愛犬を飛行機に乗せる前に知っておきたい！手順や注意点とは？

引っ越しや長期の旅行などで、どうしても愛犬を飛行機に乗せなれければならない場合もありますよね。
愛犬を飛行機に乗せる手順や注意点、リスクなどを知っておきましょう。

まずは愛犬の健康状態をチェック！

飛行機に乗ることはワンちゃんにとってはストレスになる場合もあります。
小型犬は国際線では客室に乗せられる場合もありますが、国内線ではペットは貨物室に乗せる決まりになっています。
その間、愛犬は飼い主と離れて長時間ケージに入れられ不安でいっぱい。移動中や移動後に体調を崩すことも多いようです。
愛犬を飛行機に乗せて移動する場合は、事前に獣医さんに健康状態をチェックしてもらうとよいでしょう。
車に酔いやすい子や不安の強い子は酔い止めや精神安定剤などを処方してもらえます。

事前に航空会社への確認を忘れずに！

温度調節が苦手な短頭犬種のブルドッグやフレンチ・ブルドッグは、多くの航空会社では預かり不可になっています。
預かってもらえる場合も、気温の高い時期は預けられないなどの規定があるので注意が必要です。
他にも、シーズーやテリア、スパニエル、パグなど預けられない犬種もあるため、必ず各航空会社に確認してください。
大型犬の場合は、ケージの大きさによっては飛行機に乗せられなくなることも。
また、格安航空会社など一部の航空会社では、ペットを飛行機に乗せるサービスを行っていないところもあるため、航空会社に確認し、予約をすると安心ですね。

愛犬を預けるための準備

愛犬を飛行機に乗せる際は、ケージに入れて預けるため、事前に長時間ケージの中にいる練習をして慣れさせておくと安心です。
ケージは硬いプラスチック製や金属製などの規定があり、持っていない場合は貸し出し用のケージを利用することもできます。
数に限りがあるため、借りることが決まっている場合は早めに予約しておきましょう。
ケージには記名し、ペットシーツなどを敷いておきます。移動中は食事ができないので、事前に食べさせてあげて、排せつも済ませておけるとよいでしょう。
時期により、保冷剤やあたたかい毛布など温度の調整ができるものを準備しておくと便利ですよ。

当日の流れはどうなっているの？

当日は、手荷物受託カウンターやペットお預かりカウンターなどでペット料金を支払い、同意書にサインして預けます。
同意書または契約書は、犬を飛行機に乗せるリスクや安全、責任について確認するためのもの。
航空会社のホームページからもダウンロードできます。航空会社によって条件などが異なるため、事前にチェックしておくとよいでしょう。
航空会社によってはインターネットから手続きすることも可能です。
飛行機では、ワンちゃんは一般手荷物とは別の貨物スペースに入れられます。
気温は低くても10度前後、離陸後は明かりが消え室内は真っ暗になります。
預けている間は給水器で水を飲むことはできますが、緊張のあまりまったく水を飲まなくなってしまうワンちゃんもいるので、預ける前に十分水分補給をしてあげてください。

飛行機に乗せるときの注意点とリスクとは？

貨物室は客室のように快適に保たれているわけではありません。
気温の高い時期は熱中症になる恐れもあり、過去には死亡例もあります。
保冷剤を貸し出してくれる場合もありますが、各自でしっかり準備しておくとよいでしょう。
また、貨物室内は騒音も大きく、不安でいっぱいの状態です。
ストレスにより到着後に体調を崩す場合もあるので、こまめな変化も気にかけてあげましょう。
もしワンちゃんに病気があったり、年をとって体力がなかったりする場合は、別の移動手段も考えたほうがいいかもしれませんね。