犬好きのみなさんに、絶対に見ておきたい犬の映画をご紹介したいと思います。今回ご紹介する映画は、見終わった後、愛犬への愛情が深まる作品。どの作品にも、犬と人との絆が描かれていて、改めて愛犬を大切さに気づかされます。
『僕のワンダフルライフ』
出典元:http://www.nbcuni.co.jp/movie/sp/boku-wonderful/
最愛の飼い主に会うために、50 年で 3 回も生まれ変わった犬ベイリーの物語。愛犬が自分に会うために生まれ変わってきてくれるなんて、飼い主にとってこんな嬉しいことってないですよね。そんな夢のようなストーリーです。
自分を救ってくれた最愛の飼い主イーサンにもう一度会うために、何度も生まれ変わるベイリー。4 つの犬生を生きることになるのですが、4 つ目の犬生の時に飼育放棄のような状態にもなってしまうんですよね。映画ではそのおかげでイーサンと巡り会えることになるのですが…… 。いや、でも本当にこういう人たちに犬を飼ってほしくないと思わずにはいられません。
映画の最後にベイリーが教えてくれる「人生を楽しみ、時に人を助け、過去をいつまでも悲しまず、未来を憂いもしない。ただ今を一緒に生きる」という犬の生き方。今を共にしている飼い主に全身全霊で愛情を注いでくれる愛犬たちを、大切にしなきゃと再確認させてくれる作品です。
『マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと』
出典元:https://filmarks.com/movies/27538
全米ベストセラー・エッセイ「マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと」の映画化。おバカで愛おしい犬と飼い主一家の触れ合いを描いた作品です。
ジャーナリストのジョンとジェニーの新婚夫婦は、子育ての予行演習にと子犬を飼うことに。でも、家族として迎え入れたラブラドールレトリバーのマーリーは、手に負えないほどのおバカ犬。他の犬や飼い主に飛びかかったり、壁を噛みちぎったり、雷に怯え吠え続けたり(うちの犬もそうですが……)。
挙句、訓練学校に入れてもお払い箱にされる始末。大混乱の一家ですが、マーリーとの生活の中で、このおバカな犬が自分たちにどれほどの幸せを与えてくれていたかに気づいていきます。
どんな子であっても、愛犬は大切な家族。一緒に過ごす日々はかけがえのないもの。マーリーの最期の時まで描かれるこの作品は号泣必至です。
『ペット』
出典元:https://www.amazon.co.jp/%E3%83%9A%E3%83%83%E3%83%88-DVD-%E3%83%AB%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%BBC%E3%83%BBK/dp/B071R7T3NS
「私たちが出かけている間、ペットは何をしているのかな?」飼い主さんなら⼀度は考えたことありますよね。飼い主のいない間にペットたちが繰り広げる騒動を描いたこの作品は、『ミニオンズ』のスタッフが手がけていて、とにかくキャラクターが愛らしいんです。
飼い主ケイティに愛され、幸せな生活を送っていたテリア系雑種犬のマックス。ところが、ケイティが里親として新たに毛むくじゃらの大型犬デュークを引き取ってきたことで、上位争いを始めた 2 匹は、散歩中にトラブルに巻き込まれ、迷子になってしまいます。やがて 2 匹は、飼い主に捨てられた元ペット軍団を結成し、ある計画を企んでいる、ウサギのスノーボールに遭遇。計画を未然に防ごうと奮闘するのですが……。
はたしてマックスとデュークは、ピンチを切り抜け、ケイティが帰宅するまでに無事に家に帰り着くことができるのでしょうか?
自分の留守中にペットたちがこんな冒険を繰り広げていたとしたら、現実だったらちょっとというか、かなり心配です。でも、「うちの愛犬も、もしかしたらこんな冒険を」なんて想像を巡らせてみるのも楽しいですよね。
「ペット 2」の制作も決定しているそうなので、今のうちに見ておくといいかもしれませんね。
『フランケンウィニー』
出典元:https://www.disney.co.jp/studio/animation/1166.html
ティム・バートン監督の『フランケンウィニー』は、死んでしまった愛犬を蘇らせるストーリーなのですが、バートン監督はかつて『Vincent & Frankenweenie』という実写版のショートムービーを作っています。その作品をリメイクしたのがこの『フランケンウィニー』です。
この作品を作ったきっかけは、子供の頃感じた犬への愛情と、人間より寿命が短い犬との初めての永遠の別れ、この 2 つの経験をわすれないようにという思いがあったからだと言います。
ある日不幸な事故で、最高の相棒だった愛犬スパーキーを失ってしまった少年ヴィクターは、その死を受け入れられず、 “禁断の実験”でスパーキーを生き返らせてしまいます。ところがヴィクターのアイディアを知った近所の子供たちが、次々にとんでもないものを蘇らせ、街は大騒ぎに……。
愛犬を生き返らせたい。愛犬を失った飼い主なら誰もがそう思うでしょう。でも、それができないからこそ、人間より短い愛犬の時間を幸せに過ごさせてあげることが飼い主としての責務だと思うのです。
『犬に名前をつける日』
出典元:http://inu-namae-pro.com/dvd.html
2010年秋、愛犬のゴールデンレトリーバーを重い病気で亡くした監督が、「犬の命」をテーマにした映画を撮ろうと思ったことがこの映画の始まり。
動物愛護センタ0から犬や猫を救い出している人たちや、東日本大震災絵置き去りにされた動物たちを保護している人たちの活動を追いかけ、4年以わたる取材で撮りためた映像は200時間を超えたのだそう。
