わんことの旅行を
もっと楽しく、
もっと快適に。
メニュー
  • いいね!してね

ペット同伴可・遺跡「箱根関所」を愛犬と見学!犬連れ観光レポート【神奈川県 箱根町】

シェアする

箱根の人気観光地と言えば「箱根関所」は外せません。美しい芦ノ湖畔をバックに、渋黒塗りの関所が堂々と佇むその景色は歴史ロマンを感じます。

嬉しいことに、こちらの「箱根関所」は「箱根関所資料館」と共に、ペット同伴OK!抱っこをすれば愛犬と一緒に施設内全ての見学が可能です♪

今回は、我が家の愛犬トイプードルのテトと一緒に見学してきたので、犬連れ目線で詳しくレポートしたいと思います。

※愛犬と箱根旅行の記事はこちらをチェック!

◎愛犬と箱根ハイランドホテル宿泊レポート
>https://www.inutome.jp/c/column_2-651-50097.html

◎愛犬と「箱根 大涌谷」観光レポート
>https://www.inutome.jp/c/column_2-652-50139.html

◎愛犬と「箱根神社・九頭竜神社」観光レポート
>https://www.inutome.jp/c/column_2-655-50608.html

「箱根関所」とは?

▲箱根関所の説明案内板

箱根関所は1619年に徳川幕府が江戸の防衛のために、全国に53か所設置した関所のひとつで、規模が大きく重要な関所の役割をしていました。

明治2年に(1868年)関所制度が廃止され、箱根関所はその役割を終えた後、取り壊され、大正11年(1922年)には「箱根関跡」として国の史跡に指定されました。

その後、江戸時代末期の解体修理の資料が発見され、発掘調査などを基に2007年に日本で唯一、完全復元されました。

その威厳ある佇まいはまるで江戸時代へタイムスリップしたかのよう!今では箱根の人気観光地となっています。箱根を訪れたらぜひ愛犬と一緒に見学しましょう。

箱根関所の「アクセス方法」とは?

◎車でのアクセス

小田原厚木道路、小田原西ICより車で40分
東名御殿場ICより車で50分
国道1号三島より車で40分

箱根関所には専用駐車場が無いため、近隣の駐車場を使うと便利です。

隣接の「恩賜箱根公園」の駐車場または、「箱根関所 旅物語館(土産店)」の駐車場が徒歩圏内で広くておすすめです。

【箱根関所・箱根関所資料館】
所在地:〒250-0521 神奈川県足柄下郡箱根町箱根1番地
TEL:0460-83-6635
開館時間:9:00~17:00(12月~2月は16:30まで)※入場は閉館の30分前まで
定休日:年中無休

箱根関所の「ペット同伴条件」とは?

▲顔出しパネルがあったので記念撮影。真ん中にテト。

箱根関所の入口付近にチケット売り場の窓口がありますが、ペットについての記載は特にありません。

受付の方に伺ったところ、「ワンちゃんも入れますので、入場した先の係員の指示に従ってご見学ください。」との事でした。ペットの入場料金は無料です!

入場すると、別の係員さんが「館内の見学はワンちゃんを抱っこして見学くださいね。こちらからどうぞ~。」と順路の指示があります。

ワンちゃんは抱っこかペットカート、キャリーバッグなどで同伴が可能です。

▲箱根関所の施設MAP

建物の中は段差が数か所あるため、ペットカートでの見学は不便かもしれません。

となると、一緒に見学できるワンちゃんは抱っこできるサイズに限られてしまいますが、さらっと見学できるボリュームなので、大きなワンちゃん連れの場合は交代で見学するのもおすすめです。

また、関所を通り抜けるだけなら無料だそうです。リードでワンちゃんと通行ができるので、関所の雰囲気を味わいながら芦ノ湖周辺のお散歩を楽しむことができますよ♪

※箱根関所をご見学の際は、施設の同伴条件を守り、マーキングや糞尿をさせない、粗相してしまった場合は綺麗に処理して持ち帰る、他の観光客に近づけない、無駄吠えさせない、リードは短く持つなどペットマナーを守りましょう。

箱根関所の「建物内」を愛犬と見学!

