雨の日は室内遊びでストレス発散！犬種別で分かるオススメの遊び方

日々の散歩は愛犬との大事なコミュニケーション！

…ではありますが、流石に雨の日の散歩は、飼い主さんだけではなく、時には愛犬も行きたがらない子は多いのではないでしょうか？

一日二日ならまだしも、雨の降る日が長く続いてしまうと、どうしても愛犬もストレスが溜まってしまいがち…。

そこで今回は、犬種別の特徴で分かるオススメの室内遊びの方法をご紹介します。

＜目次＞

▶お散歩に行けないと愛犬に変化が見られる？
▶犬種の特徴別で分かるオススメの室内遊び

▶①犬種特徴が牧羊犬の子にオススメの室内遊び方法
▶②犬種特徴が狩猟犬の子にオススメの室内遊び方法
▶③犬種特徴がポインターや鳥猟犬の子にオススメの室内遊び方法
▶④犬種特徴が視覚ハウンドの子にオススメの室内遊び方法
▶⑤犬種特徴がテリアの子にオススメの室内遊び方法
▶⑥犬種特徴が愛玩犬の子にオススメの室内遊び方法

▶まとめ

お散歩に行けないと愛犬に変化が見られる？

2017（平成29）年と少々古い調査結果ではありますが、アイペット損害保険株式会社様が梅雨のシーズンに合わせてワンちゃんの飼い主さん、男女1,077名を対象にアンケートを行ったところ、雨の日に散歩に行けない日が続いたことで『愛犬に変化が見られた』と回答した飼い主さんは約5割に上ることが分かりました。

出典元：https://newscast.jp/attachments/0S5ZHinMKr6tuPLCE67D.pdf

▲アイペット損害保険株式会社｜回答者の約5割が「お散歩に行けないと愛犬の行動に変化が見られる」と回答～雨の日のお散歩に関する調査～

また、行動の変化内容としては、『無駄吠えをする』が56.1％、次いで『普段と違うところでトイレをする』が42.9％となっており、『悪戯をする』や『人や物を噛む』、『飼い主の呼びかけを無視する』といった精神的ストレスによる行動の変化が多数見受けられる中、身体的ストレスとして、『食欲がなくなる』と回答した割合が、21.8％を占めるなど、体調の変化も一定数見受けられています。

出典元：https://newscast.jp/attachments/0S5ZHinMKr6tuPLCE67D.pdf

▲アイペット損害保険株式会社｜回答者の約5割が「お散歩に行けないと愛犬の行動に変化が見られる」と回答～雨の日のお散歩に関する調査～

こういった散歩に行けないことで起こる愛犬の異変は、もちろん、雨の日に限らず日々の散歩を満足に行けてない場合に見られることも十分に考えられますが、やはりその中でも雨の日が比較的多く続いてしまう梅雨シーズンは、特に精神的、身体的ストレスに繋がらないように、室内遊びで満足できる工夫をする必要があります。

犬種の特徴別で分かるオススメの室内遊び

世界にはおおよそ400種類近い純血種が居ると言われておりますが、その犬種は多岐に渡ります。

当然そうなってくると、犬種別に性格や特徴に違いが出てくるものですが、ここでは雨の日に散歩に行けないワンちゃんはもちろん、普段の愛犬とのコミュニケーションでもぜひとも取り入れて頂きたい室内遊び方法をご紹介します。

①犬種特徴が牧羊犬の子にオススメの室内遊び方法

牧羊犬に分類されるウェルシュ・コーギーやボーダーコリー、筆者も飼養していたシェットランド・シープドッグなどの犬種は、元は家畜（主に羊）を追って一カ所に集めることを得意としていました。

そのため、比較的運動量が必要なので、出来れば広いところで思いっきり走らせてあげるのが一番のストレス発散となりますが、なかなかそうできない時には…、

・ボールや室内で使用できるフリスビーを使った持ってこい遊び

・飼い主さんの脚をハードル替わりにしたハードル跳び遊び

などでストレス発散をさせてあげましょう。

また、牧羊犬は何かを学ぶことも得意とするため、例えば8の字回りといった芸を遊びに取り入れて、上手に出来たらご褒美のおやつをあげるのも良いでしょう。

②犬種特徴が狩猟犬の子にオススメの室内遊び方法

主に狩猟犬や家庭犬に分類される柴犬などの日本犬やバセンジーなどの犬種は、獲物を自分の牙で仕留めて狩ることを得意としてきました。

そのため…、

・隠したものを探して見つけ出す宝探し遊び

・ボールを使った持ってこい遊び

・ロープなどを使った引っ張りっこ遊び

などでストレス発散を促しましょう。

筆者が飼養している初代、3代目柴犬もそうですが、柴犬の場合、雨の日でも散歩に行くという飼い主さんは多いかもしれませんが、そうでない子の場合にはこういった遊びでストレス発散してあげてくださいね。

