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愛犬に老いを感じるとき…シニア生活の始まりと心の準備 〜ポメラニアンの女の子、15歳をむかえる愛犬ミクモと私たち夫婦のお話〜

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皆さん、こんにちは。

いろいろとワケあって、ずいぶん期間が空いてしまいました。

ボチボチと再開させていただこうと思いますので、またよろしくお願いします♪

さて、投稿をお休みさせていただいて、約2年。

早いもので、我が家の愛犬ミクモはもうすぐ15歳の誕生日です。

押しも押されもしないシニア犬ですね(笑)。

思い返せば12歳のころ、カミナリの音に怯えるようになったのですが、

13歳くらいでまた平気になりました。「良かった」と安心していましたが、

そのころから耳が遠くなり始めていたのかもしれません。

でも、名前を呼べば振り向いてくれるし、とくに問題はなさそうでした。

今にして思えば、変わりないようでも緩やかに、でも確実に、

シニア期に入り始めていたのかもしれません。

思い返せば、アレもコレも変化の兆し?

12歳になると、呼んでも振り向いてくれないことが増えてきました。

なんだかんだ長い付き合いなので、

「無視してる(笑)?」くらいに微笑ましく思っていました。

そして、13歳くらいからでしょうか…。

もともとゴハンの食いつきが良くない子でしたが、

大好きなオヤツを食べたあとなど、たまにドライフードを残すようになったんです。

でもまだ、いつものワガママだと思っていました。

本当に“たまのこと”でしたし、普段ほとんどはモリモリ食べてくれましたから♪

その後の健康診断でも毎年すこぶる健康で、体重維持もバッチリ。

やっぱりワガママだよね、、と。

昨年14歳になって、半年ほど過ぎたころ、「ウンチが細い?」と思うときがありました。

「もしかしてゴハンが堅いのかな?消化しにくいのかな?」と、

半生のドライフードに変えてみたところ、めでたくモリモリ復活!

ウンチも元どおりのウルツヤ(笑)にもどってホッとしたのを覚えています。

おなじころ。。

我が家はずっと、夫婦とミクモいっしょに寝る習慣でしたが、

それまで消灯後いちばんに寝息を立てていたミクモが、

とつぜんベッドの上を30分近くもウロウロ歩き回るように。

「ベッドの寝心地が気に入らない?」くらいしか心当たりがありません。

試しにお気に入りのクレートをベッドのすぐ横に置いて、ミクモをイン!

それでしばらくはスヤスヤと眠ってくれるようになりました。

また、以前の記事でもお話しましたが、

ミクモはもともと後ろ脚が丈夫ではありません。大ケガ(手術)も2回しています。

それもあってか、散歩ではしゃいで角を曲がるときなど、

たまに尻餅をつくのが目立ちはじめました。

立ち止まるときも、後ろ脚が不自然に開いていたりします。

それでも、足取りは真っすぐでしたし、左右のバランスも均等に見えます。

なので、「散歩が楽しくて興奮しすぎちゃったかな?」

くらいで片づけていました。

そして、もうすぐ15歳をむかえる今年。

戸惑う行動に心配が募るばかり

前日まで、例の半生ドライフードをモリモリ食べていたのに、

とつぜん「食べないよ」というアピールをするように!?

1日2回のゴハンを1回しか食べない日がつづいて、

フードをふやかしてみたり、トッピングを加えたりしても、なかなか食べてくれません。

ついには2回とも食べなくなって、

2日連続で「ゼッタイ食べない!」というガンコな意思まで感じるように。。

(さいわい水やオヤツだけは摂取していました)

食べなくなるのと同時期に、もうひと波乱。

夜の寝しな、慣れたはずのベッドサイドのクレートで夜鳴きが始まりました。

「トイレかな?」「お水が飲みたいのかな?」

と思ってリビングに連れて行っても、当たりのこともあれば外れのことも。

ときにはグズリながら震えていることもあって、

抱っこしたまま寝落ちするまで待つこともありました。

そうこうしているうち、だんだんと毎夜、消灯後すぐにグズリ出すように。

1時間ほどで治まることもあれば、ひと眠りしてまた鳴き始め、そのまま朝になることも。

困り果てて大好きなオヤツをあげてみると、

そのときは震えも鳴きも止んで美味しそうに食べるのですが、

またすぐグズリ出すの繰り返し…

「ナニかいい情報はないかしら?」と思い立ち、

「老犬 夜鳴き」とググってみれば、あとに続くのは「認知症」のワード!??

介護生活の始まりが、思わず頭をよぎった瞬間でした。

いきなりの老衰?それとも…

「食べない・寝ない」で体重もベストの2.8kgから2.4kgにまで減り、

元気もなく、シッポも垂れたまま。

近所に暮らす母(おばあちゃん)の家に行くときも、

いつもなら母が用意してあるオヤツが楽しみで私たちをグイグイ引っ張るように歩くのに、

それも力なくトボトボ歩くのがやっとのご様子。

日に日に弱っていく(ように見える)愛犬の姿に、心配でたまりません。

缶詰などのウェットフードなら(ちゃっかり)食べてくれることは目に見えていますが。。

いろいろ調べて比較してみた結果、我が家に合うのは手作りかな。。。

というワケで、思い切って手作りゴハンを始めてみることに!

もちろんワンちゃんが大丈夫な材料で、味付けはなし。

ミキサーでペースト状にした健康食(のつもり)です。

すると、、

なんということでしょう!!?

前にも増して、モリモリ・ガツガツ食べてくれるではありませんか(嬉泣)!