そのドキュメンタリー映像に、取材する側=久野かなみ(小林聡美)を主人公としたドラマを加えた、新しいタイプのドキュメンタリードラマです。
人間の身勝手さに失望し、涙が出ます。東日本大震災の時、行き場のなくなった犬や猫たちのボランティアを経験しているから余計に。保護活動をしている人たちのことを知ってほしいし、「たかが犬の命」なんて思う人が少しでも減ることを願います。
『アーティスト』
出典元:https://www.amazon.co.jp/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%88-DVD-%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%A5%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%83%80%E3%83%B3/dp/B0781VY1RC/ref=pd_lpo_sbs_74_img_0?_encoding=UTF8&psc=1&refRID=D10WBHYTA12W8W1XGQTX
第 84 回アカデミー賞作品賞受賞した『アーティスト』は、犬が主役の映画ではないものの、主人公の愛犬という役どころを見事に演じたジャックラッセルテリアのアギーが、カンヌ映画祭でパルムドッグ賞や第 1 回ゴールデン・カラー賞(金の首輪賞)などを受賞し話題となりました。
作品中では、自分の放った火で焼け死にそうになる主人公を救うという重要な役割を担い、飼い主と愛犬の絆を存分に見せてくれています。当時、アギーにオスカーをというキャンペーンが立ち上がったほどの存在感なんです。残念ながら、賞は人に贈るというアカデミー賞の方針で、オスカー受賞とはなりませんでしたが、犬としては初めて、手形ならぬ肉球をハリウッドに残しています。
『犬と私の 10 の約束』
出典元:http://www.shochiku-home-enta.com/shop/item_detail?category_id=0&item_id=164455
犬を飼っている方なら、ほとんどの人が知っていますよね、「犬の十戒」。この「犬の十戒」をモチーフに生まれたのがこの作品です。作品の中では、主人公の少女あかりに、母親が犬を飼うときには、犬と「10 の約束」をしなければならないという教えとして登場します。
- 私と気長につきあってください。
- 私を信じてください。それだけで私は幸せです。
- 私にも⼼があることを忘れないでください。
- ⾔うことを聞かないときは、理由があります。
- 私にたくさん話しかけてください。 人の⾔葉は話せないけど、わかっています。
- 私をたたかないで。本気になったら 私の⽅が強いことを忘れないでください。
- 私が年を取っても、仲良くしてください。
- あなたには学校もあるし友達もいます。でも、私にはあなたしかいません。
- 私は 10 年くらいしか生きられません。だから、できるだけ私と⼀緒にいてください。
- 私が死ぬとき、お願いです。そばにいてください。
そして、どうか覚えていてください。 私がずっとあなたを愛していたことを。
これを読むだけで涙が出てしまいますよね。毎⽇の暮らしの中で、忘れてしまいそうになる愛犬との接し方を、再確認してみてください。
『ひまわりと子犬の 7 日間』
出典元:https://filmarks.com/movies/52886
宮崎県で起こった実話を元に、保健所に収容された犬と動物保護管理所職員との絆を描いた物語です。
人間の仕打ちに心を閉ざし、近寄るものすべてに激しく吠え子犬を必死で守ろうとする母犬。このような状態の犬は、譲渡対象にならならず、殺処分の対象とする自治体もまだまだ多いのが現実です。
決められた命の期限 7日間の間に、母犬が人に慣れるよう必死で世話をする職員、そして訪れる奇跡を描いたこの作品は、ただ感動するだけではなく、殺処分の現場と向き合い、伝える役割を果たしています。悲しい運命の犬を1頭でも少なくしていくために、今、犬と暮らしている飼い主さんには最期まで愛情を持って飼ってほしいですし、これから犬を飼おうという時には、保護犬の里親になることを最初に考えるのが普通であるような世の中になっていくといいなと思います。
『犬ヶ島』
©2018 Twentieth Century Fox Film Corporation
出典元:http://blog.foxjapan.com/movies/inugashima/news/
5⽉ 25 ⽇公開の映画『犬ヶ島』は、ベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞した作品です。ウェス・アンダーソン監督の最新作で日本が舞台となっています。
近未来の日本ではドッグ病が蔓延し、すべての犬が“犬ヶ島”に追放されてしまいます。そんな中、12 歳の少年アタリが愛犬で親友のスポッツをさがすために、たった1人で犬ヶ島に。島で出会った 5 匹の犬とスポッツの探索を始めるという冒険物語です。
ユニークで可愛い犬たちと、少年アタリとの絆、追放されてもなお持ち続ける犬の忠誠心に心を揺さぶられます。とはいえ、とても斬新な作風で、現代社会の問題点もてんこ盛り。大人が楽しめるストップモーション・アニメです。
いかがでしたか?いろんな角度から犬と人とのつながりを描いた作品をご紹介しました。見終わった後、愛犬を大切にしたいという気持ちになりますよ。是非、チェックしてみてくださいね。
ミニチュアダックスのシニア犬はなびと楽しく同居中。シニア犬の魅力もお伝えしていきたいです。東日本大震災をきっかけに保護動物のボランティア活動に参加。ペット栄養管理士/動物福祉検定初級
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