日本にはいろいろな観光スポットがありますが、その中でも冒険心がくすぐられるところといえば、鍾乳洞や洞窟でしょう!
特に鍾乳洞は、自然が長い年月を掛けて創り上げた美術作品のようで、幻想的な世界に惹きこまれる人も多いのではないでしょうか?
今回は、そんな鍾乳洞や洞窟をテーマに、愛犬と一緒に入場できる観光スポットを、東日本エリアからご紹介してきいたいと思います。
ところで、鍾乳石とは上から垂れるつらら型、石筍とは下から伸びたタケノコ型、上から下までつながったのが石柱というそうです。そんな知識もふまえながら読んでみてくださいね!
東京に残された自然の博物館!日原鍾乳洞(にっぱらしょうにゅうどう)<東京都>
出典元:https://www.facebook.com/pg/nipparaokutamatokyo/photos/?ref=page_internal
東京都の奥多摩にある日原渓谷は、四季を通して様々に風景が移り変わる自然豊かな場所です。
山歩きや、ブナの森でのトレッキング、滝巡り、渓流遊び、巨木巡り、バードウォッチングなど、楽しみ方もいろいろあります。
そんな日原渓谷には、関東で最も大きいといわれる日原鍾乳洞があります。
洞内の気温は、年間を通して約11℃だそうですから、特に夏は楽しめそうな観光スポットですよね!
ところで、鍾乳石ができるのにどのくらい掛かるか知っていますか?
なんと、たった3cm伸びるのに200年ほど掛かるんだとか。日原鍾乳洞では、そんな途方もない年月を掛けて成長した見事な鍾乳石や、石筍、石柱が、あちこちで見られます!
また、よく日本庭園で見かける水琴窟が、洞内に設置されているのも特長といえるでしょう。
水琴窟は、水音が反響して音がでるのですが、静かなところでないと音が分かりません。心を鎮めて自然が奏でる音に耳を傾けてみてくださいね!
さて、洞内への愛犬同伴についてです。
日原鍾乳洞に確認したところ、全体を周るのに30分~40分掛り、階段がとても急なので、キャリーバック入れて歩けるサイズのワンちゃん(小型犬)の入場なら可能だということでした。
お盆休みなどの大型連休のときは、1時間以上の駐車場待ちになるほど混雑するそうです。そういった時期は洞内も混みますので、避けた方が良いかもしれませんね。
【日原鍾乳洞】
所在地:東京都西多摩郡奥多摩町日原1052
TEL:0428-83-8491
営業日時:8:00~17:00(4/1~11/30)、8:30~16:30(12/1~3/31)
定休日:年末年始(12/30~1/3のみ休業)
料金:700円(高校生以上)、500円(中学生)、400円(小学生)
源氏の隠れ岩屋 史跡鍾乳洞!洞源三窟(げんざんくつ)<栃木県>
出典元:http://genzankutsu.com/yurai/
次にご紹介するのは、鍾乳洞と歴史的遺産が両方観られる観光スポットです。
那須塩原にある源三窟は、源義経の一族である源有綱に由来しています。源平合戦最後の戦いの後、塩原に逃げてきた有綱は、しばらくの間この洞窟内で暮らしていたそうです。
しかし、洞窟内に流れる滝の水で米をといでいたところ、そのとぎ汁が原因で命を落とすことに・・・
源三窟の入り口には、源氏の家系図が表示してあり、ガイドさんが紙芝居などを使ってその由来を説明してくれるそうです。
出典元:http://genzankutsu.com/syoukai/
また、レプリカの甲冑を着て、記念写真を撮るというおもしろいサービスも。(着付料500円)
出典元:http://genzankutsu.com/syoukai/
洞内では、滝の下で米をといでいる有綱や、団らんする武将たちなど、人形を使って様々な歴史のシーンを再現しています。
また、洞窟と続いている資料館では、洞窟内で発見された鎧冑をはじめ、大名かごや着物など、150点の武具や美術品を見ることができます。
さて、源三窟には、鍾乳洞や歴史の他にも話題となっていることがあります!それが、ネコの茶々ちゃん。
もともと野良猫だったそうですが、ご縁があって看板ネコに。
管理人によると、最近TVで放送されてから、茶々ちゃんを見に来る観光客が増えたんだとか。
ただし、ワンちゃんが来るとやんちゃになることがあるため、犬連れの方は、来る前に連絡していただければ、茶々ちゃんを室内に入れることができるのでありがたいとのことです。
ちなみに、洞内と資料館が狭いという理由で、同伴できるのは小型犬・中型犬のみとなっていますのでご了承ください。
【源三窟】
所在地:栃木県那須塩原市塩原1118
TEL:0287-32-2338
営業日時:8:30~17:00(4月~11月)、9:00~16:00(12月~3月)
定休日:不定休
料金:600円(高校生以上)、400円(小中学生以上)
1億5000万年前の地球を感じる!当麻鍾乳洞(とうましょうにゅうどう)<北海道>
出典元:http://www.densukesan.net/
北海道の当麻町ってご存じでしょうか?
