ワンちゃんとのお出かけスポットでも人気の富士山周辺。のどかな景色の中、日頃の疲れやストレスなどいろ~んなモノを取り除いて癒やされちゃう素敵な場所があるのをご存じですか?
今回は、日本の懐かしく美しい原風景が広がる「西湖いやしの里 根場(ねんば)」をご紹介したいと思います!
「西湖いやしの里 根場(ねんば)」って?
山梨県南都留郡富士河口湖町にある野外博物館、「いやしの里 根場(ねんば)」。河口湖から約30分、お隣にある西湖の奥に佇んでいます。
敷地内には20棟の茅葺き集落があり、3軒のお食事処、5軒の手作り体験のお店、2軒の地場産品を販売するお店のほか、工芸作家さんたちの作品の展示、水車や、昔の遊び道具で自由に遊べる「ちびっ子広場」、日によっては「スズ竹細工」の実演や「絵手紙教室」など、多彩な施設やイベントを楽しむことができます。
ワンちゃんは建物には入ることができませんが、自由に散策することができますよ♪
根場(ねんば)地区の歴史
かつて美しい茅葺き民家が建ち並んでいた旧足和田村根場集落。養蚕が盛んに行われるのどかな農村でしたが、1966年(昭和41年)の台風26号の集中豪雨により土石流の被害を受け、集落は壊滅してしまいました。
2003年(平成15年)に南都留郡の河口湖町・足和田村・勝山村が合併し、富士河口湖町が誕生したのを機に、日本の原風景である茅葺き屋根の集落をよみがえらせようと、「西湖いやしの里 根場(ねんば)」の創業事業に着手。見事に美しい茅葺き建築物を復元し、かつての根場地区の、のどかな農村風景を再現しました。
「西湖いやしの里 根場」施設概要
出典元:http://www.fujisan.ne.jp/iyashi/annai.vol.5.html
アクセス
所在地:山梨県南都留郡富士河口湖町西湖根場2710
車:中央自動車道「河口湖IC」より約25分、東富士五湖道路「富士吉田IC」より約25分、東名高速道路「富士IC」より約1時間30分、中央自動車道「甲府南IC」より約50分
電車:富士急行「河口湖駅」よりレトロバスにて約50分、
駐車場:あり(無料)
営業時間&入場料
営業時間:3月~11月 9:00~17:00(最終入場16:30)、12月~2月 9:30~16:30(最終入場16:00)
休館日:年中無休 ※臨時休館の場合あり
入場料(施設保存協力金):大人(高校生以上) 350円 小人(小・中学生) 150円 ペット 無料
愛犬と一緒に「西湖いやしの里 根場」を散策!
河口湖、西湖を眺めながら「西湖いやしの里 根場」に到着。
今回は湖を左手に見るルートで行きましたが、湖周辺は道がそんなに広くなくカーブもあり、さらにサイクリングを楽しむ方も多いのでご注意くださいね。特に外国の方は2列で楽しそうに走行したり、のんびり道の真ん中を走行されたりしていました。
駐車場はかなり広く、この日は大型バスも数台止まっていました。
周囲を山々に囲まれた駐車場。ここだけでも癒やされるのに、この先にどんな美しい風景が待っているのかと思うとワクワクしちゃいます♪
駐車場のすぐ近くに売店やお食事処がありました。すでにお昼ご飯は食べてしまっていたため先へ急ぎます。
売店を通り抜けると……
味のある看板がお出迎え。
“ペットをお連れのお客様へ”という、ワンちゃんの形をしたかわいい注意事項の看板もありました。
看板を通り過ぎると……
さっそくこんな建物が!
なんと、こちらお手洗いなんです!立派じゃないですか?中も広くてとってもキレイ!
このお手洗いだけでも絵になるので、ここで何枚も写真を撮っちゃいました♪
今思うと、お手洗いの写真を撮っている人いなかったなぁ……(笑)
では、原風景の中へ!
と思ったものの、実は入り口はまだまだ先。
「本沢川遊歩道」と呼ばれる道を進みます。途中にはカカシさんが。1人で歩いているときに出会ったらチョット怖いかも……!?(笑)
ウチの娘は驚くかと思いましたが全然気にも止めず、あっちふらふら、こっちふらふらと歩いていました。
遊歩道の周りものどかな農村の景色が広がっていて、歩いていて気持ちがよかったです。
ようやく「西湖いやしの里 根場」入口へ
遊歩道をしばらく歩いて受付に到着。
隣には池があり、樽(桶?)の中でラムネが冷やされていました。アヒルちゃんもぷかぷか浮いていてレトロかわいい光景♪
ホームページに“インターネット割引券”があったのでそちらを利用させていただきました(スマホでの画像提示でOK)。割引券を利用すると、大人も小人も50円お安くなります!もともと、大人350円、小人150円とっても良心的なのに(ワンちゃんは無料)、さらにそこから50円引き!飲食店などの割引もあり、とってもお得です♪
さらに、JAF会員だと3枚組の素敵なポストカードがもらえますよ!
