わんことの旅行を
もっと楽しく、
もっと快適に。
メニュー
  • いいね!してね

愛犬カーミーとゴールデンウィークのお出かけ!三保の松原& 周辺お役立ち情報<静岡県静岡市>

シェアする

静岡市を代表する観光スポットのひとつ、清水区三保半島の「三保の松原」。

世界文化遺産である富士山の構成資産として登録されたのは2013年で、比較的新しい出来事として知られています。

しかし、国内では日本最古の和歌集「万葉集」に取り上げられるほど古くから愛されている景勝地で、1800年代には日本全国の名所をテーマにした歌川広重の「六十余州名所図会」をはじめとする浮世絵に描かれ、近年では「日本新三景」や「日本三大松原」にも選ばれているんですよ!

さて、そんな「三保の松原」は、私が好きなお出かけスポットのひとつであり、ワンコ連れにもおすすめのお散歩コースです!

ゴールデンウィーク中に愛犬カーミーを連れて遊びに行って来たので、今回はその時の様子をお伝えしたいと思います!

三保の松原までのアクセス

出典元:https://shimizukaigan.doboku.pref.shizuoka.jp/

上の地図の通り、三保半島ってだいたいこんな感じになっています。(静岡土木事務所のホームページより)

左側の国道149号線または150号線から一つに交わる199号線に入り、「三保の松原入口」という案内看板が見えたら右折し、あとは同じような看板に従って道を曲がるだけなので、初めて行く方でも迷わず行けるでしょう。

最終的には地図上の⑪「神の道」を通って駐車場に入ります。

ゴールデンウィークということもあり、少しだけ駐車場の入口に車が並んでいましたが、係員さんの誘導に従い、わりとスムーズに入ることができました。

駐車してある車のナンバーを見たら、大阪、水戸、神戸、熊本などがあってちょっとびっくり!ずいぶん遠くから来ている人たちもいるんだな~と、改めて「三保の松原」の知名度の高さを知ったのでした。

係員さんに尋ねたところ、駐車場は約270台収容可能(二輪車用含まず)で、他にも大きな臨時駐車場もあるのだそうです!

三保松原に新たな観光スポットがオープン!「みほしるべ」

出典元:http://www.at-s.com/event/article/living/610654.html

「三保の松原」では近年観光に力を入れているのは知っていましたが、駐車場が整備されただけでなく、新しい建物もできていました。

それがこの、静岡市三保松原文化創造センター「みほしるべ」です。

こちらは駐車場からアクセスできる建物の裏から撮った写真ですが、どうやら2、3階は展望台になっているようです。

「三保の松原」の魅力を伝えることを目的とした建物で、館内では富士山の映像シアターや限定商品のお買物などが楽しめるほか、富士山と「三保の松原」の関係性や、「三保の松原」の絵画、「羽衣伝説」など、文化的な面での知識も得ることができるとのこと。おもしろそうですね!

手前の看板には、「みほしるべ」「羽衣の松」「神の道」の3つの文字が書かれています。

今日はカーミーを連れているので「みほしるべ」には寄らず、「神の道」を示す矢印の方へ。

羽衣の松から御穂神社へ続く松並木の参道「神の道」

カーミーが立っている木製の道が、「神の道」の一部です。

向こう側には土産屋などが並ぶ広場と、「羽衣の松」や「三保の松原」への入口があります。

駐車場に入るのにも、メインの見どころへ行くのにも、この道を通ります。

ゴールデンウィークということもあり、本当にたくさんの人やワンコ連れがこの道を行き来していました。カーミーと私は写真を撮るタイミングを待つのに少し待機。

スーツケースをガラガラと引いて訪れる観光客も10人くらいは見たかな~?中国語や英語を話す人たちともすれ違ったので、海外から来る人達もわりと多いのでしょうね。

念のため言っておきますと、ここでは砂浜を歩きますから、スーツケースはもちろんペットカートなどの車輪が付いた荷物を持ってくると、手で持って移動することになってしまいます。

こちらは土産屋などが並ぶ広場です。左手にあるのが「みほしるべ」の建物の正面。その横には、かき氷屋がありました。

写真には写っていませんが、右側には「安倍川もち」、「こっこ」、「わさび漬け」、「抹茶ソフトクリーム」など、静岡名物を売るお店が複数店舗と、「羽衣ホテル」という昔からの宿泊施設なんかもあるんです(※ホテルはペット不可)。

天女が羽衣をかけたとされる羽衣伝説で有名な「羽衣の松」へ

「羽衣の松」や「三保の松原」に向かう上り口に着きました。

天高くそびえる松並木は風情があり、ここから「いよいよ来たな~」というワクワクを感じます!