みるみる元気をとりもどし、愛くるしいゴハンの催促も復活(感涙)。

もともと「ミクモ、いきなりの老衰?説」に懐疑的だった主人(パパ)いわく、

「この子はワル賢い(笑)。きっと捨て身で自分を利する賭けに出たんだろう。

我々は敗れたのだよ」。

主人の持論はさておき、

高齢で柔らかいゴハンじゃないと食べにくくなっているのは確かかと。

体重も3日ほどですっかり戻りましたとさ(ちゃんちゃん)。

心の準備を始めるキッカケに

なにはともあれ、

今回は心配した「認知症」というワケではなさそうでホッとしています。

ちなみに、手作りゴハンを始めたのと同時期から、私とミクモは和室で寝ることに。

もともと和室にはミクモ用のデイベッドが置いてあって、

昼間はそこでグッスリ寝てくれているので、いっそのこと夜もそこで寝かせてみようと。

ただ、独りぼっちだと夜中に起きたとき必ず鳴くので、添い寝を決意したしだい。
(じゃっかん分離不安の気も)

おかげさまで、つい先日までのグズリがウソのように平和に眠れています。

たまに寝室の主人(パパ)が恋しいのか、障子のところでお座りしたりしますが、

それも束の間、すぐにおとなしく寝てくれるようになりました。

パピーから成犬までがアッという間だったように、

ある年齢を過ぎると下り坂に入るのもアッという間なのでしょうね。

家族の一員として、人のように暮らしていても、

やっぱりワンちゃんと人とでは時間の流れに違いがあるのだと、

しみじみ実感します。

ミクモをむかえる時点で覚悟していたつもり。。ですが、

実際にそれを感じたのは思っていた以上にとつぜんで。

毎年の健康診断でも問題なく、いつも私たちを笑わせてくれたミクモ。

少しドジっ子でガンコな子だったこともあり、

気づいてあげるのが遅くなってしまったかも(ゴメンネ)。

ともに暮らして15年。

もういちど心新たに、愛犬が発するシグナルに目を向け、耳を傾け、

ワガママと訴えを混同せず、

家族としていっしょに暮らせている日々をあらためて快適にしたいと思っています。

これまでは、人間社会で誰からも愛されるようにと躾を心がけてきましたが、

ずっと私たちにミクモが合わせてくれていたぶん、

これからはミクモに私たちが合わせていくことも必要と感じました。

この先、ミクモの変化に声を出して泣くこともあるかもしれません。

でも、しっかり泣いたあとは切り替えて、

ミクモの生活をすこしでも向上させていきたいです。

愛犬の飼い主としての責任を、あらためて胸に

愛犬の歳や暮らしを見直すこと、それをいい機会ととらえれば、

この先の変化や試練も幸せと感じることができるのではないでしょうか。

いつの間にか歳を追い越されてしまっても、ワンちゃんはけっして親離れしません。

ゴハンをあげるのも、環境を改善してあげるのも、飼い主の私たちがしてあげなければ。

いっしょの時間が長いほど、空気のような存在になって、油断してしまいがち。

でも、ワンちゃんは喋れません。

だからパピーのときも、シニアになっても、

気になる変化は愛犬からの「シグナルかもしれない」と胸に刻んだ、

今日このごろです。

「やれること・やったこと」我が家のリストアップ

「食べること・遊ぶこと・飼い主といっしょにいること、それだけがワンちゃんの幸せ」

ミクモが脚を手術したとき、主治医の先生にいただいた言葉です。

いまも忘れられません。それを基本に考えてみました。

寝る

クレートを見直してみる。足腰が弱ってきたら、慣れたクレートでもそのままで良いか、サイズや形状に注視してみる。

目が少し見えにくくなっているなら、常夜灯をつけてあげる。

寝床は寒くないか、または暑くないか?

フローリングの寝室(北側)から室温の変化がすくない和室に移動。

食べる

ドライフードを嫌がって2日以上食べない(水やオヤツは食べている状態)

→ドライフードをふやかす→ダメなら半生フード→ダメなら手作り

手作りになった場合、アゴの力が弱らないように歯の負担が適当な固形オヤツを適量

飼い主と遊ぶ

遊ぶとは、単にオモチャや散歩をずっと、というだけでなく、

歯を磨いたり、ブラッシングをしたり、声をかけたりなど

手をかけてあげる&注目してあげる頻度を増やすことも含んでいます。

夜鳴きするようなら、日中はほどほどに熟睡できない環境で過ごすのもいいかも。

ミクモは和室で寝るのがお気に入りなので、

日中はあえて和室を閉め、私が活動しているリビングへ連れてきます。

不満そうながらも、やがてそこで落ち着きますが、深く眠ることはありません。

何か動きがあると目を開ける(和室に戻れる?と期待するのでしょう 笑)ので、

そんな時はたわいもない話しかけをしたりもします。

家の中を歩く時間は格段に増えました。

そんなこんなの甲斐あって、今のところ夜はグッスリです(添い寝効果もあり)。

変化を前向きに楽しんで

「前はこんなことなかったのに?」「どうしてこうなっちゃった?」

と嘆くより、「今はこうなんだ!」とか「これが今はベターなんだ!」と

前向きに受け止め、楽しみながら乗り越えていく方がきっとイイ。

人もワンちゃんも寄る年波には勝てませんが、その時なりの幸せがきっとあるハズ。

それに気づけて、あらためて愛犬と通じ合えたときの喜びは

何モノにも変え難いと思いませんか!

もちろん、これだけが正解というものはありません。

ワンちゃんの性格や犬種、環境などでも違うと思います。

それでも、少しでも、同じようにお悩みのご家族に参考にしてもらえたら。。

こんなに嬉しいことはありません!

次回は、「変えて良かった」ことなどをご紹介したいと思います。

ありがとうございました!!

愛犬に老いを感じるとき…シニア生活の始まりと心の準備 〜ポメラニアンの女の子、15歳をむかえる愛犬ミクモと私たち夫婦のお話〜
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