老犬になってくると、わんちゃんも人間同様に介護をする必要が出てきます。
老犬の介護は、排泄のケアが増えたり、認知症による徘徊などで愛犬から目が離せなくなったりと、飼い主さんの負担も増えてしまうものです。それでも可愛い愛犬には、歳を取っても出来るだけ快適に暮らしてほしいと思うものですよね。
そこで今回は、老犬との暮らしをより快適にするための、最新介護グッズをご紹介します。
やわらかエリザベスカラー
手術後や体に傷がある時などに使うエリザベスカラー。自宅でより使いやすいように柔らかい素材のものが販売されています。
高齢のわんちゃんは若い頃の癖がより強くなることもあり、自分の手足を舐め続けたり、かじりすぎてしまったりすることが多いものです。筆者のサロンにくる老犬の飼い主さんからも、留守をしている間に足をかじりすぎて怪我をしてしまった!という声や、皮膚が荒れているところを舐めすぎて悪化してしまった!という声をよく聞きます。
柔らかい素材のエリザベスカラーであれば、様子を見ていられないときや長時間着けさせる時でも、固い素材の物よりも安全にストレスを少なく着けさせることが出来るのでおすすめです。
防滑防水カーペット、マット
愛犬の足が滑るのを防いでくれ、さらに防水で粗相をしても安心なマットが介護用に販売されています。
老犬になると、後ろ足が滑って歩きにくそうにしているわんちゃんが多くなります。踏ん張る力も弱くなっているので、立っていられずにそのまま座り込んでしまうことも。そのままにしておくと、さらに足に負担がかかって足が弱くなる原因になってしまいます。
わんちゃんがいつも過ごすお部屋や、サークルの中だけでも滑らないようにマットを引いてあげると良いでしょう。
円形サークル
認知症のわんちゃんに多いのが、くるくると回り続ける旋回行動。角や狭い隙間に入り込んでまうと、抜け出せずに鳴き続けることもあります。
丸形のサークルは一般的な四角いサークルに比べ角がないので、くるくると回ってもぶつかったり、挟まったりすることがなく安全です。
お散歩補助ハーネス
▲全身を支えるタイプのハーネス