ホクホクで甘くて美味しいかぼちゃは、秋から冬にかけて旬を迎えます。
かぼちゃは緑黄色野菜の中でも特に栄養価が高く、愛犬の手作りごはんにもぴったり!愛犬に与えても大丈夫な食材です。
今回は、かぼちゃを愛犬に与えるとどんな栄養的メリットがあるのか、かぼちゃを与える際の注意点などを詳しくご紹介します。
<目次>
愛犬にかぼちゃを与えても大丈夫?
秋の味覚のかぼちゃは炭水化物、ミネラル、ビタミンなどの栄養が豊富で、愛犬も食べられる食材です。
火を通すとお芋のようにホックホクのかぼちゃは愛犬も大好きな食感です♪
生のかぼちゃは固くて消化に悪いので、かぼちゃを愛犬に与える際はしっかり加熱してから与えましょう。
かぼちゃの種は毒性があるわけではありませんが、これも消化に悪いため与えてはいけません。
レシピ次第で煮物、炒め物、揚げ物、スープからクッキーやプリンなどのスイーツにも変化するかぼちゃは愛犬に与えやすい食材ですので、手作りごはんに大いに活用できます。
かぼちゃの驚くべき栄養とは?
かぼちゃは緑黄色野菜の中でもトップクラスに栄養価の高い野菜です。
かぼちゃに含まれる主な栄養素には、炭水化物、ミネラル、ビタミン、食物繊維などが含まれており、オレンジ色の可食部には抗酸化作用があるβカロテンが多く含まれています。
特に多く含まれている栄養素は、三大抗酸化ビタミンと呼ばれる、βカロテン(ビタミンA)、ビタミンE、ビタミンCです。
これらは皮膚や粘膜を健康に保つ働きや、血行促進、冷えの緩和、ストレスの緩和、アンチエイジング効果、抗酸化作用などの働きがあり、「若返りのビタミン」として有名です。
愛犬にかぼちゃを与えるメリットとは?
愛犬にかぼちゃを与えることで、普段のドッグフードだけでは摂れない栄養素を補うことができます。
栄養豊富なかぼちゃの主な栄養素と愛犬にもたらす主なメリットを以下にまとめてみました。
〇炭水化物
カボチャに含まれる食物繊維が多い炭水化物は普段便秘気味のワンちゃんにとても有効です。
炭水化物は愛犬の血糖値の上昇を抑え、エネルギーの供給をサポートしてくれます。
〇ミネラル
愛犬が多く食べる動物性たんぱく質はエネルギーに変換する際、多くのミネラルが必要となります。
愛犬の体調を整え、骨や歯の成長を促す働きもあるミネラルは犬の成長に欠かせない栄養素です。
〇βカロテン
かぼちゃのオレンジ色はβカロテンが多く含まれている証拠。βカロテンは愛犬の被毛や皮膚、粘膜、歯の健康維持や抗酸化作用、アンチエイジングとして効果を発揮します。
特に血管のアンチエイジング効果が高く、動脈硬化の予防や血行促進を促し、心臓病の予防にも役立つ栄養素です。
〇ビタミンE
ビタミンEの持つ抗酸化作用は、細胞膜にダメージを与える活性酵素を除去する働きがあり、愛犬の皮膚や被毛を生き生きと健康に保ち、炎症やかゆみを抑え、ガンの予防にも役立つと言われています。
愛犬の老化防止・アンチエイジングには欠かせない栄養素です。
〇ビタミンC
かぼちゃに含まれるビタミンCはトマトよりも多く、キャベツと同等のビタミンCを含んでいます。
ビタミンCはコラーゲンの合成、免疫機能における白血球作用の強化、解毒作用、ホルモンの代謝サポート、活性酵素の除去など、愛犬の免疫機能に大きなメリットをもたらします。
犬はビタミンCを体で作れるから摂取の必要は無いと言われていますが、シニア犬になると、その機能は衰えてくるので、かぼちゃなどのビタミンCを多く含む食材から補給することが大切です。
〇食物繊維
かぼちゃに多く含まれる食物繊維には「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」があります。
水溶性食物繊維は愛犬の腸の中で糖質の吸収をゆるやかにし、血糖値の急な上昇を抑えコレステロールを排出する働きがあります。
不溶性食物繊維は愛犬の腸の中で水分を吸って大きく膨らみながら腸壁を刺激し、スムーズな排便を促してくれます。
ご紹介したほかにも、かぼちゃには鉄分やカリウム、水分も多く含まれており、いつものごはんに少し加えるだけで愛犬に多くのメリットをもたらしてくれます。
愛犬にかぼちゃを与える際の注意点とは?