この道で、2頭のかわいいバセット・ハウンドさんにも挨拶をしてもらいましたよ♡

スロープまたは階段を上り切ると、ジャジャ~ン!壮大な松林の中に出ます。

こんな風景が横にずっと続いて屋根のようになっているのですから、圧巻です!初めて来たときにとても感動したのを思い出しました。

中にはひねりがあったり、とぐろを巻いたような幹もあったりして、一つ一つの松を観察するのもおもしろいのです。

写真の右手には屋外席が設けられた店が並んでおり、左手に行くと松林の中の遊歩道、正面に向かって歩くと海岸に出ます。

遊歩道は後でカーミーと散歩することにして、まずは海岸に向かって歩いていくことに。

これは、世代交代した「新・羽衣の松」。

正面には写真撮影の順番を待つ人達がたくさん並んでいたので、横から撮影したものです。

見て下さい、この枝。ここの松ってほんとにユニークな形!

松林の下から、三保の海が見渡せます。とっても綺麗~~~!!

砂浜に下りていく時の、この開放感のようなものがいいんですよね~。

早足のカーミーを引き止めての記念撮影。

カーミーの横に立つ木のポールをたどった先に、白い旗がヒラヒラとはためいているのがわかりますでしょうか?

あの辺が「羽車神社」です。後程「御穂神社」と共に詳しく説明しましょう。

写真の右手前にある小さな松が「羽衣の松・二世」です。

「羽衣の松」から採取して育てた木がここまで大きくなったのだそうですよ。大事にしていきたいですね。

そして、見えにくいかもしれませんが、その向こう側にあるのがかつての「羽衣の松」。

枯れて倒木の恐れがあったため、今ではすっかり幹を切られて短くなり、切られた跡にはカバーがかけられています。

さて、「羽衣の松」と切っても切れないのが「羽衣伝説」ですので、この辺で手短に説明しておきましょう。

昔、三保の村に住んでいた漁師が浜に出ると、ある松の枝(羽衣の松)にとても美しい衣がかけられているのを発見しました。

(※初代羽衣の松は宝永時代に海に沈んだとされている)

持ち帰ろうとすると天女が現われ、「衣がないと天に帰れないので返してほしい」と頼まれます。

漁師は「返す代わりに天上の舞いを見せてほしい」と答え、美しい舞が披露されたあと天に帰っていったのだとか。

素敵なお話ですね!

いよいよ絶景スポット!「三保の松原」

これが、昔、天女が遊びに来た?降り立った三保の浜なんですね~。

この日も海が青くて綺麗でしたよ。何艘かの船も浮かんでいて・・・。ゴールデンウィークということもあってか、楽しく穏やかな雰囲気がとても気持ち良かったです!

「三保の松原」は、海岸に沿って生い茂る約7kmのクロマツ林と、美しい海、そして富士山という3つが揃う絶景ポイント。

でもこの日は、松原の向こうに見えるはずの富士山が見えませんでした・・・。晴れていれば、こんな風景が見られるんですよ。

image2

出典元:https://www.visit-shizuoka.com/spots/detail.php?kanko=336

富士山が見られなくて残念でしたが、くもっていて良かった!晴れていたら暑くて、早々に車内に退散していたことでしょう。

特に遊歩道がない所でも、松林の間を自由に散歩できる感じが素敵です。

でも、観光の参考とするためにも、遊歩道の方をご案内しましょう。

愛犬と「羽衣公園内遊歩道」を散策!

こちらが、「羽衣公園内遊歩道」への入口。

手前には大きな東屋もあります。この日は7、8人のグループが東屋の下でわいわいとランチを楽しんでおり、いかにもゴールデンウィークらしい風景でした。

そして、行く気満々のカーミー、わかるでしょうか?・笑

途中で「海の道」と「松林の道」と2つに分かれていたので、最初に「海の道」に行き、帰りに「松林の道」を通ってくることにしました。

つながっていますから、どちらの風景も楽しめるんですよ~!

