福島会津磐梯山　ペンションポルトガル　―　復興応援 福島旅行①

2011年3月11日東日本大震災から4カ月たった2011年7月に復興応援の福島旅行に愛犬と出かけてきました。
今回は、「私たちができること」を考えながらその旅行をふりかえって宿や観光地を紹介していこうと思います。

日本は火山国であることから地震がとても多いですね。大きな地震に見舞われ各地で多大な被害が出た東日本大震災は私たちにも大きな衝撃を与えました。地震国で私たちにできることって何だろう。そんなことを考えながらの旅行です。

 

福島会津磐梯山にあるペンション

ペンションに行く前に立ち寄ったのは猪苗代湖。対岸が見えないほど大きな湖で、少し湖を散策したのですが天気も怪しく時々雨が落ちてきました。観光客もいない湖はガランとしていて、鶴と亀の観光船もなんだか淋しそうです。猪苗代湖から少し磐梯山の方へ入ったところ、五輪原にある宿がお世話になるペンションポルトガル。

このペンションではいわきからの被災者、3組の方々が避難されていました。そのため、通常のお客さんを迎え入れる部屋は1部屋のみ。
そのお部屋に泊まらせて頂きました。部屋には小さなキッチンが着いた6畳のお部屋。ペンションと言うより1kのアパートのような感じです。

 

この震災で避難者を受け入れているため食事は出ないと言うことで、私たちは外へ食事に出掛けることに。このペンションは温泉で小さなお風呂ですがとても良い湯です。

 

宿のご主人に地震の時の様子を少し伺いました。ここへ来る道中、高速道路や一般道から見える家屋の多くは傾き、全壊の家もたくさんありました。その風景は時が止まったような、初めて見る廃墟は私にとっても凄く衝撃的な光景でした。

 

このころ宿泊施設では被災者に部屋を提供していましたが、ペットを受け入れてくれる宿泊施設は限りが有ります。私たちが宿泊したこのペンションもペットＯＫの宿なので、ペット連れの被災者が避難生活しています。このような宿泊施設へ入れた人はラッキーで、多くの方はペットを残したままの状態です。

 

私たちが泊まったポルトガルは、その後リニューアルして「コテージ　ヴィラ・ポルトガル」に生まれ変わりましたが、残念ながら2016年2月をもって閉館してしまったそうです。

 

復興応援 福島旅行②へつづく・・・