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犬の換毛期は春の方が大変!換毛量が特に多い犬種やケアする際のポイントをご紹介!

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春は、狂犬病予防注射やノミ・ダニ対策、また、愛犬とのお花見散歩など、飼い主さんにも愛犬にも様々なイベントが盛りだくさんの季節ですね。

ただ、それとは別に日常生活の中である特定の犬種に起こる換毛期もまた、春の季節に必ず訪れる年間行事の一つ。

この記事ではその犬の換毛期について、春の換毛期の特徴から換毛量が特に多い犬種、ケアポイントを解説します。

特に初めて犬を迎えようとしている飼い主さんは、是非とも参考にしてみてくださいね!

春と秋の犬の換毛期は状況が違う?

よく犬の換毛期と聞くと春と秋の決まった季節に、「特定の犬種で一定期間ゴソっと毛が抜けて生え変わる時期」といった知識を耳にする飼い主さんは多いと思います。

確かにその知識は間違ってはいないものの、厳密に申し上げれば、春と秋で起こる換毛期には次のような明確な違いが存在します。

春の換毛期の特徴

特定の犬が春の時期に起こす換毛期の特徴は、何よりもその量にあります。

通常、春に起こる換毛期の平均的な時期は、大体3月~5月頃と言われています。現在は、多くの犬が冷暖房のしっかりと完備された室内飼養となっているため、多少の感じ方のズレでまだ寒い季節から換毛期が始まるという子も少なくないかもしれませんが、そうであっても、基本的に犬の換毛期というのは、春の方が圧倒的に抜ける量が多い傾向にあります。

その理由は主に以下の2つです。

▼【春の換毛期で抜ける毛量が多い2つの理由】

  1. 冬の間に密集して生え揃った冬毛(アンダーコート)が抜けるから
  2. 夏に向けて細く短い毛に生え変わるため、大量の抜け毛が発生するから

犬が春に迎える換毛期の特徴には、このような理由を持ち合わせているために、抜ける毛の量は特に多くなることが見込まれます。

そのため、結果的にブラッシングをする頻度、掃除をする頻度も自然と増えていき、こまめなケアに気を付けておかなければなりません。

秋の換毛期の特徴

特定の犬が秋の時期に起こす換毛期の特徴は、春の時ほど顕著なものではない場合が多いです。

確かに換毛期を起こす犬の場合、目立って換毛期という換毛期を起こさない犬と比べたら、毛の抜けている印象は強いかもしれません。

しかし、秋で起こる犬の換毛期には、大きく2つの理由が挙げられます。

▼【秋の換毛期が春ほど顕著じゃない2つの理由】

  1. 細く短い夏毛が抜けた後に密集して生え揃う冬毛が揃ってくるから
  2. 春の時期よりも換毛ペースが緩やかだから

秋に犬が換毛期を迎えた時の特徴には、以上のような理由を持ち合わせていることが多いため、春頃よりも秋頃の換毛期の方がインパクトは少ないかもしれません。

また、ご自身が迎えた愛犬の環境の違いや体質の違いによっては、状況が変わってくる可能性があるため、一概に秋だからという理由だけでブラッシングの頻度や掃除の頻度を春の頃よりも疎かにしないよう注意しましょう。

それでは、次章ではこれらの換毛期で抜ける毛の量が特に多い犬種をピックアップしてご紹介します。

加えて、その犬種に合ったケアポイントをご紹介します。

換毛量が特に多い犬種①:柴犬

日本を代表し海外でも人気の高い柴犬は、ダブルコートという被毛タイプを持つ換毛量が特に多い犬種です。

柴犬の飼い主さんの間では、換毛期に関する大変さは必ずと言って良いほど取り上げられる程で、しばしば柴犬を迎える際の一つの覚悟(ブラッシング頻度や清掃頻度の多さなど)としても、“あるある”内容で有名です。

筆者の愛犬も初代と3代目では体質の違いからか、昔と今での環境の違いからかは分かりませんが、換毛期の時期には決まって毛が大量に抜けます。

換毛時期の柴犬のケアポイント

  • ①ピン付きスリッカーブラシとラバーブラシを使い分ける
  • ②皮膚がデリケートなため、力加減に気を付ける
  • ③必要とあればシャンプーをし、必ず保湿を忘れないようにする

柴犬の換毛期には、上記のケアポイントに加え、一日一回は出来るだけブラッシングを行うことが大切です。

柴犬に限らず、他にも秋田犬や甲斐犬といった日本犬は、その毛量の多さから、換毛期の季節には一日でもブラッシングを疎かにしてしまうと、大変なことになってしまうことが少なくありません。

特に春の季節はその毛量の多さが尋常じゃない状態になる可能性が高いため、しっかり意識しながらブラッシングと掃除を日々欠かさないよう心掛けましょう。

換毛量が特に多い犬種②:シベリアン・ハスキー

そのオオカミのような見た目とは裏腹に愛嬌があって、とてもわんぱくな性格をしているシベリアン・ハスキーは、ダブルコートを持ち合わせ、換毛量もとても多い犬種です。

シベリアン・ハスキーの場合、その性格は然ることながら体の大きさも相まって、換毛時期にはだいぶ体力のいる作業となります。

またシベリアン・ハスキーの換毛期は、通称『ハスキーブラスト』と呼ばれるほど大量の毛が一気に抜けることもあるため、春時期の換毛期には特に大量に抜ける毛に覚悟が必要です。