「海の道」を進むと、右手にはいつも海岸が見えます。砂浜と行き来できる小道もあるので、好きなところで浜に降りられるのが便利ですね。

また、多くの文学や芸術のテーマとなってきた「三保の松原」らしい一面を見られるのが「三保の松原文学散歩」の文学碑です。上の写真は北原白秋の作品を載せたもの。

所々にこういった文学碑やベンチがあり、海を見ながら文芸の世界に浸れるのも、なんだかロマンチックですね~。

「羽衣の松」や海辺の方では本当に多くの観光客を見かけましたが、遊歩道ですれ違ったのはほんの数人・・・。

海岸も素敵ですけど、松林の中を歩くのもなかなかですよ。いい散歩コースなので、ワンコ連れの方には、観光に来たらぜひ散策してほしいものです。

しかし、5月ともなるとやっぱり少し暑い。歩いているとだんだん汗ばんできて、海風のベトベトも感じます。

私が行ったのはお昼頃だったので、ワンコ連れの場合は早朝か夕方がいいかも・・・。

「海の道」と「松林の道」のUターン地点に来ると、海岸に沿った道がさらに続きます。

これは「県道静岡清水自転車道線」と呼ばれ、自転車で三保半島をぐるりと散策できるサイクリングロードなのです。

この先には、三保の灯台や、海水浴場、水族館(ペット可)、キャンプ場(ペット不可)などもあるんですよ。

このUターン地点までたった5分~7分。海の景色が綺麗ですし、気候が良ければこの先に向かって歩いていきたい感じがしました (^^♪

しかし私達は、この後「御穂神社」に行く予定もあったので「松林の道」の方へ戻ります。

「三保の松原」では、特に入口の方でくねくねと横に枝を伸ばした松を、遊歩道の方では写真のように、上を向いてすっと伸びていく松を見ることができます。

そして、ところどころの松に、NPO法人による貼り札が付けられており、「松の回復のため活力剤を注入している」ということを伝えています。

近年では松枯れの原因調査とその対策が繰り返されている「三保の松原」です。ワンコとお散歩する際も、松のためにマナーに気を付けたいですね。

【三保の松原】
所在地:静岡県静岡市清水区三保
TEL:054-221-1019

三保の松原のページを見る

「神の道」を歩いて「御穂神社」へ!

遊歩道を満喫したカーミーと私は、土産屋の並ぶ広場に戻ってきました。

かき氷屋さんを横目にいいな~と思いつつ、「御穂神社」と「羽衣の松」を結ぶ「神の道」へ!

松の並木とその間を貫く約500メートルの木道は、「御穂神社」の参道で、「神の道」と呼ばれています。

古くて立派な松が立ち並ぶ道を歩くと、何か神聖な雰囲気が感じられるかもしれません。

「御穂神社」と「三保の松原」は近いといえども位置は離れているので、一見すると別の観光地のように見えますが、実は深い関わりがあるのです。

「御穂神社」には、天女が松に掛けた衣の切れ端が保存されているといわれていますし、「羽衣の松」のある海岸には、「御穂神社」の離宮である「羽車神社」があります。

出典元:http://www.city.shizuoka.jp/143_000113.html

また、毎年秋に行われる「羽衣祭り」では、「羽衣伝説」に出てくる漁師の屋敷跡にある社「伯良神社」から、種火が「神の道」を通って「羽車神社」まで奉納され、薪能の篝火として使われるそうです。

松原と海を背景にした薪能なんて風情があって素敵ですよね!私もぜひ一度見てみたい気がします。

「神の道」では、何組かのワンコと飼い主さんたちにもすれ違いました!

「あっちに行かなきゃヤダ~!」とばかりに腹ばいになって動かないワンちゃんもいたりして、ちょっと面白かったです・笑

たった500メートルですが、暑かったので途中でカーミーを休ませつつ、ようやく「御穂神社」の鳥居の前までたどり着きました!

「神の道」は正面から入るとこんな感じ・・・。車で来ると逆になってしまいますが、「御穂神社」からここを通って「三保の松原」まで直行できると雰囲気出るような気がします・笑

そして、これが「御穂神社」です。

平安時代の書物「延喜式神名帳」に載っているほど古い歴史のある神社だそうですよ。

祭神である三穂津彦命・三穂津姫命は、降臨するとき「羽衣の松」を目印にするという言い伝えも。

私達が行った時には、お参りしている人や、お守りなどを購入している人、ワンコ連れ観光客などを見かけました。

私とカーミーは、日陰でちょっと一休み。

この一休みが、なかなか気持ち良かったんですよね~。 

元気いっぱいになって、再び散策開始です!

