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「疲れた犬はいい犬」愛犬をいかに疲れさせるか、それが飼い主の課題!?

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「A tired dog is a good dog(疲れた犬はいい犬)」というイギリスのことわざがあります。問題行動防止や精神の安定のためには、わんちゃんを疲れさせることが何より良いということです。

確かに、たくさん遊んで、においを嗅いで、ものを咥えて壊して、頭を使って・・・疲れた犬は家の中でとても静かに過ごせますが、実際にはどうやって疲れさせるか、毎日のことなので飼い主さんも頭を使いますよね。

我が家の「愛犬を疲れさせる方法」についてご紹介します!

「疲れた犬はいい犬」は真実!

わんちゃんは本来とてもパワフルな生き物! 住宅地を数十分程度歩いてお散歩するくらいでは、小型犬でさえ疲れてはくれません。そしてわんちゃんは、持て余したパワーを家の中の物や人に向けるようになります。家具を齧る、物を壊す、暴れ回る、攻撃的になる、ちょっとしたことで吠える・・・わんちゃんの「問題行動」と呼ばれるものは、実は「退屈さ」からくることが多くあるのです。

わんちゃんの体と心の健康のためにはもちろん、家の中で問題となる行動を防ぐためにも、愛犬をいかに疲れさせるか?ということは、わんちゃんと暮らす上で飼い主さんの重要な課題となります。

疲れている時と疲れていない時、わんちゃんはどんな風に違う?

▲疲れていないと、ひたすら見つめてくる・・・

私の愛犬はもともとおとなしい性格で、家の中で問題となる行動をとったことはありません。しかしそんな愛犬でも、いつもより運動が少なかった日など疲れていない時には、さまざまな方法で「退屈」をアピールしてきます。やたらと私のあとをついて回り、家事や食事が終わるタイミングを見計らっておもちゃを持ってきて、熱い視線で見つめます。

ずっとバタバタしていて愛犬がアピールする間もなければ、私が布団に入ったのを見て真横できっちりと正座(オスワリ)して「遊びませんか~?」と訴えるのです。そんな愛犬の様子に「そういえば今日は運動少なかったか・・・」と気づかされ、布団から出て引っぱりっこの相手をすることも!

一方、たっぷりと運動をした日は、家の中でまるで存在感を失ったかのようにぐっすりと眠ります。声をかけても起きず、移動してほしくて触ってもビクともしない! 夕飯を食べてから翌朝起こすまで寝続けている有様です。

また、トレーニングをしたり新しい経験をしたり、人や他のわんちゃんに会ったりして頭を使った日は、ただ体が疲れた日よりもさらにぐったりとした様子で深い眠りに落ちます。いずれもとても満足そうで、起こすのが忍びないくらいなのです。

愛犬を疲れさせよう! その方法とは?

「愛犬を疲れさせる」と言っても、具体的にどのような方法があるのでしょうか? ボール投げなどの遊びも良いですが、より効果的なのが「飼い主さんと一緒に何かをする」ことです。しかし、飼い主さんも日々忙しい中、体力のあるわんちゃんを満足させることはなかなか難しいですよね。私が実践している日常生活の中でできることをご紹介します!

愛犬と自然の中を歩く

 森の中や山道を歩くことは、わんちゃんと暮らす上で私がぜひおすすめしたいことです。住宅地や整備された公園、ドッグランでは体験できない、わんちゃんの本能を刺激するような出来事がたくさんあるからです。

開放的な場所で思いっきり走れるのはもちろん、土や草の感触、木々や草花のにおい、野生動物の気配など、わんちゃんは全身を使って自然を体感します。道を選んだり休憩場所を決めたりする飼い主さんに従って行動することで、ひとつの群れとなって探検をするという点も、わんちゃんの精神的な充足感につながります。

愛犬とトレーニングをしながらお散歩する

 普段のお散歩コースでも、ちょっとしたトレーニングを取り入れることでわんちゃんを疲れさせることができます。私がよくやるのは、愛犬が地面のにおいを嗅いでいる時にふと呼び戻してみること。最初はにおい嗅ぎに夢中で気づかないかもしれませんが、徐々に反応が良くなり、いつの間にかこちらを意識しながら歩くようになります。

公園などでオスワリやフセ、コイなどの基本トレーニングをするのも、愛犬にとっては遊びながら脳を使うため、非常に疲れるようです。まだ、リードを引っぱる、拾い食いをする、他のわんちゃんに吠えるなど、愛犬の行動でお困りのことがあれば、お散歩中にトレーニングをすることで問題の改善にもなりますし、わんちゃんは疲れてくれるので一石二鳥!

見知らぬ人やわんちゃんと触れ合う

 我が愛犬は人や他のわんちゃんが好きで、はじめましての相手と触れ合うことがとても楽しいようです。人やわんちゃんがたくさん集まるイベントやアウトレットなどへ連れて行った日は、帰宅するとすっかり疲れて長いこと眠ります。知らない人に撫でられたり他のわんちゃんと挨拶をしたりするだけで、うれしくなったりちょっと緊張したり気を遣ったりして、運動量は少なくても十分に頭と心を動かしているのでしょうね。

体と心が良い具合に疲れたら、あとは安心できる自宅でぐっすりと眠るだけ! 愛犬の満足した姿を見るとうれしくなりますし、飼い主さんは家のことや自分のことに集中できます。家の中でのわんちゃんの「いたずら」やストーキング行為にお悩みなら、「疲れた犬はいい犬」を実践してみましょう!

「疲れた犬はいい犬」愛犬をいかに疲れさせるか、それが飼い主の課題!?
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