【愛犬にかぼちゃを与える際の注意点】
・生で与えない
・加熱する
・種は与えない
・毎日与えすぎない
・味付けしない
・肥満に注意する
・アレルギーに注意する
・腎臓病のワンちゃんは注意する
愛犬に生のカボチャや種を与えるのは固くて消化に悪いのでやめましょう。
皮は良く加熱して柔らかくすれば与えても大丈夫です。加熱すると甘みが出て、食感もホクホクするのでワンちゃんも喜んで食べてくます。
かぼちゃのカロリーは白米よりはだいぶ低いですが、野菜の中では高めで100gのかぼちゃで約90カロリーあります。
人間より体がはるかに小さな愛犬に与える際は1日の主食の量や総カロリーを考えて少量で与えましょう。愛犬のごはんのトッピング程度がおすすめの量です。
肥満ぎみのワンちゃんに毎日与えることはカロリー過多になるためやめましょう。時々、ご飯に混ぜる程度が良いでしょう。
砂糖やしょうゆで味付けしたかぼちゃの煮物などは、塩分過多で高カロリーのため愛犬に与えてはいけません。
かぼちゃは、かぼちゃの甘みだけで十分美味しく食べることができます。
子犬や初めて与えるワンちゃんやアレルギーが多いワンちゃんには少量から様子を見ながら与えましょう。
かぼちゃにはカリウムも多く含まれています。腎臓が弱いワンちゃんはカリウムの排出が上手くできないため、獣医師と相談してから与えることをおすすめします。
愛犬におすすめの「かぼちゃレシピ」をご紹介
加熱したかぼちゃを細かく刻んで、普段のフードにトッピングしたり、柔らかく加熱したカボチャをマッシュして食べさせたり、かぼちゃの犬用レシピのアイデアは多種多様あります。
今回は、かぼちゃを使った簡単な犬用レシピをYouTubeからご紹介します。
どちらも工程が簡単で材料もシンプルでおすすめです。ぜひ作ってみてくださいね!
【かぼちゃの簡単犬用レシピ】
まとめ
いかがでしたか?
かぼちゃは栄養豊富で、味つけをしなくても加熱するだけで甘く、ホックホクになります。レシピも豊富で愛犬に与えやすいおすすめの食材です。
かぼちゃは秋が旬で美味しいですが、今はスーパーで年中出回っていて手に入りやすい野菜です。
ぜひ、愛犬の健康メリットがある「かぼちゃ」を毎日のごはんに取り入れてみてくださいね。
<参考URL>
ペットサポートのPS保険犬がかぼちゃを食べても大丈夫。与え方の注意点を獣医が解説
>https://pshoken.co.jp/note_dog/dog_food/case021.html
ココグルメ 犬はかぼちゃを食べれる?肝臓や腎臓への影響、与える量を解説!
>https://coco-gourmet.com/archives/314
<参考書籍>
4歳から始める愛犬の健康生活習慣 三浦裕子・伊藤みのり(著))
フラワーアレンジメント講師
2人の息子の母
実家でパグの出産、育児を経験し、
現在はトイプードルの男の子と暮らしています。
みなさまの愛犬にお役に立てる情報を発信していきたいです。
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