愛犬家に人気のお宿♡ドッグランもあるホテル旬香鳥取大山リゾートの思い出

フレンチブルドッグの羽菜（はな）が我が家の長女になってくれた2006年頃、関西にはわんことずっと一緒に過ごせるホテルはほとんどありませんでした。

最初に訪れたわんこも一緒に泊まれる旅館は、レストランがわんこNGだったので、羽菜をお部屋に残したままレストランへ行き、ゆっくりと食事を楽しむことができませんでした。

羽菜は旅行自体はとても気に入った様子だったので、何とか快適に過ごせるホテルを探したいと思っていました。
ずっと一緒に居られて、ドッグランがあって、車で行ける範囲で、できたら近隣に一緒に行ける施設もあって…そんなわがままな条件を満たしてくれるホテル。

そうして見つけたのが鳥取県の大山にあるホテル旬香でした。

初めて訪れたホテル旬香に大満足

旬香は鳥取県の美しい山・大山の麓のペンション村のはずれにあります。豊かな自然の中にドッグラン、アジリティ、お散歩コースがあって、お風呂以外はずっとわんこと一緒に過ごすことができます。

最初に見つけた時、「これは良いかも！」とワクワクしながら予約したのを覚えています。2008年の事でした。

大阪から車で大山に行く途中に寄った蒜山でも、わんこOKの美しいハーブガーデンがあって、羽菜と一緒においしいランチをいただけたのも嬉しかったです。

そして大山は夏場でもとても涼しく、特に山あいの小さな渓流の側なども暑さに弱いわんこには快適な休憩場所になります。

人見知りの私と誰にでも気軽に話しかけることのできる主人の所に来てくれた羽菜は主人似で、どこへ行ってもすぐにお友達を見つけては楽しく遊べる子でした。

初めて旬香に行った時も、ゴールデンレトリバーなどの大きなお友達とドッグランいっぱい縦横無尽に走り回り、それは楽しそうでした。

夕食は地元の野菜、お米、牛肉、魚をふんだんに生かしたごちそうで、わんこ用のメニューも充実。

宿泊は2階の少し広めのお部屋にしていましたが、シモンズベッドで寝心地が抜群で、いつも寝つきの悪い私もすぐにぐっすりでした。

近くには、大山牛の濃厚な絞りたて牛乳を使ったソフトクリームが売っていて、びっくりするほどおいしいんです。羽菜も目を輝かせておすそ分けを待っていました。

羽菜にも私たちにも嬉しいお宿をやっと見つけました！

主人も私もすっかり気に入り、また翌年も来ようと決めました。

翌年2009年9月、リピートで伺った旬香で羽菜にとってとても大切な出会いがありました。

旬香に到着してドッグランで遊んでいると、「僕と遊ぼう～！」とやって来た、とっても大きな黒ラブちゃん。神戸から遊びに来ていたエルフ君です。

羽菜よりも一つ年下のエルフ君はすごく優しくておっとりしていて、遊び上手なイケメン君。

主人が投げるボールを羽菜と二人で追いかけて、でもいつもキャッチするのは羽菜に譲ってくれるんです。

羽菜はすっかり調子に乗って、何回も何回も「ボール投げてよ！」と主人の所にボールを持ってきていました。

ご両親もとても素敵な方で、食事の時にお話していたら、日帰りで十分会えるところに住んでいることや共通の知人がいることもわかって意気投合。連絡先を交換して、それからずっとお付き合いが続いています。

年に1～2回一緒に出掛けたり、旅行に行ったりするようになりました。

会うたびに仲良くじゃれあうエルフ君と羽菜の姿を見ているだけで、こちらも笑顔になりました。本当にエルフ君は羽菜にとって一生のお友達になってくれました。

それもこれも、ホテルの方のおかげ！私たちが一緒にドッグランで遊んでいるのを見て、食事の席を隣同士にしてくれたんです。

こんな細やかな気遣いのできるスタッフがいらっしゃる旬香のますますファンになり、それからも毎年のようにお世話になりました。

無理にないことですが、その後、旬香はとても人気になり、週末などはすぐに予約がいっぱいになってしまうようになりました。

コテージ棟などが増築されたのですが、人気の上がり方の方がすごくて、ますます予約が取れなくなってしまいました。

運動が大好きな羽菜が虹の橋を渡り、次に我が家にやってきた茉菜はドッグランでもひたすらステイしているだけなので（笑）、旬香にはしばらくお邪魔していません。

ですが、羽菜の大切なボーイフレンド、エルフ君は変わらず毎年行っていて、そのお話を聞いてはまた行ってみたいなあと思っています。

その時にはきっと羽菜もお空から大山に直行して一緒に来てくれるのでは、と楽しみにしています。

志野菜緒子

犬バカ、親バカ上等のフレンチブル中毒です。
日々、愛ブヒ茉菜に癒されて過ごしています。
わんこの素晴らしさ、そして保護犬という存在について
お伝えしていきたいと思っています。