それでは、いよいよ美しい日本の原風景へ♪
富士山を眺めながら食事や喫茶が楽しめる!「食事処 彩雲」
まず最初に現れるのは、「食事処 彩雲」。
出典元:http://www.fujisan.ne.jp/iyashi/saiunrenewal.html
富士山を眺めながら、山梨の名物“ほうとう”や、バリスタチャンピオンのハンドドリップ抽出を再現した挽きたてのコーヒー、和テイストの甘味メニューを楽しめるそうですよ。
今回は立ち寄っていないので、外の席などワンちゃんと食事ができるスペースがあるのかは確認できておりません。
いまでは珍しい「水車小屋」
こちらは「水車小屋」。のどかな農村の景色には欠かせない存在ですね。この水車を使ってお蕎麦や麦、お米などを挽けるそうですよ。
出典元:http://www.fujisan.ne.jp/iyashi/suisha.html
“わらうち”の体験ができるスペースもあります。
水車小屋の近くには、なんとリードフックがありました。なんて便利なんでしょう!ワンちゃんウェエルカムな感じがうれしいですね!
「まさかアタシのこと、ここに置いていくんじゃないよね?」と、疑問とともに若干の不安が入り混じったような表現(笑)お転婆娘らしくないしおらしさ……。
その名の通り、寝転んでくつろいでもOK!「くつろぎ屋」
こちらは「くつろぎ屋」という建物です。ウチの娘は外で見ていてもらって私は中へ。
そこに広がる素敵な光景にテンションが上ってしまい、気がつけばピントの合っていない写真ばかりでした……。
昔なつかしの囲炉裏。その奥にあるコタツとの愛称もバツグンですね。ぬくもりのある空間です。
靴を脱いで上がってOKだったので、おジャマしました。
黒のダイヤル式電話。なつかしいアノ電話の音が想像できますね。
「くつろぎ屋」は、自由に寝っ転がってくつろげちゃうんです。天井も高く開放感のあるお部屋。畳の上でゴロゴロしたら気持ちよさそうですよね。
私がおジャマしたときは誰もいませんでしたが、地域のおばあちゃんがおもてなしをしてくれたり、イベント会場になったりもするそうですよ。
周囲はどこを見ても美しい茅葺き屋根。生き生きとした緑もあいまって“なつかしい日本の夏”を感じますね。
絵手紙と川のせせらぎでほっこり!「せせらぎ屋」
こちらは「せせらぎ屋」。農村ならではの素朴なものづくりを見ることができます。オウチの中には、とってもやさしいタッチで描かれた絵手紙がいっぱい。思わず心がほっこり♪
土・日を中心に、山梨県の伝統工芸にも認定されている「スズ竹ざるづくり」の実演・販売や、日曜日(3月~11月 ※パンフレットには4月~11月との記載あり)のみですが絵手紙教室も開催されています。
縁側に座ってボーッとしてみました。
周囲に広がる癒やしの景色に、ウチの娘のお転婆心も浄化されているようです……?
2階からの富士山は絶景!「見晴らし屋」
こちらは「見晴らし屋」と呼ばれる建物で、町内や県内工芸作家の方のひと味ちがう魅力ある作品展や、さまざまなコンテストの作品展が行われています。
2017年4月5日(水)~2020年3月末までは、まんが日本昔ばなしでおなじみの“前田こうせいさん”の原画展が開かれていますよ。
登録有形文化財の「旧渡辺家住宅」
出典元:http://www.fujisan.ne.jp/iyashi/yousan.html
こちらは、現存した民家を改修してよみがえらせた「旧渡辺家住宅」。養蚕民家として登録有形文化財(建造物)に指定されています。
かまどのある台所や囲炉裏、昔なつかしい扇風機やブラウン管テレビ、レトロな郵便ポストなど、当時の暮らしにタイムスリップ!
リアルに当時の生活を感じることができるオウチに、私はすっかりテンションアップ!そんな私を見てウチの娘も中が気になる様子。
ものづくり体験も!「陶と香のかやぬま」
こちらは「陶と香のかやぬま」。本格的な陶芸やにおい袋、練香づくりが体験できます。
香りのするもの好きな私としては、とっても気になる体験メニュー。匂袋づくりや練香づくりは500円~体験でき、時間もそんなにかからないそうなので気軽に楽しめちゃいそうですね!
