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シニアの愛犬のため♪ムリせず続ける手作りご飯

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皆さん、こんにちは。

今回は、15歳(←立派なシニアですね 笑)になった我が家の愛犬ミクモのために

はじめた手作りゴハンのお話です。

手作りにしようと思ったキッカケは、

ミクモがドライフードをまったく食べなくなった…という単純で切なる理由でした。

大好きだったはずのトッピングも、ドライフードの上に乗っけると食べなくなる。。

市販のチュールと混ぜても、チュールだけ舐めてドライフードは器用に口からこぼす。。

ていねいにフヤかして、崩してあげてもダメ。。

思いきって半生フードに変えても、最初だけ食いつきよくて、そのうちダメ(トホホ)。

そうこうしている間に見る見る体重が減り、ゴハンの時間になっても起きてこず、

散歩もシッポを垂らしてトボトボと歩くようになってしまったんですね。

ウェットフードという選択肢も頭をよぎりましたが、

添加物の少ない安心で良質なものを毎日あげるには、家計的に高コスト。

で、考えたあげく、手作りにすれば時間と手間はかかるけど低コストだと(笑)。

もちろんタップリの愛情はプライスレス(笑笑)!

これまでもお誕生日や特別な日には食べても大丈夫な食材を細かくして煮たり、

トースターで焼いたりして与えていたので、

その経験が活かせるのではないかしら、、と思い立ったしだいです。

なにより、15年間もずっとドライフードを食べてきた愛犬が、

カラダを張って「もうイヤだ」と意思表示しているように感じました。

このままムリを強いるより、

「この先も食事を楽しんでほしい、また元気に散歩してほしい、、」

私のなかでそんな気持ちが勝ったのです。

これからずっとのことですし、

「ちゃんとできるかな?ほんとうに大丈夫かな??」という不安もあります。

でも、いろいろな食材を使ってバランスをとりながら、

愛犬の様子や体調をしっかり観察していけばきっと大丈夫!そう結論づけました。

これが、我が家がミクモのゴハンを手作りに切り替えた経緯です。

▲こちらは大好きな軽井沢旅行でのひとコマ。ふだんはこんなオシャレじゃありません笑

「シニアの愛犬ご飯を手作りする」にあたって心がけたこと

いざ、毎日のゴハンをつくるにあたって調べてみると、あらためて痛感。

どんなに家族同然でも、やはりワンちゃん。ちがう生き物なんですね。

愛犬が摂取して大丈夫な食材かどうか、確認することはゼッタイ。

人には必要な栄養でも、ワンちゃんには命の危険になる食材だってあります。

とはいえ、栄養バランスのためには食材もバラエティ豊かにしなければなりません。

これについては、いろいろな情報がネットや本で調べられます。

いっぽうで、一般的なセオリーや情報を鵜呑みにせず、

ほんとうに愛犬のカラダに合うかどうか少量から試したりする注意も大切です。

(体重が2.8kgのミクモの試食量は、ほんの「小さじ1」くらいのもの)

ちなみに、うちのミクモの場合、

柿とミカンは翌日のウンチの状態がすこぶる悪くてダメでした。

ニンジンも以前はダイスカットで茹でただけで大丈夫でしたが、

近ごろはミキサーしないと消化できないようで、そのままの状態で出てきてしまいます。

毎日の排泄(大も小も)のチェックや、鼻の状態、体重などなど、

水分量は足りているか、必要塩分量は摂れているかをつねに観察しています。

とくに塩分は、たまの手作りならそれほど気にする必要はありませんが、

毎日となれば過不足のないよう注意しないといけません。

そして年に1、2回の健康診断を受けられれば、より安心なのではないでしょうか。

愛犬の手作りご飯に活躍してくれる道具たち

ホーロー鍋    :野菜やお米を煮込むのにオススメ

ひとり用土鍋   :少しの食材を蒸したり煮たりするのに便利

ミキサーやミルサー:食べやすく、また消化をよくするのに重宝

小さいフライパン :少しの食材を焼くのに便利

トースター    :アルミホイル調理ができる

小分け容器    :作り置きして冷蔵、冷凍用に(レンジ加熱できるものがベター)

シニア愛犬の手作りご飯:レシピ例

あくまで我が家の愛犬ミクモの場合、となります。

犬種や体重、個体によっても変わると思いますので、あらかじめご了承ください。

(前提情報)

※ミクモは体重2.8kgなので、1食分はお玉1(75ml)くらいの量で1日2回。
1度に3〜3.5日分の量を作るので、週に2回調理のペースです。

※メイン食材を連日与えることが気になるときは、
2日続けて2種類のゴハンを調理(2種類で1週間分ストック)して交互に与える。

※メインにする食材は冷凍ではない新鮮なものを使用。

※ウンチの状態を確認しつつ、必要なら次回の調理で水分量を調節する。

※メイン食材やトッピング(タンパク質)は固形で食べられるようなら固形のままで。

※初めての食材は、かならず少量で試して大丈夫なら本格採用。

※通院されているワンちゃんは、かならず獣医さんとご相談ください。

それでは、我が家流になりますが、ミクモの調子がとくに良かったゴハンをいくつか紹介します♪

【レシピその1】メイン食材:生鮭

(材料📝:3.5日分の目安)

生鮭 :ひと切れ(皮や骨は取り除く)
※ちなみに剥いた皮はパパ・ママのご飯に応用!
白菜 :½枚
ブロッコリー:2、3茎(茎の皮剥く)
さつま芋 :4cm
舞茸 :親指一本分くらい
生米 :大さじ3
焼き海苔 :3㎠
煮干し粉末 :小さじ1/2

(作り方)

