我が家では、毎年恒例になっている行事のひとつが雪山でのラッセル。
家だけで行ったり、娘と兄ちゃん(ジャーマン・シェパード・ドッグ)を連れて行ったり、教室の仲間を誘って1m以上積もる新雪の雪山登山を楽しみながら、目的地の広場になった斜面でわんちゃんはラッセル、人間はソリ遊びなどをして楽しんでいます!
最初は我が家だけで行っていた冬のイベント♪
初めて愛犬を連れて訪れたのは、愛犬が4歳になる少し前です。
相棒が山男と言うこともあり、雪山登山しに行こうと出掛けたのがきっかけで、愛犬の喜びように火が付いて毎年冬には3回ほど訪れるようになりました。
私も本格的な雪山登山は初体験!北海道の大雪の中を歩いたことはありますが、山と平地ではまたそれも違いますし、気温は日中でもマイナス10度位。
愛犬も地方へ旅行に行ったときなど雪遊びはしていますが、勿論そんなに寒い中での登山は初体験になります。
私たちはスキーウエアーを着て、ホカロン。靴下も重ね履きと寒さ対策は万全にしましたが、愛犬はとりあえずTシャツの上に一番暖かそうなジャンパーを着せて、紫外線で目がやられないようにゴーグル着用で出掛けました。
山頂駅から雪を一歩一歩踏みしめて
まずはロープウェイで山頂駅まで上り、人間はスノーシューを履きます。
山頂駅から遊ぶ拠点となるところまで歩いて1時間弱。
夏場なら30分ほどで行かれますが、スノーシューを履いていると歩きにくく、雪の中を歩くのはその分大変になるので時間が掛かってしまいます。
スノーシューの裏側には滑り止めの突起がたくさん付いていますのでスノーシューでわんちゃんを踏んでしまうと大怪我してしまうので一歩一歩気をつけて進みます。
登山道は雪山を楽しむ登山客も来ているため、ある程度歩いた轍があるのでそんなに埋もれず歩けます。
歩いているときはかなり体力も使うため暑くなって汗も出るほど。
愛犬も歩いているときは楽しそうに雪と戯れながら歩いています。
野生動物の匂いがするのか、時々雪の中に鼻先を突っ込んでクンクン。
愛犬も雪が大好きなのでどこへ行っても、どこを歩いても深く積もった雪があってテンションはマックス!
せっかくのラッセルだけど寒さでギブアップ!
あっちこっちとさんざん寄り道をしながら、やっと遊ばせる拠点に到着。
ここは斜度もかなりあるので、ソリ遊びにはもってこいの場所。
愛犬が楽しそうにラッセルして走り回っていますが、休憩のために休むととにかく寒い!愛犬もガタガタ震える始末。
雪の上やマット敷きの所では足が冷たすぎて、愛犬はとうとう相棒のリュックの上に避難しました。
雪の中は思うように次の足が出せないため、よろけてしまうこともありその時にゴーグルがずれてしまい、逆に目を傷つけてしまいそうだったので外しました。
毛足の長いわんちゃんは雪玉もできます。小型犬のいわゆるお座敷犬と言うようなわんちゃんには過酷すぎて不向き。
愛犬は今までどんなにキツい登山でも、富士山に登ったときパットを傷つけても抱っこをせがんだことはなく、私が心配して抱っこしても「降ろせ~!自分で歩く!」と拒否するようなど根性がある犬です。
ですが、流石にこの雪山で愛犬は抱っこを要求。足の冷たさに耐えかねたのでしょう。
こうなってはこれ以上滞在するのは危険です。凍傷になってしまうかも知れないので引き上げることにしました。
山は午後になると風も出てくるので体感温度もグッと下がり実際の気温よりももっと寒く感じます。
教訓を活かして愛犬に用意した物
重ね着させても寒くてガタガタ震えていた愛犬に、寒さ対策としてそろえた物はダウンジャケット・ブーツ・靴下・腹巻き・コールマンの空気層がある敷物・毛布などです。
雪山を下りてきたとき気がついたのですが、洋服の袖口などから雪が入ってしまい体温で溶けた雪が今度は寒さで凍り付いてしまっていました。
氷を身体に当てている状態になっていたので愛犬が寒がっていたのも無理はありません。
なるべく身体にフィットした服を着せるか、ラッセルしているときはかえって服を着せない方が賢明かも。
足の凍傷を避けるためにブーツも買いましたが、これも服と同じように隙間から雪が入って凍り付いてしまうことが考えられます。
いくらきっちりとした物を買ってもどうしても動きのある部分なのでこれもラッセルしているときは外して、行き帰りの時や休憩の時に履かせるようにした方が良いかもしれません。
ラッセルしているとき履かしている場合は途中で雪が足首に付いていないか確認をしてあげた方が良いと思います。
夢中で遊んでいるときはそれ程寒く感じないけど、休憩の時は坐った途端から寒くなります。
暖かな毛布でくるんであげることも大切だと痛感しました。
腹巻きは新生児用の腹巻きを調達し、インナーとして着せるTシャツにずれないよう縫い付けました。
まずは腹巻きを試着してみて丁度良いか、隙間はできないか確認。
ブーツは歩くのに違和感があり、最初は変な歩き方になってしまいます。これも本番までに慣らしておく必要があります。
お家の中で履かせたり、お散歩の時にも履かせてブーツに慣れて普通に歩けるようになるまで練習しましょう!
可能なことは何でも体験させたい、そんな生活の中で愛犬が喜びを感じてくれたらそれが何より私にとって幸せなこと。
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