愛犬は大切な家族。
それは、今やわんこを迎えたご家族にとって周知の事実とも言えますが、そんな家族だからこそ、「結婚式にも一緒に参加してほしい!」と思う飼い主さんは多いのではないでしょうか?
けれど、「ペットと一緒に結婚式なんて出来るの?」と疑問の方も多いはず。
そこで今回は、実体験をもとにフォトウェディングが出来る結婚式場「小さな結婚式」での詳しいマナーや注意点をご紹介します。
<目次>
小人数専門結婚式場「小さな結婚式」とは?
Petit Wedding 小さな結婚式
【小さくても、大きな感動を】
この言葉をコンセプトに、平成12年3月に兵庫県神戸市にオープンした結婚式場が「小さな結婚式」です。
平成元年9月21日に設立された「株式会社レック」という会社が運営しており、ブライダル事業だけではなく、他にも温浴事業、古民家事業など、様々な事業を展開しています。
Petit Wedding 小さな結婚式
「小さくても心のこもった式を挙げたい」という新郎新婦の思いや「派手な挙式ではなく、アットホームな式にしたい」と考える新郎新婦の思いからスタートさせた事業となっていて、そこには、再婚、熟年婚、マタニティ婚など、事情があって挙式を挙げることが出来なかったカップルのニーズにも応えてくれる、今や全国に10万組以上の挙式実績を誇る結婚式場となっています。
Petit Wedding 小さな結婚式
そして、そんな多用のニーズに応えていく中で、近年では家族の一員であるペット参加型のペット婚やお子さんのお披露目会を兼ねたファミリー婚などを展開するようになっていきました。
愛犬を結婚式に参加させる際の必要マナー
「小さな結婚式」では、大切な家族の一員として愛犬も一緒に挙式に参加できる仕組みですが、そこにはいくつかマナーが存在します。
▼【小さな結婚式で愛犬に必要なマナー】
・おむつ着用は必須
・事前に爪切りをしておく
・列席者の犬アレルギー有無を確認
・「お手」や「オスワリ」といった基本的なしつけ
以上が主な「小さな結婚式」でのマナーになります。
おむつの着用や事前の爪切りについては、当然のことながら衣裳を汚さないため、傷をつけないためには必須ですので、愛犬を参加させる前にきちんと確認しておきましょう。
▲左:彼、中央:3代目柴犬、右:筆者 しっかりと家族の一員として写真を撮ってくれます。
また「小さな結婚式」で、ペット同伴による挙式を挙げる場合、参列者の中には犬アレルギーを持っている方も居るかもしれないので、事前に確かめておくと安心です。
▲少し緊張な面持ちの3代目。フォトウェディングの場合、出来るだけこちらのペースに合わせて写真を撮影してくれます。
今回筆者はぶっつけ本番でフォトウェディングに臨みましたが、列席者が訪れる挙式では、いつ、どのようなハプニングがあるか分かりません。
愛犬が出来る限り緊張せず、且つマナーを守った挙式を進行するためには、おやつを持参するなどの事前準備はしっかりしておくと良いでしょう。
「小さな結婚式」では、入退場のお供、証人ならぬ「証犬」の肉球による署名捺印が出来るので、最低でも「お手」や「オスワリ」、「マテ」といったしつけを教えておくと、列席者の方たちの視線も、新郎新婦さんだけではなく愛犬に向くこと間違いなしです!
「小さな結婚式」での注意点
今や北は北海道、南は沖縄まで全国で262店舗以上を展開している「小さな結婚式」ですが、2024年現在、公式HPによるとペット同伴OKの式場は24店舗前後展開されているようです。
この店舗数については、随時展開・変更などもあるようなので、愛犬同伴の挙式、フォトウェディングの申し込みをする際には、事前に調べておくことが大切です。 気になる方は是非ご覧になってみてくださいね。
店舗の注意点
筆者が今回お世話になったのは「小さな結婚式」大宮店様でしたが、そこはショッピングモールの一角に店舗を構えており、ショッピングモール自体のペット入店はNGでした。
ただし「小さな結婚式」大宮店を利用する際、愛犬をキャリーケースに入れて移動すれば入店OKとなっています。
場所によっては、そのようなちょっとした点も事前に確認しておくことをオススメします。
料金の注意点
「小さな結婚式」の挙式基本料金は、なんと77,000円!
フォトウェディングの基本料金は、洋装スタンダード全カットデータ(約50カット)付きのプランで69,000円、和装スタンダードプランでも79,000円と、こちらもとても驚愕な料金!
…なのですが、これはあくまで基本プラン内に含まれている衣裳や小物だけを使っておこなった場合です。
「小さな結婚式」と提携する衣裳などを着用する場合には別途料金が掛かり、ペットの衣裳も自前になるため、その点は注意しておきましょう!
愛犬とフォトウェディングを体験!
