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愛犬が「いい子」にできない、そのワケは?愛犬の基本的欲求を満たしてあげよう!

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 「うちの子はいたずらがひどい」「言うことを聞かない」「おとなしくできない」などとお悩みではありませんか?

そんな「問題行動」の裏側には、わんちゃんの心の叫びが隠れていることがよくあります。愛犬に「いい子」になってもらいたいなら、まずはその心の声に耳を傾けてみてはいかがでしょうか?

うちの愛犬、どうして「いい子」にできないの?

 「お留守番中に部屋の中をめちゃくちゃにされた!」「いけないと言っているのに聞かない」「常にかまってほしいと訴えてくる」などなど、愛犬の行動に頭を悩ませること、ありますよね。実はそんな困った行動の多くが、運動不足や退屈が引き金となっていることをご存知ですか?

 たとえ毎日お散歩に行っていても、それが町内の歩き散歩だけであれば、若く健康なわんちゃんにとって十分な運動とは言えません。また、お散歩中におい嗅ぎが満足にできなかったり、慣れた道を単調に歩くだけだったりすると、わんちゃんはあまり頭を使うことがなく、脳が疲れるということもありません。その結果、持て余したエネルギーが「問題行動」としてあらわれることになるのです。

 わんちゃんの困った行動の裏には、飼い主さんとの時間が足りていないということも考えられます。お仕事や何かで飼い主さんが不在の時間が長く、帰宅後も十分に遊んであげることがなければ、飼い主さんを困らせることで気を引くようになるのもめずらしいことではありません。

 愛犬の切実な訴えに耳を傾けないまま「いい子」になってほしいと望むのは、ちょっと酷なことですよね。

愛犬の基本的欲求を満たそう!

 わんちゃんの基本的欲求には、食事や睡眠、排泄などの「生理的欲求」、健康や安心などの「安全欲求」、そして遊んだり探検したり、人や他のわんちゃんと触れ合ったりする「行動欲求」があると言われています。

最初の2つは生き物が生存するために必要なものであり、その重要性は言わずと知れたものでしょう。しかし3つめは命にかかわることではないためか、あまり重視されていないケースも見受けられます。もちろん、ある程度の運動や遊びや触れ合いは与えているものの、それが当の愛犬にとって「十分か」「適切か」という観点から考えたことがない方もいるのではないでしょうか。

いつもの時間、いつものコース、いつものおもちゃ。もしかしたら老犬や体の弱いわんちゃんならそれで満足かもしれませんが、実際に「問題行動」が起きているのであれば、ちょっと見直してみる必要がありそうです。

 まずは、愛犬にとって適切な運動量を把握しましょう。体の大きさや犬種、年齢などで一般的な運動量を知ることはできますが、大切なのは目の前の愛犬がどれだけの運動を求めているかということです。十分に体を動かした日のわんちゃんは、家の中ではずっと寝ているはず。そのためにどのくらいの時間と強度の運動が必要なのか、ぜひ調整しながら見つけ出してみてください。くれぐれも、急に激しすぎる運動をさせないようにご注意を!

▲必要な運動量には個体差があります。

 次に、愛犬が頭や鼻をたっぷりと使う機会を設けてあげましょう。私たち人間が頭を使うと疲れるように、わんちゃんも自分で考えたり新しい刺激に触れたりすることで脳が疲労します。

知らない道を歩いて好きなだけにおい嗅ぎをさせるも良し、知育おもちゃやノーズワークを楽しむのも良し、初めての人やわんちゃんと挨拶をするのも良し。わんちゃんにとっては、鼻を使うことが非常に良い刺激となります。人間が手を動かすことで脳のトレーニングになるのと同じですね!

 最後に、飼い主さんと触れ合う時間をなるべく多くとるように心がけてあげましょう。わんちゃんの時間は私たちよりもずっと早く流れていると言われており、たった数時間のお留守番でさえ長くさびしいものに感じているようです。

同時に、ほんの5分でもしっかりと向き合って真剣に相手をしてあげるだけで、そのさびしさを満たしてあげることができます。一度に長時間構ってあげられなくても、5分程度の時間を日に数回作ることは可能ですよね。大切なのは、他ごとをせずに愛犬の相手をすること。テレビやスマートフォンを見ながらでは不満だそうですよ(私の愛犬談)。

▲愛犬としっかり向き合って過ごす時間が必要。

基本的欲求を満たした後は、問題解決を! 

さて、「愛犬がいい子」にできないとお悩みの方は、上記をすべて満たしてから問題解決を図りましょう。実際のところ、基本的欲求が満たされている状態のわんちゃんが家具を破壊したり暴れ回ったりするようなことはめったにありません。ただし、これまでの経験から「暴れたら飼い主さんの気を引ける」「思い通りになる」と学習してしまっている場合は、根気強く対処することが必要になることもあります。

愛犬の困った行動がすでに定着してしまっているなら、必ずプロのドッグトレーナーに相談しましょう。その際も、まずは基本的欲求を満たしてからの対処となるはずです。

 「いかに疲れさせるか?」が、わんちゃんとの心地よい暮らしのためのキーワードとも言えます。そのためには私たち飼い主にも体力と知力と時間が必要ですね。愛犬の基本的欲求を理解し、適切に満たしてあげることで、今よりも快適で素敵な関係を目指してみませんか?

▲疲れた犬は良い犬!

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