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愛犬と川遊び!知っておきたい事前準備や注意点は大丈夫?安全に楽しむ方法をご紹介!

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近年、連日茹だるような暑さで気が滅入ってしまいそうな夏。

「こんな時こそ愛犬と川遊び!」と、お考えになる飼い主さんは多いと思います。けれどこうした時こそ、必要な事前準備や注意の確認は怠らないことが大切です。

今回は、愛犬と川遊びをする時に知っておきたい事前準備や注意点、安全に川遊びを楽しむ時の方法をご紹介します。

愛犬と川遊びをする際に必要な事前準備・情報って?

川は海と違って比較的足場を視界に捉えやすく、あまり深さがあるように見えないため、愛犬と一緒に気軽に川遊びを楽しんでいる方も多く居ます。

しかし、実は川遊びに行く際にも十分な事前準備がとても大切です。

▼【愛犬と川遊びをする際の事前準備・情報】

・近隣の動物病院チェック
・川遊びOKの場所の確認
・泳ぎが得意な犬種か確認
・ライフジャケットの有無
・愛犬用タオル・飲み水の準備(多めに)
・混合ワクチン接種(7種以上)の確認

それでは、犬と川遊びをする際に必要になってくる事前準備や情報を以下で確認してみましょう。

近隣の動物病院チェック

避暑地として山の奥にあるような川は、人にとっても犬にとっても気持ちの良いところですよね。

しかし、人里離れたところでの川遊びを計画している場合には、近隣に動物病院があるかチェックすることが大切です。特に夏場は熱中症の危険性だけではなく、川辺でバーベキューを楽しむ人も多いため、ポイ捨てされたものを愛犬が誤食してしまっては、川遊びどころではなくなってしまいます。

そのため、必ず川遊びに行く前には近隣に動物病院があるか、しっかりと確かめておくよう心掛けましょう。

川遊びOKの場所の確認

愛犬と川遊びをする際の大前提として、必ず愛犬が川に入ってもいい所を選ぶようにしましょう。

川遊びは一見、どの川へ愛犬と行ったとしてもあまり問題ないように見えるかもしれません。しかし、場所によっては川遊び自体を禁止している場所があります。

こうした禁止事項の記載は、市区町村のHPや実際に行こうとしている川辺の注意書きなどに記載されていることがあるので、事前に確認しておきましょう。

愛犬が泳ぎが得意な犬種か確認

川遊びをする際に飼い主さんがついつい忘れてしまいがちなのが、愛犬自身の水遊び好きかどうかです。

犬は“水遊びが好き”というイメージが付きがちですが、犬種によってその好みは千差万別で、好きな子も居れば嫌いな子も当然存在します。

主に泳ぎや水が好きな犬種には以下のような犬種が挙げられます。

【泳ぎが得意・水が好きな主な犬種】

・ゴールデン・レトリバー
・ラブラドール・レトリバー
・アイリッシュ・セッター
・ボーダー・コリー
・スタンダード・プードルなど

愛犬と川遊びに行く際には、まずはそもそも愛犬が水に浸かること自体に抵抗がないかどうかや泳ぎが得意かどうかをしっかりと確認しておくよう心掛けましょう。

ただし、泳ぎが大好きな犬種であっても遊び過ぎで疲弊してしまうと、時には溺れてしまう危険性もあるため、泳ぎが得意であっても過信しないように注意しましょう。

ライフジャケットの有無

愛犬と川遊びをする際の鉄則は、『見た目こそ浅瀬であっても侮るなかれ!』です。

川は、入水する場所によっては流れがキツかったり、例え飼い主さんからの目で見て足場が捉えられても、案外深さがあったりする場所が多く点在します。

そのため、川遊びを愛犬と楽しむ際には、必ずライフジャケットの準備は怠らないようにしましょう。

ライフジャケットは、その浮力効果のおかげで体力の消耗や疲労を軽減することが出来、大変便利です。また、ハンドルの付いたデザインの場合には、いざという時に愛犬を水中から引き上げられたり、助け出したりする時にとても重宝するため、もしもの場合に備え準備しておきましょう。

愛犬用タオル・飲み水の準備(多めに)

愛犬との川遊びが終わった後に、身体を拭いてあげる時のタオルを多めに持って行っている飼い主さんは多いと思います。しかし、それと同じくらい多めに愛犬用の飲み水の用意を怠らないよう注意しましょう。

一般的に川や海、プールなどで泳いだ時には、その泳ぎは走る時の3倍以上の体力を消耗すると言われています。

夏場はただでさえ熱中症になる危険性もあるため、普段お出かけの際に持っていく飲み水の量+αは、最低でも持っていくよう心掛けると良いでしょう。

混合ワクチン接種(7種以上)の確認

犬と生活する上で欠かすことの出来ないワクチン接種ですが、愛犬と一緒に川遊びをする時には、7種または8種以上の混合ワクチンを接種しましょう。

なぜなら、多くの動物病院の混合ワクチン接種では、7種または8種以上からレプトスピラ感染症に関する予防が受けられるからです。

▽『混合ワクチン種類一覧』

レプトスピラ症は、犬が感染・発症してしまうと人にも感染してしまう危険性のある人畜共通感染症です。近年も患者数の届け出推移は、7月を目途に10月頃まで感染の危険性が示唆されています。