今回筆者が体験したのは和装でのフォトプランでした。
「小さな結婚式」では、上記でもご紹介した通り、挙式だけではなくフォトウェディングプランというものが用意されており、洋装または和装で1着もしくは2着プランか、もしくはそれぞれ1着ずつでの撮影かを選べるようになっています。
▲当初検討していた洋装プラン
最初こそ結婚式というイメージも相まって洋装を選ぼうかと考えましたが、元々肌の露出が苦手且つ祖母に見せたいということもあって、和装プランへ変更。
プラン変更は、実際に写真を撮る2~3週間前まで変更が可能です。ただしその場合、試着が済んだあとの再度の試着は追加料金がかかる可能性があるのでご注意ください。
フォトウェディングプランの主な流れとしては、『問い合わせ⇒対面打合せ&プラン選択⇒試着⇒支払い⇒本番』という感じの手順となっていました。
これが挙式プランという流れになる場合には、本番を迎える前の流れのどこかでリハーサルを挟む形となるため、その詳細に関しては各店舗にお問い合わせください。
撮影日当日は母に3代目を預け、着付けをするため本番の2時間前には店舗に向かいます。
▲撮影本番1時間前、列席者として待合室で大人しく待ってくれている3代目柴犬の様子
▲オムツ着用済みで、おもちゃやおやつも持参しています。
そして、いざ本番を迎えたフォトウェディングでは、初めに新郎新婦の2ショットを撮り、その後から3代目との3ショットや先代たちのメイン写真をパシャリ!
▲愛犬をメインに撮影した1枚
▲初代柴犬、2代目シェルティの写真を被写体に撮ってもらった1枚
基本無料の小物として扱われるものもこうして被写体にして撮ってもらえるので、歴代の愛犬たちとのフォトウェディングも是非!
愛犬と一緒に写真撮影できただけでも十分に満足でしたが、そのほか音響などの演出、貸衣裳、そして何よりもペット同伴で有りがちな抱っこNGがなかったことは、この式場の魅力であり、とても嬉しい心配りでした!
ペットも参加OK!フォトウェディング概要
Petit Wedding 小さな結婚式
「小さな結婚式」では、挙式はもちろんの事、withコロナ向けのフォトウェディング撮影が可能です。
「小人数とはいえ、大々的に挙式はちょっと…」という方や「挙式じゃなくても写真だけは残したい」という方にとっては、とてもオススメです。
フォトウェディングの主な概要は以下の通りです。
▼【フォトウェディングの主な概要】
プラン内容
フォトウェディングプラン
選択プラン内容
洋装プラン 洋装1着or2着or洋・和装各1着
和装プラン 和装1着or2着or洋・和装各1着
ロケーションプラン
洋装1着or和装1着or洋・和装各1着基本セット内容
衣装レンタル 新郎新婦着付け 小物一式
新婦ヘアメイク ブーケ(造花)写真撮影
ロケ地(ロケーション撮影の場合)ペット頭数/大きさ制限
記載なし
料 金
基本料金:
洋装1着50cut中1cut付 29,000円~
和装1着50cut中1cut付 39,000円~
ロケーション撮影料金:
全cut付 132,000円~
※プラン内容・キャンペーン期間により変動X(旧Twitter)
フォトウェディングプランをご希望された場合、基本的に洋装or和装、スタジオ撮影プランorロケーション撮影プランなどが選択可能です。
スタジオ撮影の場合は、洋・和装どちらか衣裳1着または2着、さらに洋・和装各1着プランが用意されており、ロケーション撮影の場合には、洋装1着または和装1着、洋・和装各1着が用意されています。
Petit Wedding 小さな結婚式
ただし上記のように、それぞれキャンペーン期間中やデータ枚数、追加料金がかかるレンタル衣裳やブーケなどの小物を選択する事によって料金が異なるため、事前に「小さな結婚式」公式サイトに問い合わせすることをオススメします。
定期的にキャンペーン特価料金での挙式やフォト撮影なども提供しているため、思った以上のクオリティで、且つリーズナブルなウェディングの思い出を実現出来ると思います!
まとめ
コロナがきっかけで徐々に多くなった愛犬と参加できるイベントや行事ですが、その時代背景には、愛犬とのおうち時間の長さや家族としての絆を深めることが可能となったことも関係しているでしょう。
今では愛犬も参加できる結婚式場が多数あります。愛犬と一緒に結婚式を挙げたいとお考えの飼い主さんは検討してみてはいかがでしょうか?
<参考サイト>
Petit Wedding|小さな結婚式
>https://www.petitwedding.com/KSGグループ|株式会社レック
>http://www.lec-net.com/
The following two tabs change content below.幼少期の頃より柴犬やシェットランド・シープドッグと生活を共にし、現在は3代目となる柴犬と暮らしております。
また、生前疾患の多かったシェットランド・シープドッグをキッカケに取得した愛玩動物飼養管理士などの様々な資格の知識を生かし、皆様に役立つような記事を提供、執筆出来ればと思っております。
何卒、よろしくお願い致します。最新記事 by yukako (全て見る)
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