保護犬のボランティアに興味がありますか?保護犬ボランティアはしたいと思っても、やり方が分からなず諦めてしまう方も多いのです。
ところが、保護犬ボランティアは一種類だけではなく、様々な方法で保護犬に協力してあげることができます。
この記事を読み終わる頃には、あなたにぴったりの保護犬ボランティアの方法が見つかるでしょう。
保護犬ボランティアになるには?
保護犬ボランティアになるために、必要な資格や経験はありません。
勉強会や研修に参加することを求められる場合もありますが、ほとんどは「保護犬を助けたい」という気持ちさえあればボランティアをすることができるのです。
ボランティアにもたくさんの種類がある
保護犬のボランティアは一種類だけではなく、様々な方面から保護犬の暮らしを助けることができます。
ボランティアをしたい気持ちがあっても、人にも生活があるので、いろいろな制限があるのは当然です。
毎日ボランティアしたい人もいれば、時間ではなくお金を提供したいと考える人もいますし、自分が面倒を見ることで協力したいと思う人もいます。
下記で保護犬ボランティアの方法をご紹介しますので、あなたにぴったりの方法を探してみてください。
金銭的な寄付
保護犬ボランティアの1つめは「金銭的な寄付」です。
寄付と聞くとボランティアではないような感じがする方もいらっしゃるかもしれませんが、金銭の寄付も立派なボランティアの1つです。
街中やイベントで寄付を行うのもいいですし、「保護犬 ボランティア 団体」と検索して、考え方やその団体が行っているボランティアを応援したいと思えたら直接寄付をするのもいいでしょう。
お金を寄付するというのはなんだか冷たいことのように感じる方もいるかもしれません。
ですが、保護犬ボランティアは気持ちだけで行えるものではなく、犬を保護し里親を見つけるまでの間にたくさんのお金が必要になるのです。
ボランティア同士でお金を出し合い運営している団体も多く、寄付されたお金はドッグフードやペットシートを買うだけではなく、怪我を治療したり去勢・避妊手術を行うために使用されます。
働きながらボランティアをすることは、現実問題として簡単なことではありません。
それでも保護犬のために何かしたいという方は、金銭の寄付という種類もあるのです。
物品の寄付
保護犬ボランティアの2つめは「物品の寄付」です。
金銭の寄付は生々しくて嫌だな…という方にお勧めしたいのがこちらのボランティアで、ドッグフードやトイレシートなどを直接ボランティア団体に送ります。
多くの保護犬ボランティア団体が必要としている物品は、主に下記の通りです。
・ドッグフード(指定のある場合が多いので、詳細を尋ねてから購入しましょう。)
・ペットシート
・毛布、タオル(使い古したものでいい場合が多い。)
・新聞
・ゲージ
このうち1番気軽に送れるのが、毛布とタオルです。
これらは自宅などで使用していた中古でもOKの場合が多く、保護犬たちのベッド代わりや母犬が出産する際に使用されます。
私も時々、ダンボールいっぱいに物品を詰めて送るのですが、今までは捨ててしまっていたものも保護犬の役に立つものがたくさんあるんだと知ることができました。
搬送ボランティア
保護犬ボランティアの3つめは「搬送ボランティア」です。
飛行機や新幹線に乗る際に、一緒に保護犬を乗せて目的地まで運ぶボランティアのことをいいます。
保護犬たちは日本中にたくさんいて、里親希望の方が遠方であることもあります。
その際に自分が旅行や出張に行く傍、保護犬を一緒に乗せて目的地に連れていき、里親に引き渡します。
この搬送ボランティアはボランティア団体が、日付を指定して探している場合があるので、こちらの都合と一致すれば引き受けるという形になります。
犬を連れて飛行機や新幹線に乗り慣れている方であれば手間になることは少ないので、限られた時間の中で有効的にボランティアがしたい方はぜひ搬送ボランティアをしてみてください。
お散歩・お手伝いボランティア
保護犬ボランティアの4つめは「お散歩・お手伝いボランティア」です。
このボランティアは実際に保護犬たちと触れ合う内容で、里親にはなれないけど何かしてあげたいという方が多く行っています。
また実際に保護犬を引き取る前に、スキンシップを取ることで彼らを理解してから里親になりたいという方もいらっしゃいました。
お散歩・お手伝いボランティアは、実際にボランティア団体の元に行き、保護犬のお世話をお手伝いします。
ボランティアスタッフも人手不足の場合が多いので、全ての犬の要求を満たせないこともあります。
そこでボランティアとして駆けつけ、お散歩をしてストレス発散をさせたり、一緒に遊んで人に慣れさせたりするのです。
お散歩・お手伝いボランティアはたくさんの団体が募集しているので、自分が通える場所にボランティア団体があるかどうか調べてみてください。
預かりボランティア
最後にご紹介するのが、「預かりボランティア」です。
実際に保護犬を家で預かり、里親が見つかるまでの間、一緒に暮らすボランティアです。
多くの人は多頭飼いをしている中で預かりボランティアも行っていて、現在飼っている子たちのストレス耐性や他の犬への反応も大きな決め手になります。
また問題を抱えた子もたくさんいるので、保護犬についての慣れや知識をある程度持っていることが求められます。
保護犬ボランティアになるには、どこに連絡したらいい?
