各地で夏日を観測することが多くなってきましたね。クーラーや冷感ベッドなどを利用して愛犬がバテないよう気を遣っている飼い主さんも多いかと思います。
そんな暑くなり始めの今、だんだん動きが活発になるものが、「虫」です。
犬を飼っている人なら誰もが知っているであろうフィラリアは、
「犬フィラリア」という寄生虫を持った蚊に刺される→心臓・肺動脈に寄生虫が住み着く→寄生虫が成長し心臓・肺動脈を埋め尽くす→呼吸困難・心不全などが引き起こされ命を落とす
このように「蚊」が媒介者となっています。
また、SFTS(重症熱性血小板減少症候群)やバベシア症を発症させるウイルスは「ダニ」が媒介者となっており、特にSFTSは人間への感染で重篤な症状をもたらすことでも知られています。
この「蚊」や「ダニ」から愛犬を守る為に月に一度、予防として投薬をしている飼い主さんも多いと思います。しかしこの予防薬、
- ・犬の体内にいる幼虫の駆除(フィラリア)
- ・ダニが犬の皮膚を咬んだ際、一定時間が経過するとダニを殺す
といった効能はあるものの、初めから「蚊」・「ダニ」を寄せ付けないといった意味では無いのです。投薬プラスαで飼い主さんが予防を手助けすることが必要なのです。
手作り虫除けスプレーは安心安全
アロマオイルを使う虫除けスプレー。愛犬に負担のかかるものは一切入っておらず人間も一緒に使えます。
虫除けスプレーの作り方
〜用意するもの〜
・アロマオイル精油100%のもの(ラベンダー、ゼラニウムなどがおすすめ)
・水100ml
〜作り方〜
水100mlをスプレー容器に入れ、アロマオイル10滴を垂らしたら蓋をしてよく振る。
とても簡単です。揮発性のため30分間隔で愛犬にシュッとしてください。
草むらはよ〜くチェック!!
散歩に行くと草むらをクンクンしたがるのが犬の習性。せっかくのお散歩、草むら禁止令を出すのもなんだか可哀想。
そんな時は飼い主自らがチェックしましょう。この辺りは葉に虫がついてるな〜、ここは大丈夫だ とだんだん、どのゾーンに虫が多いのか分かるようになります。
私の住む近所でも高確率でダニが発生するエリアがあると以前気づき、今ではその辺りは散歩しないようにしています。
散歩後のケアもぬかりなく
散歩から帰ってきたら手足の指の間、体、耳の中などをチェックしましょう。また、ダニがついていても毛で隠れているかもしれません。
きちんと手で触って確認することが大切です。
まだまだいる!危険な虫たち
- ・毛虫・・・公園の木の幹や、木の近くの地面にいることが多いです。毛のない肉球が刺されやすく、刺されてトゲが残っていると化膿してしまうこともあるため早めに病院へ。
- ・蜂・・・犬の皮膚は人間より薄いため、ひどい炎症を起こすリスクが高いです。
- ・ノミ・・・刺されるとアレルギー性皮膚炎を起こすこともあります。
- ・ムカデ・・・噛まれると激しく痛み歩くことも嫌がります。ムカデの毒は熱に弱いため、すぐ病院へ行けない時は42度前後のお湯で10分ほど流します。
知識を持っていざという時に備えましょう
いかがでしたか?愛犬の周りにはたくさんの危険な虫たちがいることが分かりましたね。100%予防することは無理かもしれませんが愛犬が被害にあった時適切な処置がすぐ行えるよう、日頃から意識を持つことが重要です。
これから川遊び、海遊び、アウトドアなど予定している飼い主さんもいらっしゃると思います。虫対策バッチリで楽しい時間を愛犬と過ごせることを願っています!
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