間以上のお昼寝も含む)
・食事時
・散歩後
・就寝の1時間前くらい
・就寝時(少なめにしてオシッコもさせます)
・足りていないなと思う時(随時)
つづいて給水量ですが、
一般的にワンちゃんは体重1kgあたり約50mlの水分が必要だそう。
ミクモのばあいは2.8kgなので、ざっくり150mlが必要になる計算です。
そこに「慢性腎臓病」の治療中なのを加味して、
それより多めの200〜300mlを目安に飲ませるよう意識しています。
ただ、飲み過ぎも良くないと思いますし、個体差もあるでしょうから、
我が子に必要な水分量(とくに夏場)については
かかりつけの獣医さんにご相談されるといいかもしれませんね。
さて、具体的な飲ませる工夫ですが・・
・皮をとった鶏胸肉やササミの茹で汁をコーヒーフィルターで濾したもの
・お野菜などをミキサーしたものや市販のチュールを水で割ったもの
を飲ませています。
つまりオイシイお水や香りづけしたスープなので、
喜んで飲んでくれます 笑。
1回につき、様子を見ながら30〜50mlくらいずつです。
ワンちゃん用〜オイシイお水のつくり方〜
ワンちゃん用「鶏の出汁」
(材料)
皮をとった鶏胸肉やササミ
(作り方)
1.茹でてそのまま冷まし、お肉を取り出してコーヒーフィルターで濾す
2.冷蔵保存で2日以内に使います(多く作ったら小分けにして冷凍庫へ)
※室温で放置したままですといたむので、飲まないようなら片付けてその都度新鮮なものを用意してあげましょう。
※余ったお肉の活用※
茹でた後、余ったお肉は取り出して割いておき
(ワンちゃんのオヤツ用に少し分けておくのもアリ)、
ワタシたちでシェアしていただきましょう 笑。
サラダや棒棒鶏にもってこいですヨ!
せっかくなので、余ったお肉の調理法(ワタシたち用)のうち
「これは良いね」と思った味付けを
2つご紹介しておきます。
・ネギ
・紫蘇
・生姜
・オリゴ糖
・ポン酢
・一味
・ごま油
以上の素材で薬味タレにします。
・コチュジャン
・お酢
・生姜
・ニクダシダ
・醤油
・ごま油
以上の素材で和えます。
わんちゃん用〜香りづけスープ(水で割るチュール)のつくり方〜
その ①
(材料)
鶏胸肉:1枚
※多めの水で20分から30分茹でたあとの茹で汁のみを使用します。
青梗菜:数枚
茹でたブロッコリー
人参
じゃがいも
エノキタケ
大根
昆布
お米(少しトロミを加える用として)
※いずれも主食の食欲に影響しない程度の量で
(作り方)
これらの素材を、はじめの鶏胸肉の茹で汁で煮ます。
冷ましてミキサーにかけ、チュール状にしたものを小分けにして保存します。
1日あたり1個(目安)を数回に分けて
お水で割って飲ませます。
その ②
(材料)
鶏ささみ:6本
※その①とおなじく、鶏ささみをタップリの水で茹でた茹で汁のみを使用します。
じゃがいも
人参
ごぼう(皮を剥いたもの)
椎茸
ズッキーニ
ピーマン
昆布
お米(少しトロミを加える用として)
※いずれも主食の食欲に影響しない程度の量で
(作り方)
これらの素材を、はじめの鶏ささみの茹で汁で煮ます。
冷ましてミキサーにかけ、チュール状にしたものを小分けにして保存します。
1日あたり1個(目安)を数回に分けて
お水で割って飲ませます。
「その①」も「その②」も、ご褒美のチュールとしても使えて便利ですョ♪
ちなみに2日分は冷蔵庫でも大丈夫ですが、
それ以外は冷凍庫で保存しましょう。
果物や野菜でも水分補給
ここまでご紹介したものは少し手がかかりますが、
鶏の茹で汁だけでもとっておくと
お水を飲んでほしいのに飲んでくれないときに活躍します。
また、適量の果物や茹でたお野菜をオヤツに
とり入れるのも水分補給には効果的な方法です
(一度にたくさんだとお腹を壊すかもしれませんので注意して)。
この季節、スイカやきゅうりも旬なのでイイですね♪
もちろん、なんらかの事情で通院しているワンちゃんは
獣医さんに確認してからですが、
健康な子なら食べられる食材ですので、
ワタシたちが食べるときにチョッピリお裾分けしてあげてはどうでしょう!?
お出かけ時のクールダウンアイデアもご紹介
人間社会でも、
街中には吹き出すミストでクールダウンできるような工夫がありますよね。
そこで、ワンちゃんにもワタシたち飼い主が噴射する
“どこでも水ミスト”なんていかがでしょう!?
100均ショップの美容コーナーには
いい感じのスプレー容器がいろいろあって、コレがなかなかのスグレモノ。
ミストがきめ細かいから、
ビショビショにもならず気化熱でヒンヤリ感が味わえます。
ワンちゃんのお顔やお洋服にサッと吹きかけられますし、
カートの布地にもシュシュっとするだけで
すぐさまクールダウンできます。乾くのも一瞬!
ついでに自分の顔や衣服や帽子にもシュシュっと 笑
また、カート内の暑さ対策として、
お馴染みの保冷剤をタオルで巻いて入れてあげるのも
オススメです。
※冷やしすぎにご注意 笑
それと、外でも家でも、
お口の横からシリンジでお水を飲ませるのも
お手軽ですョ♪
水分補給を意識する大切さ
ヒトをふくむ、動物のカラダの大半を占める水分。
適切な水分補給は健康の基本ですね。
かつての我が家がそうでしたが、
主食がドライフードですと水分がほとんどありません。
積極的にお水を飲む子ならいいですが、
そうでない子には対策が必要不可欠です。
愛犬ミクモが「慢性腎臓病」と診断されたことで、
あらためて水分補給の大切さを思う今日このごろ。
とくに、今年の夏は危険な暑さが長くつづきそう。
ぜひ、愛犬もワタシたちも潤いタイムを設けましょう。
まだまだ試行錯誤の途中ですが、
我が家なりに工夫している“愛犬の水分補給アイデア”を
ご紹介させていただきました。
ワンちゃんの個体差もあり、難しい課題ではありますが、
愛犬の水分補給を見直す
キッカケにしていただけたら何よりです。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
真顔寄りポメラニアン シニア組。
人間社会で居心地よく暮らせるように躾てきました。いつでもどこでも一緒です。
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