普段の愛犬のお散歩アスファルトばかり歩いていませんか?
森の中をお散歩すると、わんちゃんにとって嬉しい効果がいっぱいです。
愛犬のお散歩アスファルトばかり歩いていませんか?
飼い主さん381人に行った散歩のアンケートによると、8割以上の方が散歩の道はアスファルトと答えました。
居住エリアのほとんどが整備されているため、アスファルトを歩くことが多くなるのは当然といえますが、平らな場所ばかりでは運動不足になります。
アスファルトのように整備された平らな道では、後ろ足をほとんど上げずに歩けるため、後ろ足の筋肉が弱りがちです。後ろ足が弱ると重心バランスが悪くなり、年齢が高くなると寝たきりになってしまう可能性も出てきます。
若い頃から足腰を鍛えておくと、寝たきり予防やシニア期の生活の質の向上につながります。
森は犬の足腰を鍛える絶好の場所
足腰を鍛えるために一番いいのは自然の中を歩くこと。
森の中には、大きな岩や木の根っこ、水たまりなど障害物がたくさんあります。そういった障害物を避けるために、いつもより高く足をあげる必要があります。
また、森は土や落ち葉で地面が柔らかいため、全身を使ってパランスを取らないといけません。4本足を全部使い、しっかりと歩くことで、重心のバランスが整ってきます。柔らかい地面は、関節への負担も少なくなります。
欧米では、犬が歩けなくなると、犬らしい生活が送れず生活に幸せが見いだせないとして、安楽死させる場合もあるそうです。
ショッキングなことですが、わんちゃんとって自分の足で歩けるという事はそれくらい大切なこと。いつまでも自分の足で歩けるように、足腰を鍛える機会を作ってあげたいですね。
犬にとって森は楽しい刺激でいっぱい!
森あそびは足腰を鍛えるだけでなく、いろいろな刺激にあふれています。
その一つがニオイです。森には、わんちゃんが今まで嗅いだことのない草木や花、野生動物などの匂いであふれています。
日常ではなかなか使う機会がない嗅覚を思う存分使うことが出来ます。
刺激のない単調な生活というのもストレスの原因になります。犬らしい感覚を存分に使って新しい刺激を得ることは、脳にいい刺激をもたらし、ストレス解消にもなります。
また、森は道が舗装されていないので、わんちゃん自身で自分が歩くルートを探さなくてはいけません。
飼い主さんにただついて歩くのではなく、わんちゃん自身が考えて答えを見つけていくという脳を使う機会がたくさんあります。
森の中を歩くことでわんちゃんが本来持っている能力や本能を刺激し、満たしてあげることができますね。
愛犬と森あそびの注意点
何かクリアできたら褒める
歩き慣れていない岩場や橋はわんちゃんが怖がるかもしれません。
飼い主さんが励ましながら、一緒にトライしてみてください。
クリアできたら、たくさん褒めてあげましょう。
危険なものに注意
森には、虫や動物の死骸やハチの巣など避けた方がいいものも落ちています。
愛犬が近くに寄らないように、飼い主さんが気をつけてあげましょう。
森歩きに慣れていない方はプロと一緒に
森歩きに慣れていないと、崩れやすい場所を歩いてしまったり、ルートを間違える可能性があり危険です。
初めて森あそびをする方は、森を歩き慣れているガイドの方と一緒に歩いたり、森あそびのイベントに参加した方が安心です。
オススメの森あそび
Wans Laugh(ワンズ・ラフ) ワンコの森あそび
自動車メーカーの「トヨタ」が山林や森にあるもの活かし、山と関わる人を増やす新たなプロジェクトを始動させました。
そのプロジェクトのひとつが Wans Laugh(ワンズ・ラフ)の「ワンコの森あそび」。1,700haもの広大な森を活かしたわんちゃんとノーリードで遊べる日本初のドックフィールドです。
川遊びやジビエBBQを楽しめるプランなど、自然を満喫しながら愛犬と一緒に楽しめるプランが盛りだくさんです。
人数と頭数制限もあるので、貸し切り状態で自由に泳いだり水辺を探検することもできます。
Ikimonocare ドッグトラベルサービス
なかなかお休みが取れない、愛犬を留守にさせるときが多いという方は、ドッグトラベルサービスを使うのはいかがでしょうか?
わんちゃんだけ旅行に行くことも可能ですし、飼い主さんが同行することもできます。
旅行プランは飼い主さんの要望を聞きながら、オリジナルで設定できるそう。
普段行くことができない森や山などの大自然に触れることができ、わんちゃんのストレス解消にもなります。
大自然の中を走るわんちゃんは本当に綺麗ですし、イキイキとした表情を見ているとこちらも嬉しくなります。
愛犬と一緒に森を散策したり川で遊んだりして、楽しい思い出をたくさん作ってみてはいかがでしょうか。
<参考文献>
・ペットの安楽死における倫理的問題 社会と倫理
・ワンコの森あそび
・docdog全国愛犬お散歩意識調査
・Ikimonocare ドッグトラベルサービス
<画像元>
illust STAMPO
ICOOON MONO
Unsplash
・(元)認定動物看護師
・一般社団法人日本小動物獣医師会 動物診療助手
やんちゃなミックス犬とおっとりトイプードルと暮らす。
大学在学中に「病気になる前の予防が一番大事」と気づき、
ペットフードやペットサプリメントの会社に就職。
「食」に関するさまざまな知識を身につける。
愛犬を亡くしたときに
「もっと色んな情報を知っておけば」と感じた後悔を
「他の飼い主さんにはさせたくない」との思いから、
ライター活動を開始。
「勉強になった・信頼・わかりやすい」を目標に情報を発信しています。
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