奥の方に行ってみると、綺麗なツツジに囲まれた道の向こうに「子安神社」がありました。

安産祈願もできるのですね~。

そして、これは子どもの守り神である「神馬(しんめ)」。

馬屋の中には大きな馬の彫り物があり、祭りの時には扉が開かれるそうです。

馬の下をくぐってから供え物を食べると子どものおねしょが治るという面白い言い伝えもあります。

ちなみにこの神社の絵馬には、神馬と天女と三保の松原の描かれているそうですよ!

帰りに神社の境内から、向こうに見える「神の道」の写真を撮ってみました。

本当にまっすぐですね~。そしてこの先には「羽衣の松」のある海岸が。

「三保の松原」って、ユニークで美しい観光地だなとつくづく思いました!

【御穂神社】
所在地:静岡県静岡市清水区三保1073
TEL:054-334-0828

御穂神社のページを見る

続いて、「三保の松原」周辺のワンコ連れに便利な情報をお届けします!

①2019年5月1日オープン!「Casetta di Shu(カゼッタ ディ シュウ)」

image2

出典元:https://www.instagram.com/casetta_di_shu/

約500メートルある「神の道」の周辺には食堂やレストランがいくつかあるのですが、私が行ったときにかつて見たことのなかった建物を発見!

しかも、ワンコたちが庭で遊んでいる様子が見えたので、ドッグラン付きカフェ?と思い、帰ってきてから調べてみてびっくり!

実は、私が行った当日にオープンした「カゼッタ ディ シュウ」さんだったようです。

あ~、こんなことってあるんだな・笑

100坪のドッグガーデンが併設されたカフェで、テラス席・ガーデン席はワンコOKのようですよ。

インスタグラムで宣伝していましたので、興味のある方はどうぞ。

【Casetta di Shu(カゼッタ ディ シュウ)】
所在地:静岡県静岡市清水区三保1333-1

Casetta di Shuの公式Instagramを見る

②愛犬とドッグラン付き宿に泊まろう!「三保シーサイドホテル福田屋」

image2

出典元:http://www.miho-fukudaya.jp/pets.html

同じ三保半島にあり、「三保の松原」から車でたった10分という近距離にある「三保シーサイドホテル福田屋」は、小型犬から大型犬まで宿泊OKの宿!

ノーリードで遊ばせたい方は、併設されたドッグランも利用できます。

三保の美しい海岸風景や、落ち着いた和風のお部屋はもちろんのこと、車いすでも入れる陶器風呂とひのき風呂、三保で古くから続く「川村農園」で仕入れた新鮮野菜を使用したお料理など、魅力的なポイントが沢山の宿です!

【三保シーサイドホテル福田屋】
所在地:静岡県静岡市清水区三保2728-4
TEL:054-334-0124

三保シーサイドホテル福田屋の公式ページを見る

③愛犬と採れたての野菜とフルーツを味わおう!「川村農園」

image2

出典元:http://kawamura.eshizuoka.jp/c27371.html

出典元:http://kawamura.eshizuoka.jp/c27372.html

先に紹介した「川村農園」は、なんと三保半島で江戸・元禄時代から続く農家だそうです!

同じ場所でそれだけ長く続いてるって、すごいですね。現在は12代目だとか。

化学肥料を使わずトマトをメインに栽培しており、トマトソース、トマトジャム・ジェラートなどの商品も販売。メロンなど他のものも栽培しています。

カフェでは軽食や、季節限定スイーツ、フレッシュドリンクなどをいただけて、テラス席はワンコ同伴OKだそうですよ!

【川村農園】
所在地:静岡県静岡市清水区三保1816-2
TEL:054-334-0789

川村農園の公式ページを見る

いかがでしたか?

今回は静岡市を代表する観光地のひとつ、「三保の松原」を中心にご紹介してきました。美しい風景の背後に神秘的な逸話の残された魅力的な観光地ですよね!

三保半島を宿泊拠点にした場合は、久能山東照宮、日本平、薩た峠、エスパルスドリームプラザ(屋外のみ)などが周辺のおすすめ観光スポットです。

どこもワンコ連れで周れるところばかりですので、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか。

The following two tabs change content below.
Tokimeki.D

Tokimeki.D

トキメキ.D

愛犬カーミーと幸せに暮らしています。
カーミーは子どもであり、妹であり、友達であり、聖母様です♡

好きなこと:手作り
好きなことば:生きとし生けるものが幸せでありますように