保護犬ボランティアにもたくさんの種類があることを知っていただけたと思いますが、保護犬ボランティアになるために連絡する場所もたくさんあるのです。
ボランティアはあくまで無償で行うものなので、同じ方向を向いて協力し合える団体でなければ続きませんし、してあげたいという気持ちが薄れてしまいます。
気になるボランティア団体を見つけたらホームページなどをよく読んで、共感できるのか、助けたいと思えるのかじっくり検討しましょう。
団体に連絡をする
保護犬ボランティアがしたいなら、まずは団体に連絡を取り合いましょう。
保護犬ボランティア団体の多くはNPOや一般企業が運営していますが、市町村や役所が運営しているところもあります。
連絡をする保護犬ボランティア団体の条件は以下の通りです。
・自宅から近いこと
・団体の考え方や行っているボランティアに共感できるのか
個人で保護犬ボランティアをすることもできる
近くにボランティア団体がなかったり、自分の考え方ややりたいと思うこととは違う場合、個人で保護犬ボランティアをすることも可能です。
私もそのうちの1人ですが、時々ダンボールで物品を寄付したり金銭の寄付を行いながら、里親を探している方から犬を引き取り、面倒を見ながら次の新しい里親を探しています。
やむ終えず愛犬を里親に出す方の中には、海外転勤や入院・手術など、愛犬の里親探しに時間をかけられない方もいます。
そんな方の愛犬を引き取って、時間をかけて次の里親を探すのです。
もちろんその間の食費や病院代は自分たちで持つのですが、現在2匹飼っている私からすると2匹が3匹になったところで大きな変化はありません。
時間とお金に余裕があり、自分なりの方法で保護犬を助けたいという方はぜひ個人でのボランティアも検討してみてください。
保護犬ボランティアは「してあげたい」気持ちが何より大切
保護犬ボランティアをするために必要なのは、保護犬のために何かしてあげたいという気持ちだけです。
特別な資格や試験はありません。
ここ何年かで犬を飼うのにペットショップやブリーダーではなく、里親という選択をする人も増えてきました。
メディアに取り上げられる機会も増え、保護犬や里親という単語も広く周知されるようになりました。
少しでも多くの人が、少しずつできることをしていけば、助けられる命がたくさんあります。
様々なボランティアの形があるので、みなさんぜひ参加してみてください。
まとめ
保護犬ボランティアは1種類だけではなく、様々な方法で保護犬を助けることができます。
やりたい気持ちはあってもどうしたらいいのか分からなかった方も、自分に合う方法を見つけられたのではないでしょうか。
ボランティア内容についてお話ししてきましたが、保護犬ボランティアをするにあたって、以下のことをご記憶いただけると幸いです。
・保護犬ボランティアは、色々な方法ですることができる
・保護犬ボランティアは個人ですることも可能
・保護犬ボランティアに、特別な資格や準備は必要ない
沖縄移住をきっかけに保護犬ボランティアを始め、アメリカン・ピットブル・テリアとジャーマンシェパードドッグの元保護犬2匹と一緒に暮らす。
アメリカン・ピットブル・テリアがアレルギー疾患を抱えていたことをきっかけに、食の大切さを知り、現在は生食にこだわった食事を取り入れている。
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