▲勝手板の間(かっていたのま)

【勝手板の間(かっていたのま)】

大番所・上番休息所の建物の中で、勝手板の間(かっていたのま)と呼ばれていた部屋です。

関所役人の食事や休憩に使われていたそうです。

テトは主人がドッグスリング(抱っこ用キャリー)に入れて見学。人形を不思議そうに見ています。

ワンちゃん用のスリングや抱っこ紐があったほうが、抱っこが楽なのでおすすめです。

▲「改め婆」による「出女」の取り調べ

「出女」と一緒に記念撮影。

以前、見学した時と違うのは、展示の人形がリアルなものから、灰色のシルエット人形になっていたこと。

これは、当時の人の特徴や服色、模様が明らかになっていないため、史実と異なったイメージを与えてしまわないよう変更されたそうです。忠実に完全復元された関所のこだわりを感じます。

【改め婆による出女の取り調べ】

「証文」を持つ出女は、関所役人に証文を提出し、改め婆による検査を受けます。検査が通れば通行許可が下り、異常があれば証文の取り直しが命じられます。

関所で出女を厳しく調べた理由は、幕府が女性の無断脱出を防ぐためです。特に大名家の女性が逃げ出して他の勢力と結託することを防ぐため、女性の移動には厳しい監視が行われました。

▲足軽番所に属する「獄屋」

こちらは足軽番所に属する「獄屋」。テトが格子の隙間から顔を覗かせています(笑)。

当時の牢屋に入れる貴重な体験がワンちゃんとできるのも面白いです。

【獄屋】

関所破りなどの罪人を留めて置く牢屋で、とても頑丈に作られていました。

関所破りは当時、刑罰の中では親殺しなどと共に最も重い罪だったため、捕まると獄屋に入れられ、裁判の後に磔の刑やさらし首などの死刑にされてしまいます。

▲獄屋の中の雰囲気

獄屋の中に入ってみました。

主人も息子も「意外と広い~。」なんて言っていましたが、当時は何人も一緒に収容されていたのでしょうか?

調べてみたら、260年続いた関所制度の中で、関所破りで処刑された例は数例しか存在しないとか。

それにしても、テトにとっては大きなハウスだね。

▲足軽番所の休息所

【休息所】

足軽番所の休息所と呼ばれる部屋です。身の回りの日用品などを置き、夜に休むところでした。この奥の部屋は下番居所と呼ばれ、雑用をする下番が控えていました。

関所で働いていた役人や足軽の生活模様が展示で良くわかります。室内の屋根裏の木造の造りもすごいです。

箱根関所で史実に基づいて再現されているのは建物だけではありません。見逃してしまうような当時の日用品なども当時の役人などが書いた日記などから読み取り再現されているそうです。

この他にも厩(馬屋)や雪隠(トイレ)や湯殿(風呂場)、井戸なども再現されており、愛犬と一緒に見学ができます。

箱根関所必見の「遠見番所」とは?

▲遠見番所から見た階段

建物内の見学が終わったら、関所の裏手にある山登り級の階段を頑張って上ってみましょう。

長く続く階段を見て、登るのを諦める方が続出でしたが、登るだけの価値はあります!

▲遠見番所

【遠見番所】

箱根関所で唯一の二階建ての建物です。四方に開かれた大きな窓から二名の足軽が昼夜を問わず交代で、芦ノ湖や街道沿いを見張っていました。

一番上まで登ると、「遠見番所」があります。番所の中には、シルエット人形の役人が「関所破り」がいないか見張っている様子が再現されています。

▲遠見番所から見た景色

遠見番所からの景色は最高です!ふもとに関所、遠くに芦ノ湖と富士山まで見えるこの景色、いかがでしょうか?頑張って階段を上った甲斐がありました。テトもぴょんぴょん大きな段差の階段を上り切りました。

実は筆者は、関所には何度も訪れているのにこちらに上ったのは初めて。テレビ番組の「ブラタモリ」で放送されていて気になっていました。

江戸時代から変わらない景色だと思うと時空を超えてきた間隔になります。

箱根関所へ来たら、ぜひ、こちらの絶景を味わいに遠見番所も愛犬と見学してみてください♪

「箱根関所資料館」もペット同伴OK!

