犬の手作りごはんはハードルが高いと感じている飼い主さんも多いと思います。
愛犬がシニア期に入ってから「ドッグフードは何をあたえていますか?」と聞かれることが増えました。「基本的には手作りです」と答えると、「うちには無理!」と難しく考える飼い主さんが多いです。しかし、手作りに興味がある飼い主さんや、食が細いことに悩まれている飼い主さんも意外と多いです。
そのような場合、初心者の方には、手作りごはんのハードルをぐ〜んと下げる「ベースフード」をおすすめしています。今回は、4つの商品をレビューをしていきますので、ぜひ参考にしてください。
手作りごはんのハードルを下げる犬用のベースフードとは?
ベースフードとは、簡単に説明すると人用に販売されているミックスグラノーラのイメージです。それに加え、乾燥野菜や魚などが入っています。(メーカーによって配合が変わります。)
いちから栄養を考えながら手作りごはんを作るのは大変です。ですが、ベースフードは栄養素や食材がバランスよく配合されているので、水やお湯でふやかすだけでベースフードが完成します。
さらに、ベースフードにお好きなお肉やお魚などをトッピングをするだけなので簡単です。完全に手作りだけでなく、ドライフードのトッピングとしても使えます。
今回レビューをする4つの商品がこちら!
今回レビューするのは通販はもちろん、ペットショップなどでも見かける4商品にしました。まだ他にもいろいろ商品がありますが、今回はフリーズドライのお肉が入っていないタイプをご紹介します。
価格にはそれほど大きな差がありませんが、原材料の違いがあります。
どの商品も作り方が簡単で、お湯を加えて混ぜるだけですが、それぞれの香りやテクスチャーには違いがあります。愛犬に合う商品を選ぶときの参考にしてください。
Prime KS(プライムケーズ)の「健康一番」
全ての原料は国産。オーガニックのオートミールをはじめとし全て安全なものしか使用していません。
私は、いろんなベースフードを試してきていますが、現在はこちらの健康一番をメインで使っています。玄米やカツオ、イワシ、ワカメなども入っているので、お湯を加えるとお茶漬けの様な良い香りがします。その香りが、愛犬たちの食欲をアップさせている様にも感じます。
テクチャーはゴロゴロしていて、見た目的にも穀物類と野菜のバランスが取れているように見えます。穀物系が多いからかカロリーが高めなので、その日に冷蔵庫にある野菜を追加しています。
プライムケーズにはダイエットシリーズのベースフードもありますので、カロリーが気になる場合はそちらをチェックしてみてください。
Dr.Harvey’s(ドクターハーヴィーズ)の「ケーナインヘルス」
オーガニック大国のアメリカで作られたベースフードです。日本では手に入りにくい野菜やハーブ類が入っているので人気があります。
ビートが入っており、多めに取ってしまうと全体的に紫色になり、色移りに注意が必要です。難点は、お湯を多めに入れるとお粥の様になり、年齢によっては食べ辛いかもしれません。
テクスチャーはサラサラで野菜などがカラフルでゴロゴロしているので見た目的にも美味しそうです。ハーブやスパイスなどの香りが強く、好き嫌いが別れるかもしれません。野菜は大きくカットされていますが、お湯ですぐに戻せるのでとても簡単です。
Sojos(ソジョーズ)の「ミックス・ア・ミール」
10年程前でしょうか、ベースフードまだ珍しかった頃にアメリカから入ってきて注目されました。それにより、当時はソジョーズくらいしか選択肢がなかったので人気がありました。
しかし残念ながら、こちらのオリジナルレシピミックスは2022年で発売終了になり、日本ではフルーツと野菜ミックスのみ販売中です。現地のHPを調べると新商品が発売しているそうなので、日本でも販売されることを期待しましょう。
テクチャーは野菜などが少なくオーツ系の粒が大きくゴロゴロしています。中型犬以上大きいワンちゃんなら問題なさそうですが、小さめな小型犬には消化しにくいと感じていました。
水で戻すのに時間がかかり、実際は時短レシピとはあまり言えなかったです。
white fox(ホワイトフォックス)の「手づくりごはんベース BASE DELI」
ベースデリは2021年に発売日開始された比較的に新しいベースフードです。2022年になってからはペットショップなどでも頻繁に見かける様になり急成長している印象です。
国産100%無添加、保存料不使用で安心して与えられます。お湯を入れるととても良い香りで、フルーツ系のスムージーに似ています。
粉状が多いですが、乾燥野菜も多くオーツ類は他の商品と比較すると少なめです。初めはお粥の様になると予想していましたが、お湯を入れるとすり下ろしたりんごの様なテクスチャーになりました。フルーティな甘い香りもし、私も試しに食べましたが甘いです。
ワンちゃんは甘さを好みますので、手作りごはんデビューにはとても良いと思います。
ベースフードを使った誰でも簡単に作れるレシピ(シニア犬向け)
誰にでも簡単に作れる、茹でたささみをベースフードと混ぜるだけレシピをご紹介します。今回は「健康一番」を使ってご紹介します。
お湯を入れるだけだと人参やオーツは硬いままなので、私の場合は、飼い主のお裾分けした野菜を茹でてからベースフードを入れ、柔らかくなるのを確認しながら1〜2分茹でています。
①ささみを茹でます。我が家は多頭飼いなので、与える分量が違うため肉や魚は別で調理しています。
②ささみの茹で汁(100gほど)でお裾分けした野菜を茹でます。火が通ったら体重分のベースフードを入れ、水分量を調整していきます。
③冷めたら、ささみを混ぜ合わせて完成!
いかがでしょうか?
愛犬への手作りごはんのイメージが変わりましたか?
お試し用や初心者向けセットなども販売しているので、楽しみながらチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
アウトドア好きが高じて、2016年からトラベルライター兼フォトグラファーとしても活動しています。
また光栄なことに、各種ペット関連のフォトコンテストでも数々入賞をいただいています。
アメリカで留学や社会経験があり、アメリカのペット文化、振る舞い、考え方なども執筆していきたいです。
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