換毛時期のシベリアン・ハスキーのケアポイント

  • ①スリッカーブラシとファーミネーターを使い分ける
  • ②毎日ブラッシングを行い、毛玉が出来ないように注意する
  • ③シャンプーをする際はしっかり乾かして、蒸れが起こらないようにする

シベリアン・ハスキーは、元々寒冷地域での生活に適応していた犬種のため、冬毛が特に厚い特徴を持ち合わせています。

そのため、春になると大量に毛が抜け、その毛でミニシベリアン・ハスキーを生成出来てしまう程の量となるため、毎日のブラッシングを欠かさないよう注意が必要です。

また、密集した毛を持ち合わせる犬の場合、毛玉が出来やすい傾向にあるため、ファーミネーターなどを上手に活用して、毛玉が出来ないようしっかりと配慮しましょう。

換毛量が特に多い犬種③:シェットランド・シープドッグ

多くの人から『シェルティー』という愛称で親しまれ、ドッグショーに出場すると、その賞のほとんどを総なめに出来るほど賢いシェットランド・シープドッグは、長毛種且つダブルコートを持ち合わせた犬種のため、換毛量が多い犬種として知られています。

また、シェルティーはシベリアン・ハスキー同様寒冷地域原産の犬種のため、寒さに負けない豊富な被毛を持ち合わせていて、換毛期にはブラッシングが欠かせない犬種と言えます。

筆者の2代目シェルティーは、長毛種ということもあってゴソっと抜けるような毛はそれほどありませんでしたが、とにかく毛量の多さ、また、毛玉の出来やすさなどで換毛時期は特にこまめなケアが欠かせないため、しっかりと心得ておきましょう。

換毛時期のシェットランド・シープドッグのケアポイント

  • ①ピン付きスリッカーブラシとコームを使い分ける
  • ②毎日ブラッシングを行い、毛玉が出来ないように注意する
  • ③シャンプーをする際はブラッシングしながら乾かして毛玉を防ぐ

シェットランド・シープドッグは、基本的には毛量の多い部分をピン付きスリッカーブラシでブラッシングをし、仕上げをコームで整えるようにすると良いでしょう。

抜け毛をしっかり取り除きたい場合には、スクラッチャーブラシというステンレス刃がいくつも連なっているブラシを使用するのも効果的です。

ただし、このスクラッチャーブラシは常用で使うには不向きのため、換毛期用として使用するのが良いでしょう。長毛種は短毛種と違って換毛期でない場合にも毛玉が出来やすいため、そういった点にも気を配りながら、換毛期を乗り越えてください。

換毛量が特に多い犬種④:ゴールデン・レトリバー

使役犬として、私たち人の手助けをしてくれるとても賢く、とても優しい性格をしているゴールデン・レトリバーは、換毛量が多いとされている犬種です。

長毛種であるゴールデン・レトリバーの場合、シェルティー同様毛玉が出来やすいうえに、換毛量も多いため、しっかりとしたケアが必要です。

換毛時期のゴールデン・レトリバーのケアポイント

  • ①ピンブラシとスリッカーブラシを併用し、コームで仕上げする
  • ②耳の裏やお腹周りなどに毛玉が出来やすいため入念にケア
  • ③シャンプーをする際は、必ず保湿を忘れないようにする

換毛時期のゴールデン・レトリバーは、場所によってピンブラシやスリッカーブラシを併用して、コームで仕上げをするよう心掛けると良いでしょう。

抜け毛をしっかりと取り除きたい場合には、ゴールデン・レトリバーもシェルティー同様、スクラッチャーブラシなどを上手く活用することで、抜け毛をしっかりと取り除くことが出来ます。

ただし、ゴールデン・レトリバーはアトピー性皮膚炎や膿皮症などの皮膚疾患を患いやすい犬種なので、シャンプーをした際にはしっかりと保湿するのを忘れないようにしてくださいね。

まとめ

いかがでしたか?

春の換毛期は、秋の換毛期と違って毛量がとても多く抜けて、飼い主さんが「これでもか!」とブラッシングをしても、次の日には元通り状態というのは珍しくない光景です。

上記でご紹介した犬種以外で換毛量が多いウェルシュ・コーギーは、換毛期の時期には通称『コーギーの毛嵐』なんて呼ばれるほどの換毛量のようです。

ただ、そうは言ってもブラッシングは愛犬とスキンシップを図れる手段の一つでもあります。換毛時期は大変ではありますが、愛犬と共に乗り越えてあげてくださいね。

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yukako

yukako

幼少期の頃より柴犬やシェットランド・シープドッグと生活を共にし、現在は3代目となる柴犬と暮らしております。
また、生前疾患の多かったシェットランド・シープドッグをキッカケに取得した愛玩動物飼養管理士などの様々な資格の知識を生かし、皆様に役立つような記事を提供、執筆出来ればと思っております。
何卒、よろしくお願い致します。
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