▽『国内外のレプトスピラ発生状況』

発症すれば犬では発熱や筋肉痛、腎炎、黄疸などの症状が見られ、人では発熱、頭痛、腎不全、最悪の場合は死亡もあり得る大変危険な病気です。

普段から5種以上の混合ワクチンを接種している場合には、追加で単体ワクチンを打ってもらうと良いでしょう。ただし、その際には接種する間隔を1カ月近く空ける必要があります。

そのため、愛犬との川遊びを夏のアクティビティプランに設定するのであれば、早めの内のワクチン接種を心掛けることが大切です。

愛犬と川遊びをする時の最低限押さえておきたい注意点6つ

いざ愛犬と川遊び!という時には、最低でも以下の6つの注意点は押さえておくよう注意しましょう。

もし一つでも当て嵌まる・当て嵌まりそうな項目があるようなら、その時には残念ですが日を改めるか、川遊びは見送るよう心掛けましょう。

【愛犬と川遊びをする時に押さえておきたい注意点6つ】

①川の温度
②水流の勢い
③目を離さない
④他の人への配慮
⑤愛犬の体調の異変
⑥怪我をするような危険物

繰り返しになりますが川遊びはプールとは違うため、軽い気持ちで入水したり、愛犬を遊ばせたりすると、思っても見ない事態に見舞われることがあります。

そのため、最低限上記の6つの注意点は必ず押さえておくことが大切です。

特に、④に該当する“他の人”が居なかった場合、思わずリードを放して愛犬を自由に泳がせたくなってしまうかもしれませんが、しっかりと状況を見極める必要があります。

川はどんなに穏やかに流れているように見えても、場所によっては水の流れや深さがいきなり変化することがあり、一瞬でも愛犬から目を離してしまう行為は命取りとなる場合があります。

また⑤に該当する『愛犬の体調の異変』では、水を飲み過ぎることで起こる水中毒の危険性や遊び過ぎによる低体温症などの危険性があるため、こまめな休憩を取らせることも忘れないよう注意しましょう。

愛犬と一緒に川遊びを安全に楽しむ方法

愛犬と一緒に川遊びを安全に、且つ思う存分楽しむ際には、まずは愛犬も飼い主さんご自身も川の流れや状況を把握するところから始めましょう。

ご自身の愛犬が、例えリードを放しても遠くに行くことがない子だったとしても、いきなり愛犬を放したり、浅瀬で川の流れも緩やかだからと川底を確認しなかったりするのはNGです。

始めはロングリードなどを繋いだまま、愛犬と川辺を散歩すると良いでしょう。そうすることによって、川の流れの様子や付近の危険物などの確認を飼い主さんは行うことが出来ます。

その結果、徐々に愛犬が川に慣れて辺り一帯の状況をある程度把握できた時には、以下の順序に気を付けて愛犬との川遊びを楽しみましょう。

順序①:入水する前に愛犬にはライフジャケットや犬用ブーツ(嫌でなければ)を履かせる

順序②:愛犬が川に入るのが初めての場合にはロングリード着用のまま、飼い主さんが先に入って水に浮くおもちゃなどで誘導する

順序③:犬ははしゃぎすぎると川から上がらないことがあるため、意識して15分~20分置きにこまめな休憩を取らせる

川遊びの後は、必ずタオルで十分に全身の水分を拭き取り、愛犬の肉球に怪我がないか、体温に異常がないかなどをしっかり確かめるように心掛けてください。

犬はその時に異常が感じられなくても、後々何かしら異変が見られる場合が少なくありません。

特に垂れ耳犬種の場合、しっかり拭いたつもりでも耳の奥が湿っていたりすると、中耳炎などの原因となるため、念入りに拭いてあげましょう。

まとめ

いかがでしたか?

真夏に行く川遊びは、人であっても犬であっても涼む場所にはもってこい!のところですが、川に対する捉え方や考え方を間違えれば最悪の状態を招く場所でもあります。

愛犬との川遊びに出掛ける時には事前準備を忘れずに、安全に配慮しながら目一杯遊ばせてあげてくださいね。

<参考書籍>

首都圏発 お散歩もお泊まりもペットといっしょ!‘23最新版

<参考サイト>

NIID 国立感染症研究所|レプトスピラ症の発生状況
>https://www.niid.go.jp/niid/ja/typhi-m/iasr-reference/2607-related-articles/related-articles-516/11809-516r06.html

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yukako

yukako

幼少期の頃より柴犬やシェットランド・シープドッグと生活を共にし、現在は3代目となる柴犬と暮らしております。
また、生前疾患の多かったシェットランド・シープドッグをキッカケに取得した愛玩動物飼養管理士などの様々な資格の知識を生かし、皆様に役立つような記事を提供、執筆出来ればと思っております。
何卒、よろしくお願い致します。
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