建物だけでなく道端に咲いているお花も素敵。お花越しに見る茅葺き屋根や木造の壁も風情がありました。
あちらこちらに風鈴も飾られていました。茅葺き屋根との愛称もピッタリ!味わい深いものがありますね。
養蚕の歴史の一部を垣間見える!「養蚕室(ようさんむろ)」
かつて養蚕が盛んだった根場地区。当時の農村の再現をしている「西湖いやしの里 根場」では、「養蚕室(ようさんむろ)」があり養蚕が行われています。
毎年時期になると、養蚕室が一般公開されますよ。見たことのない光景に、とくに小さなお子さまは興味津々で楽しめそうですね!
とあるお店の前にあった蚕の繭をパチリ。真っ白でとってもキレイ。
小学生のころ、学校の授業の1つで“自宅で蚕を育てる”というのがあったので、繭を見ながら懐かし気持ちになりました。
出典元:https://www.facebook.com/pg/saikoiyashinosatonenba/photos/?ref=page_internal
訪れた日は曇っていたので見られませんでしたが、お天気がよければ、美しい茅葺き屋根の向こうに富士山を望めます!素敵な景色に違いないですね!
山梨の地元の銘菓が楽しめる「おもいで屋」で休憩~
たくさん歩いたので帰る前にお土産屋さん「おもいで屋」内ある「ささや」でひと休み。
受付で見せた割引券に、“絶品濃厚ソフトクリーム”が50円引きになると書いてあったのでそちらを注文しました。
なにやら“フォトジェニック”なソフトクリームとのことなので、写真を。
いかがでしょう?
あまりにものセンスのなさにフォトジェニック感ゼロですね。アイスが溶けて垂れちゃってますもん(笑)
せっかく大盛りにしてくれたお店の方……すみません。
どの辺りがフォトジェニックポイントなのかと言いますと、このソフトクリーム、コーンがピンクなんです!伝わりますでしょうか?なので、撮る人が撮れば、もっとこのソフトクリームのかわいさが出るのでしょう……。
そしてもう1つ!
「西湖いやしの里 根場」名物“クニマス焼き”です。お店の方によると、山梨県は海がないので“たい焼き”が作れないそうですよ(笑) ……確かに納得です。
ちなみに“クニマス”は、かつて秋田県の田沢湖のみで生息していましたが絶滅……したと思われていたところ、2010年に富士五富士五湖の1つである西湖で生息していることが確認された貴重なお魚だそうですよ。お魚タレントでおなじみ“さかなクン”がきっかけで発見され、当時話題になりましたね!
こちらはお店の方があんこをサービスしてくださいました(笑)
あともう1つおまけをいただいたのですが、そちらは後ほどご紹介します♪
ワンちゃん連れ歓迎ムードの「西湖いやしの里 根場」
すでにご紹介しましたが、建物の入口には“リードフック”が設置されているところもあり、ゆっくり写真を撮ることができます。ウチの娘は心配なのでできませんでしたが、大人しいワンちゃんであればここでお留守番をさせて建物見学もできますね!
スタッフの方もワンちゃんウェルカムで、あちらこちらでかわいがっていただきました。
そんな温かい雰囲気なので、ひと休みをした「ささや」では、お店の方が「これ、お砂糖使ってないところだからワンちゃんに♪」と、クニマス焼きのかけらをくださいました!
ちなみに、クニマス焼きがおいしくて、半分こでは足りず追加でもう1個頼んだのですが、2回ともクニマス焼きのかけらをいただいちゃいました(笑)
ウチの娘、固まっているように見えますが、お店の方のご厚意を味わって食べているに違いありません!
初めて「西湖いやしの里 根場」に訪れたのですが、西湖の奥深いところにこんな素敵な場所があったなんて……!6月だったので、木々の緑と茅葺きのコントラストがとってもキレイでした。
今回ご紹介しきれませんでしたが、20棟ある茅葺きの建物、道端に咲いているお花、ありとあらゆる景色がどれも絵になります!見どころもフォトスポットも満載!
桜や紅葉、雪景色も素敵なようなので、私の中の春夏秋冬それぞれで訪れたいスポットリストに登録~♪(笑)
ワンちゃん歓迎ムードがあふれているので愛犬と一緒に気持ちよく散策できて、のどかで癒やされます。「西湖いやしの里 根場」、オススメですよ!
車大好き・お出かけ大好きな愛犬とドライブを楽しんでいます。
お出かけスポットを中心に、ワンちゃんとの楽しい時間を過ごせる情報をお届けしていきたいと思います♪
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