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理想のドッグランとは?大型犬エリアで小型犬が遊ぶ理由を考えてみた!

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我が家の愛犬ゴールデン・レトリーバーを連れてドッグランへ行ったとき、小さな子が大型犬エリアで遊んでいるのを見てびっくりしたことがありました。大型犬が遊ぶとかなりパワフルなので「危険じゃないのかな?」と心配だったのですが、もしかしたら何か理由があるのかもしれないと思って、調査してみることにしました。すると、大型犬としか暮らしたことがない私には想像もできなかった小型犬オーナーさんの声を知ることができたのです。

小型犬オーナーの気持ち

わんちゃんのサイズでドッグランのエリアが分かれているのに、小さなわんちゃんを大型犬エリアで遊ばせているのはなぜかな?調べてみると、いくつかの理由が浮かび上がってきました。

まず「小型犬エリアが狭い」ということ。確かに大型犬エリアに比べると小さく、せっかくのドッグランだというのに物足りない気持ちになるように思います。

しかもすぐ隣には広々とした大型犬エリアがあって、ほとんどの場合そこには数頭のわんちゃんがいるだけ。誰もいないときもあるし、混雑した小型犬エリアにいる必要性を感じないかもしれません。日本では小型犬と暮らす人の方が圧倒的に多いので当然のことですよね。

▲たいていのドッグランは小型犬エリアの方が狭い。(写真は駒ケ岳SA下り。ここはまだ広い方)

次に、体が小さくても犬種や性格によって小型犬エリアでは不十分、または他の小型犬に迷惑をかけてしまう恐れがある子がいるということ。

サイズに似合わないパワフルな小型犬であれば、大型犬相手に遊んだ方が満足することでしょう。また、その勢いがゆえに、遊んでいるつもりで他の小型犬に怪我をさせてしまうことを心配するオーナーさんもいます。

▲体は小さいけど威勢がいい子も!

もう一つの理由としては、「大型犬の方が優しい、しつけができている」と考える人がいるということです。

言われてみれば、私が大型犬を育てるにあたってまず心がけているのが「他の人やわんちゃんに怪我をさせない、迷惑をかけないこと」です。35㎏の我が愛犬は大きいというだけでびっくりされたり怖がられたりすることもあるので、それ以上の恐怖や不快感を与えないよう、優しく穏やかな行動をとるよう教えています。

小型犬オーナーさんにも同様の考え方を持つ方ももちろんいらっしゃいますが、大型犬オーナーさんはほとんどの方が他の人やわんちゃんへの加害者になり得るという危機意識を持ちながら愛犬を育てています。

他のわんちゃんにケンカを仕掛けられるのを避けるために大型犬エリアを使いたいという小型犬オーナーさんもいるようです。

▲何をされても怒らないのは、生まれ持った性格+トレーニング。

大型犬オーナーの気持ち

小型犬と接する時、大型犬オーナーさんはいつも何らかの心配をしています。愛犬がどんなに優しく友好的な子であっても、ふと足を動かした拍子に小さな子を踏んで怪我をさせてしまうかもしれないからです。

体重差が30㎏もあれば、最悪のケースが起きても不思議ではありません。自分の愛犬が「加害者」になってしまうのはとてもつらいことでしょう。また、大型犬同士がワンプロすると相手のよだれだらけになるのはよくある光景ですが、小型犬オーナーさんにはあまり免疫がないでしょうから、汚してしまうことが気がかりにもなります。

▲この中に小型犬がいたら、怪我をしかねません。

次に心配になるのが、小型犬用のおもちゃについてです。大型犬が遊んでいる内におもちゃを誤飲するという事故はそうめずらしいことではありません。大型犬オーナーさんは普段からおもちゃのサイズや形状に注意を払っている人が多いので、近くで小型犬が小さなおもちゃで遊んでいると非常に心配になるのです。

小型犬オーナーさんの中には「うちの子は大型犬が好き」「小さいけどタフだから平気」と言われる方がいますが、大型犬オーナーさんは常に神経をとがらせながら、愛犬を思いっきり遊ばせることができない場合もあるのです。

▲大きな子だって気がねなく走りたい!

相互理解と思いやりが大事

小型犬オーナーさんの気持ちはもっともだと思いますが、それを知らない大型犬オーナーさんがいることも事実。反対に、大型犬オーナーさんがどれだけハラハラしているかを知らない小型犬オーナーさんもいるのではないでしょうか?お互いの気持ちを理解し合えれば、トラブルを未然に防ぐことができます。

小型犬のチョコマカしたすばやい動きに狩猟本能を刺激される大型犬もいるので、小型犬オーナーさんは愛犬に過激な行動はさせないようにしましょう。どんなに穏やかなわんちゃんでも、しつこく吠えかかられたり飛びつかれたりしたら堪忍袋の緒が切れるかもしれません。

また、大型犬オーナーさんは、相手がどんな行動をとっても過剰に反応することのないよう愛犬に学ばせる良いチャンスだととらえることができます。「優しく」「ゆっくり」などのコマンドを教えて、小さな相手にも上手に接することができる子に育てましょう。

愛犬を思いっきり遊ばせてあげたい気持ちはみんな同じ。声をかけ合って相手を思いやる気持ちを持てれば、ドッグランはさらに楽しい場所になることでしょう。

▲大きさに関係なく、仲良くできるのが一番♪

エリア分けされた「新潟県立島見緑地ドッグラン」

すべての犬とオーナーさんが満足するドッグランというのは難しいものです。

理想的だと思うのは、小型犬専用エリア・大型犬専用エリア・サイズ問わず利用できるフリーエリアの3つに分かれていて、それぞれ十分な広さがあるドッグランです。さらに、おもちゃの使用が一部のみに限定されているとなお良いでしょう。

出典元:http://www.shimami-seiro.com/dogrun

このように新潟県立島見緑地にあるドッグランは理想を実現したような作り!

利用登録が必要ですが、利用も登録もすべて無料です。

【新潟県立島見緑地ドッグラン】
所在地:〒950-3102 新潟市北区島見町山興野字山之辺2645-1
TEL:025-255-3202(県立島見・聖籠緑地管理事務所 指定管理者:グリーン産業(株))
受付時間:10:00~15:00

新潟県立島見緑地ドッグランの公式ページを見る

理想のドッグランとは、施設のことだけではありません。体のサイズだけではなく、性格も遊び方も犬によって様々。ドッグランで遊ぶ犬たちとそのオーナーさんたちが相手に合わせた接し方ができれば、みんなが安全に楽しく過ごせるのではないでしょうか。「理想のドッグラン」を作るのは、私たち愛犬家なのです。

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