③犬種特徴がポインターや鳥猟犬の子にオススメの室内遊び方法

獲物の位置を教えたり、草むらなどから獲物を追い出したり、猟自体の手伝いを得意としていたアメリカン・コッカー・スパニエルやゴールデン・レトリバー、アイリッシュ・セッターなどの犬種は、主に何かを探して口に咥えて持ってくる遊びが好きな傾向にあります。

そのため…、

・ボールを使った持ってこい遊び

・隠したものを探して見つけ出す宝探し遊び

・ロープなどを使った引っ張りっこ遊び

などの遊びを中心的に取り入れて、ストレス発散させてあげましょう。

ゴールデン・レトリバーなどは協調性が高く、飼い主さんの指示にもしっかりと応えられる犬種のため、頭を使った遊びを取り入れるのもオススメです。

④犬種特徴が視覚ハウンドの子にオススメの室内遊び方法

グレーハウンドやボルゾイ、ウィペットやサルーキといった比較的視覚が良いこの犬種は、元来目で獲物を追って捕まえることを得意としてきました。基本的には【体力温存型】で、普段はおっとりとした性格の子が多いですが、ここ一番という時の瞬発力は相当のものがある犬種です。

そのため、こういった犬種の室内遊びを行う時には…、

・隠したものを見つけて探し出す宝探し遊び

・レーザーポインターなどを使った追いかけっこ遊び
（※レーザーポインターを使用する際は決して人の目や犬の目に向けないように注意しましょう。）

このような遊びを取り入れてストレス発散させてあげると良いでしょう。

他の犬種よりも視覚が優れた犬種ということもあって、ボール遊びやフリスビー遊びなどもオススメです。

⑤犬種特徴がテリアの子にオススメの室内遊び方法

エアデール・テリアやヨークシャー・テリア、ジャック・ラッセル・テリアといったテリア系の犬種は、穴の中に住むウサギやネズミなどの小動物を捕獲することを得意としてきた犬種です。

そのため、何かを狭いところから引っ張り出すことや振り回して遊ぶことが大好きな傾向にあるため、こういった犬種の場合には…、

・ロープなどを使った引っ張りっこ遊び

・おやつなどを入れられるコング遊び

・ボールを使った持ってこい遊び

こういった遊びでストレス発散させてあげると良いでしょう。

ただし、テリア系のワンちゃんは、吠えて要求するのが強いのも特徴の一つなので、興奮させすぎないように遊び方にバラエティを持たせながら遊ぶように心掛けましょう。

⑥犬種特徴が愛玩犬の子にオススメの室内遊び方法

コンパニオンドッグとして人気の高いチワワやポメラニアン、パグ、シー・ズーといった犬種は、基本的に室内で人に可愛がられるために飼養されているため、これといって遊びに関する傾向や要求の特徴はありません。

そのため、好きな遊びや特異なことは犬によって異なり、飼い主さんご自身が色々な遊びを教えて夢中になれるものを見つけてあげるのが良い方法です。ただ、しいて言うなら…、

・おやつなどを入れられるコング遊び

・頭を使って行うノーズワーク（おやつ探し）遊び

肥満傾向にある子にとっては注意が必要ではありますが、こういった遊びを取り入れてあげれば、膝蓋骨脱臼やヘルニアなどの病気を起こしやすい小型犬に無理をさせずにストレス発散させることが可能です。

まとめ

雨の日が続く梅雨の時期だけではなく、雪の日にも活用できる室内遊び。

犬種によっては遊びに全く興味を示さないといった子も居るかもしれませんが、大切な愛犬が精神的にも身体的にもストレスを溜め込まないためには、少なくともおやつだけでも準備して、夢中になれるような遊びを見つけてあげたいものですね。

＜参考書籍＞

犬のしつけきちんとブック留守番上手になる編

＜参考サイト＞

アイペット損害保険株式会社｜回答者の約5割が「お散歩に行けないと愛犬の行動に変化が見られる」と回答～雨の日のお散歩に関する調査～
＞https://newscast.jp/attachments/0S5ZHinMKr6tuPLCE67D.pdf

この記事を書いた人
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yukako

幼少期の頃より柴犬やシェットランド・シープドッグと生活を共にし、現在は3代目となる柴犬と暮らしております。
また、生前疾患の多かったシェットランド・シープドッグをキッカケに取得した愛玩動物飼養管理士などの様々な資格の知識を生かし、皆様に役立つような記事を提供、執筆出来ればと思っております。
何卒、よろしくお願い致します。