シャキシャキ感のあるでんすけすいかが特産のところです。暑い夏には、ぜひ食べてみたいですよね?
そんな当麻町にはもう一つ、夏ならではモノがあります。それが、当麻鍾乳洞です!
洞内の気温は10℃前後というのですから、ひんやり感も期待できる観光スポットですよね?
当麻鍾乳洞は、1億5千万年前から長い年月をかけて作られたものだそうです。高いところだと7~8mもあるというスケールの大きさ。
不純物が少ない鍾乳洞で、とっても貴重だそうですよ。
当麻町観光協会に問い合わせたところ、洞内の距離は135mくらいあるそうです。急な階段もあるため、抱っこやキャリーバッグに入るサイズのワンちゃんのみ入場可能とのこと。ちなみに、資料館などはありません。
出典元:http://www.densukesan.net/html/f-ryuta.htm
鍾乳洞の周りは、「鍾乳洞グリーンパーク」と呼ばれる自然公園です。
約7万5千本もの樹木でできた7つの森は、遊歩道で散策することができます。朝夕など気温の低いときに、愛犬との散歩が楽しめそうですよね!
【当麻鍾乳洞】
所在地:北海道上川郡当麻町開明4区
TEL:0166-84-8639(当麻町観光協会)
営業日時:平成30年は4月28日(土)~10月28日(日)9:00~17:00
料金:500円(高校生以上)、300円(小中学生)
北海道指定天然記念物!中頓別鍾乳洞(なかとんべつしょうにゅうどう)<北海道>
出典元:http://www.town.nakatombetsu.hokkaido.jp/syonyudo/html/daiichidou.htm
次は、 北海道の中頓別鍾乳洞自然ふれあい公園の中にある鍾乳洞です。
園内には、全部で3つの洞窟があります。しかし、崩壊が進んでいるため、現在観光が許可されているのはそのうちの一つ「第一洞窟」のみ。
第一洞窟は、入口から引き換えし地点まで約60mあり、途中から階段を上っていくことになります。
ほとんどの鍾乳洞と違い、ここでは見学エリア内で鍾乳洞を見ることはできません。その代り、化石が露出している部分が見られるそうです。
中頓別観光協会に確認したところ、リードにつないだワンちゃんは、洞内を一緒に見学することができるそうです。ただし、はしごのような階段を上ったり、人でも狭い空間を通るので、一番奥まで行くことは不可能だろうということでした。
人が通れる道も一つしかないので、ワンコ連れの方は、入口近くで楽しむのがベストではないでしょうか。
出典元:http://www.town.nakatombetsu.hokkaido.jp/syonyudo/html/gunkaniwa.htm
しかし、この公園には自然の見どころが沢山あって、洞窟見学だけではもったいない!
1,000~1,500万年前、中頓別周辺は海だったそうです。
そこに住む生き物たちの遺骸は石灰岩層となり、長い年月の間にさまざまな変化を経て形成されたのが、「軍艦岩」と名づけられた大きな岩(写真上)です。とても存在感がありますよね?
他のスポットには、石灰岩の中を流れて岩壁から吹き出る崖線湧水があります。炭酸ガスとミネラルが沢山含まれているそうですよ。
出典元:http://www.town.nakatombetsu.hokkaido.jp/syonyudo/html/syasinsyuu1.htm
また、季節を通して様々な植物や昆虫、野生動物の観察が楽しめます。
訪れる時季によっては、愛らしいエゾシマリスやエゾリスが、食料を求めにやってくるところが見られるかもしれません!
アオダイショウやシマヘビ(両方とも毒はないそうです)の生息地でもありますから、散歩の際にはワンコの足元に注意してあげてくださいね!
【中頓別鍾乳洞】
所在地:北海道枝幸郡中頓別町旭台
TEL:01634-7-8510(中頓別町観光協会)
営業日時:5月~10月、9:00~16:30(17:00閉園)
料金:無料
いかがでしたか?
日本には様々な洞窟がありますが、今回ご紹介した以外の洞窟では、入口でワンちゃんだけを預かってくれるところもあるようです。
また、以前は同伴可能だったところが、現在は不可になったところもあります。
実際にワンコを連れて洞窟散策をしたことのある方は、ぜひイヌトミィに最新情報をご報告いただければと思います!
愛犬カーミーと幸せに暮らしています。
カーミーは子どもであり、妹であり、友達であり、聖母様です♡
好きなこと:手作り
好きなことば:生きとし生けるものが幸せでありますように
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