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冬本番!素足で歩く犬は冷たくないの?肉球の役割と肉球保護のおすすめグッズ3選

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日に日に寒くなっていく冬の季節。

皆さんの愛犬は、日々のお散歩どうされてますか?

子犬の散歩、成犬の散歩、老犬の散歩・・・

犬の散歩と一言に言っても、年齢の違いによって、散歩の時間や犬の肉球に対する負担、防寒対策に至るまで、なにかと冬の散歩は考えちゃいますよね。

筆者の3代目柴犬は、朝夕2回の30分~1時間を目安に散歩をしているのですが、時々、他の飼い主さんからは「肉球が冷たそう」というお話を聞くことがあります。

確かに、犬の肉球を散歩の後などに触ってみると、すごく冷たくて、特に雪の上を歩いた散歩の後の肉球の冷たさは、相当なものですよね。

平然とした顔で歩くものだから、犬は肉球に冷たさを感じているのか疑問を抱きたくもなりますが、実際のところはどうなのでしょう?

また犬の肉球が、冷たい凍った地面の上を歩いても凍傷にならない理由には何が関係しているのか、さらに防寒だけではなく、肉球保護にも役立つおすすめグッズも合わせてお届けします。

痛み温度も感じる犬の肉球の主な役割とは?

基本的に、犬の肉球は他の体の部位の50倍以上も分厚いと言われており、歩く時のクッションや滑り止めの役割の他、神経を守るための役割も担っています。

また、人の伴侶動物として生活するようになった現代の犬にはあまり必要のない機能ですが、祖先であった狼にとっては、狩りをする時に獲物に気づかれないように気を使う必要がありました。そのため、肉球には足音を消す役割もあったんですね。

さらに犬にとっての肉球は、人の体温調節で役立つ『エクリン腺』という汗腺を持っています。残念ながら体温調節を行えるだけの発汗はありませんが、先程お伝えした滑り止めの効果以外にも、土掘りをしてテリトリー主張の役割もしていると考えられています。

犬の肉球が凍傷にならない驚きな理由は動脈と静脈に関係が!

では、なぜ犬の肉球はあんなにも冷たい雪の上や凍ったアスファルトの上を歩いても平然としていられるのかというと、そこには犬の肉球に流れる血管の仕組みが大きく関係していました。

そもそも、犬の肉球は非常に分厚い皮膚で覆われておりますが、その下の弾力性のある組織は、脂肪と弾性繊維(エラスチン)と膠原繊維(コラーゲン)が混在した皮下組織から成り立っています。

それだけでも十分に地面からの衝撃や関節、筋肉の負担を軽減するクッションの役割として役立つのですが、肉球の内部にある血管には、動脈と静脈がすぐ側を並走するように配置されていることが分かっています。

このお陰で、例え雪の上や凍ったアスファルトの上を素足である肉球で歩いたとしても、冷えた静脈はその後素早く動脈が温めてくれて、凍傷などの危険性を回避出来るのです。

こういった肉球の進化の過程には、雪の降る過酷な環境下で生活していた狼が培ったものを、後の犬たちが受け継いだ証ということなのかも知れませんね。

犬の肉球保護に最適!おすすめグッズ3選

さて、ここまで犬の肉球の感覚や凍ったアスファルトの上でも肉球が凍傷にならない仕組みなどをご紹介してきましたが、とはいえ全く肉球に影響がないかと言われればそうではなく、近くに公園のない場所に住んでいるわんちゃんの場合、凍ったアスファルトを歩き続けるのは、肉球を傷めてしまう原因になりかねません。

そこでここからは、冬の散歩の肉球保護に最適なおすすめグッズを3つご紹介します!

おすすめグッズ1:犬用靴 屋外用<docdog>

まずご紹介するのはこちらの商品です。

こちらは獣医師さんとの監修の元、犬の負担にならないような靴の軽さと脱げにくさにこだわった屋外用の犬用靴になっています。

足を引き摺って歩く子のために、つま先部分の生地を2重構造に仕上げるなど高い耐久性を実現したことで、冬場の冷たい路面から犬の肉球を守り、防寒対策にも最適です。

また、靴を履かせる際の履き口も広く設計されているので、履かせやすい作りになっています。

おすすめグッズ2:ペット用靴下 シール <PAW WING>

続いてこちらの商品は、以前筆者の2代目シェルティも使用したことがある肉球保護シールになります。

シールと聞くと、歩き回っているうちに剥がれてしまわないか心配になってしまうかもしれませんが、これが結構強力の粘着性なんです。

といっても、犬のことを思って作られているため、刺激性の少ないスキンフレンドリー粘着剤というものを使用していて、筆者のアレルギー体質だった愛犬シェルティが使用した時も、問題なく使えて、最長3日程は持ちました。

こちらの商品は、元々人が砂浜などを歩く際に足裏保護として作られたものを犬用に改良したものなので、耐久性にとても優れていて、室内などでも使用出来る肉球保護シールとなっています。

犬用靴を苦手とする子や靴を履くと変な歩き方になってしまう子、少しでも愛犬に違和感や負担をかけたくない飼い主さんには、とてもオススメな商品だと思います。

おすすめグッズ3:室内散歩兼用 履かせやすい ドッグシューズ

そして、最後にご紹介するこの商品は、室内・屋外兼用で使える犬用の靴下です。

普通靴下と聞くと、室内用のものを思い浮かべてしまいがちですが、こちらの犬用靴下は、靴下の底がシリコン製となっていて、防水機能を持ち合わせているので、濡れても拭き取ることが出来ます。

また、洗濯機で洗濯をすることも可能なので、いつも清潔に保つことが可能です。

さらに、普通の靴下だとあまり取り付けられることの無いマジックテープでの固定も可能なので、脱げにくい仕様の上、肉球保護及び冬場の防寒対策も出来る一石二鳥の商品となっています。

肉球は犬にとって欠かせない生命線。冷たさに強くてもケアは忘れずに!

いかがでしたか?

犬の肉球は、人が思っているほど冷たさに弱いものではない一方で、傷が付かないようにする必要性がとても高い皮膚のひとつでもあります。

散歩は犬にとってストレスの軽減や運動不足解消など、とても重要な役割を持つもの。しかし、それら日々の散歩を助けてくれているのは、犬たちが持つ肉球あってこその賜物です。

そのため、「冷たさに強いなら心配いらないか!」ではなく、冬の冷たい路面でも、散歩から帰ったら肉球クリームを塗ってあげたり、傷がないか確認してあげたり、繊細な肉球のケアを怠らないよう気にかけてあげてください。

<参考書籍>

・いぬ大全304
・楽しい解剖学 ぼくとチョビの体のちがい 第2版

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yukako

yukako

幼少期の頃より柴犬やシェットランド・シープドッグと生活を共にし、現在は3代目となる柴犬と暮らしております。
また、生前疾患の多かったシェットランド・シープドッグをキッカケに取得した愛玩動物飼養管理士などの様々な資格の知識を生かし、皆様に役立つような記事を提供、執筆出来ればと思っております。
何卒、よろしくお願い致します。