▲箱根関所資料館 主人がキャリーからテトを出そうとしています。

箱根関所を見学した後は、一番奥にある「箱根関所資料館」の見学も忘れずに。

こちらもなんと、ワンちゃんは抱っこやペットカートに乗せれば見学OK!

写真撮影は不可でしたので詳しい内容のご紹介はできないのですが、箱根関所資料館では、各種の関所手形や象が関所を超えた話、関所破りの記録、昔の貴重な資料などが展示されています。

箱根関所の歴史や裏話の知識を更に深めたい方におすすめです。

箱根関所復元工事の映像も放映されていました。

お土産売り場もこちらにあります。

愛犬と一緒に休憩できる「御番所茶屋」

▲御番所茶屋

箱根関所資料館と関所跡の間の湖畔に「御番所茶屋」という喫茶店がありました。

今回は利用しませんでしたが、見学後の一休みには絶好の場所です。

外のベンチ席ではワンちゃんも一緒に休憩が可能。

こちらでは、お団子、甘酒、ソフトクリームなどが芦ノ湖を眺めながら楽しめます♪

まとめ

今回はワンちゃんも一緒に見学ができる箱根関所を犬連れ目線で詳しくご紹介しました。

我が家の愛犬テトは施設内の見学は大人しく抱っこされていましたが、外の通路や歩道に出たとたんに、降ろして~とキュンキュン鳴いてアピールしてきます。歩いて良い場所といけない場所がわかるのでしょうか?空気を読んでいるところがすごいです。

抱っこしたり降ろしたりは大変でしたが、愛犬と史跡を見学するのは楽しい経験でした。

ぜひ箱根にお出かけの際は愛犬と一緒に関所をお楽しみください♪こちらの記事が見学の際のご参考になれば幸いです。

【箱根関所・箱根関所資料館】
所在地:〒250-0521 神奈川県足柄下郡箱根町箱根1番地
TEL:0460-83-6635
開館時間:9:00~17:00(12月~2月は16:30まで)※入場は閉館の30分前まで
定休日:年中無休
観覧料金: 大人 500円(箱根フリーパス等、400円)/小人 250円(箱根フリーパス等、150円)
駐車場:専用駐車場はありません。近隣のパーキングへお停めください。
ペット同伴:関所館内、資料館内共に抱っこまたはキャリーバックで同伴OK。通行のみの場合はリードでOK。

箱根関所・資料館の公式ページを見る

※愛犬と箱根旅行の記事はこちらをチェック!

◎愛犬と箱根ハイランドホテル宿泊レポート
>https://www.inutome.jp/c/column_2-651-50097.html

◎愛犬と「箱根 大涌谷」観光レポート
>https://www.inutome.jp/c/column_2-652-50139.html

◎愛犬と「箱根神社・九頭竜神社」観光レポート
>https://www.inutome.jp/c/column_2-655-50608.html

The following two tabs change content below.
石田 凛理子

石田 凛理子

神奈川県在住のフリーライター
フラワーアレンジメント講師
2人の息子の母
実家でパグの出産、育児を経験し、
現在はトイプードルの男の子と暮らしています。
みなさまの愛犬にお役に立てる情報を発信していきたいです。
ペット同伴可・遺跡「箱根関所」を愛犬と見学!犬連れ観光レポート【神奈川県 箱根町】
愛犬との旅行・生活に役立つ情報をお届けします。
イヌトミィの最新ニュース情報を、
いいねしてチェックしよう!

シェアする

フォローする