材料の2〜3倍のお水でグツグツ煮る。お米が柔らかくなったら火を止め、冷めたらミキサーにかけます。当日分は冷蔵庫、残りは冷凍庫で保存。

ちなみにトッピングは大好きな卵の黄身。フライパンで黄身だけ焦がさないように焼いて、5mmくらいにダイスカットします(我が家が使用する油は米油です)。

【レシピその2】メイン食材:

(材料📝:3日分と当日のオヤツ用を少量の目安)

生鯖 :200g(血を洗って拭き取るか、1回下茹でしてから使う)
生姜 :2g
ニンジン :2cm
さつま芋 :4cm
ブロッコリー:2〜3茎
舞茸 :親指くらい
焼き海苔 :3㎠
生米 :大さじ2
煮干し粉末 :小さじ1/2

(作り方)

生鯖と他の材料は別々に火を通します。

生鯖は生姜といっしょに土鍋で蒸し煮。

鯖は冷めたら取り出して、骨をしっかり取ってみじん切りに。生姜はとっておきます。

そのほかの材料は水が完全にかぶるくらいで煮る。

お米の芯がなくなったら火を止めて、とっておいた生姜と海苔を投入。

冷めたらミキサーにかけ、みじん切りの鯖と合わせます。

当日分は冷蔵庫、残りは冷凍庫で保存。

※骨が残っていると危険です、手でしっかり取り除くことがポイントですよ。

【レシピその3】メイン食材:豚モモ

(材料📝:3.5日分と、オヤツ用にダイスカット少量の目安)

豚モモ:赤身のとこだけ200g(脂身は削ぎ落としてパパ・ママ用のお味噌汁へ)
生姜:香り程度すって入れる
キャベツ :1枚
ニンジン :2cm
さつま芋 :3cm
しめじ :4本
大根 :1cm
ごぼう :2cm(皮を剥いてアク取りしたもの)
生米 :大さじ3
煮干し粉末 :小さじ1/2
海苔 :2㎠
大豆味噌 :小さじ1/2

(作り方)

材料はすべて鍋に入れて、水が完全にかぶるくらいで煮る。

お米の芯がなくなって、豚も芯まで茹で上がったら火を止め、お味噌と海苔を投入。

手で掴めるほどに冷めたら豚を取り出し、みじん切りに。

(豚は鍋に入れたままゆっくり冷ました方が、しっとりしますよ)

そのほかの材料はミキサーにかけ、みじん切りの豚と合わせます。

当日分は冷蔵庫、残りは冷凍庫で保存。

【レシピその4】メイン食材:真鱈

(材料📝:3.5日分の目安)

真鱈 :150g
なま生姜 :2g
あさり :4粒(砂抜きし、茹でて殻を剥いておく)
※4粒だけ茹でるのもムリなので、その日のパパ・ママ用もいっしょに茹でて拝借♪
あさりの煮汁:100ml
セロリ :1.5cm(筋は取る)
じゃがいも :小一個
パプリカ :3㎠
キャベツ :1枚
しめじ :3本
シイタケ :1cm
ブロッコリー :3茎(硬い皮のところは剥く)
生米 :大さじ3
煮干し粉末 :小さじ1/2
昆布 :5mm(水で洗って)

(作り方)

真鱈とほかの食材は別々に火を通します。

真鱈となま生姜2gをお湯で蒸し煮。

ほかの材料は水が完全にかぶるくらいで煮て、お米の芯がなくなったくらいで火を止め、しっかりめにミキサーにかける。

ほぐして骨を取った真鱈とミキサーした材料を合わせます。

当日分は冷蔵庫、残りは冷凍庫で保存。

※骨が残っていると危険です、手でしっかり取り除くことがポイントですよ。

▲手作りゴハンが気に入ったご様子♪ 調理の日はかならずキッチンを監視にくるように笑

毎日の食を愛犬といっしょに愉しむ…というシアワセ

いかがでしたか?

手作りゴハンといっても、材料は私たち夫婦の買い物ついでに、

ミクモ用のタンパク質を買い足すくらい。

お米や野菜は、私たちの分を少量使うていどで足りてます。

なんといっても、食事は毎日のこと。

ワンちゃんも私たち人間もムリしない範囲で、

食べられる物を分かち合いつつ楽しく続けられるとイイですよね。

たくさん運動した日など、

「いつもの量だと足りないかな?」と思うときはトッピングで少し量を増やすことも。

先ほどご紹介した卵の黄身を焼いたものや、納豆を刻んだもの、

市販の牛や魚のドライふりかけ、リンゴやバナナなどフルーツを足すこともあります。

魚や野菜は季節によって旬も変わりますので、

組み合わせをいろいろ工夫しながら作るのも楽しいですよね。

見映えよりバランス、消化がいいこと優先なので、

できあがりはチョッピリ淋しく見えるかもしれません。

でも、2カ月近く経ったいま、ミクモはみるみる元気になって、

散歩では走るほどになりました!!

ウンチの状態も、ニオイが少なくウルツヤ(笑)。

なので、いまのところ我が家のミクモには

タンパク質は食べやすい大きさ、野菜は消化しやすいようしっかりミキサー

という手作り調理法が合っているようです。

(親犬が子犬に噛み砕いて食べ物を与えるように心を込めて作っています)

ほんとうに、食べることは、生きること。

おなじ生き物として、“食べる大切さ”をいま一度、

ミクモから教わった思いです。

愛犬がドライフードを食べてくれないという、おなじお悩みを抱えたご家庭の、

「手作りにする?やっぱりしない?」を考える参考になればウレシイです。

余談になりますが、この手作りワンちゃんゴハン、もちろん人間も食べられます。

約2倍量の和出汁やコンソメスープで割って味付けすれば、

朝食のスープなどホッコリできる一品になりますよ♪

ぜひご賞味あれ〜!