愛犬がつなぐ、人との出会い！「わん友」のおかげで広がる世界。

大人になってから友人を作ることって難しいですよね。ご近所さんや仕事関係の人たちと仲良くなっても、それぞれの生活や趣味があって、友だちと呼べる間柄になれるのはほんの一握りではないでしょうか。

でも、わんちゃんとのお散歩中にいつの間にか友だちができていた・・・なんてことがあります。特に同じくわんちゃんと暮らす飼い主さんとの交流は、楽しくてためになり、そして世界を広げてくれるもの！　愛犬がつなぐ人との出会いについて考えてみましょう。

愛犬のおかげで出会えた人々

愛犬を連れて歩いていると、知らない人とも挨拶をしたり立ち話をしたりすることがよくあります。たいていは同じようにわんちゃんとお散歩をしているか、家にわんちゃんがいるか、同じ犬種の愛好家ですが、中にはわんちゃんと暮らしたことはなくても興味があるという方にも声をかけられます。同じ愛犬家とのお話も楽しいですが、「わんちゃんは苦手だったけど、おたくの子を見ている内にかわいいと思うようになった」なんて言われた時は、飼い主冥利に尽きますよね！　

少し前に購入した山荘でも、愛犬を通じてたくさんの方と知り合うことができました。お散歩していたらご近所さんとお話するようになり、地域のことや近くのお店のことを教えてもらったり、畑でとれたお野菜をおすそ分けしてもらったりします。

また、広場で出会った他のわんちゃんの飼い主さんたちと意気投合し、日々のお散歩だけではなく、休日になると川へ泳ぎに行ったり、山へトレッキングに行ったり、少し遠くの観光地へ出かけたりしています。愛犬のおかげで、山荘で過ごすようになってからほんの1～2年の間に、地元よりも多くの友だちができていました。

無理のないお付き合いが心地いい、「わん友」との関係

愛犬がきっかけで知り合えた友人とは、お互いに無理をしない付き合い方ができています。「毎日、決まった時間に決まった場所へ」といった暗黙の了解があるわけでもなく、その日の気分でお散歩コースを選んで、たまたま一緒になれば遊ぶ。時には約束をして待ち合わせてお散歩をする。誘ったり誘われたり、断ったり断られたり、どんな時も気を遣いすぎることなく、それぞれのペースを尊重し合える関係がとても心地よく感じます。

また、愛犬のしつけやマナー、食事などの育て方に関する価値観も様々ですが、押し付けたり否定したりすることなくバランスを取りながら受け止め合えるのは、それぞれの愛犬を大切にしている気持ちが共通しているからなのでしょう。愛犬同士もとても仲が良く、お互いに心を許して追いかけっこをしたりボールの取り合いをしたりしながら遊ぶ姿は、いつまで見ていても飽きません。

「わん友」によって広がる世界！

愛犬を通じて出会う人々は、年齢や性別、家族構成や職業などが実に様々。特に山荘のある村には移住者が多く、出身地や行ったことのある場所もバラバラで、興味深い話をたくさん聞くことができます。また、自分一人や家族とだけでは行かないような場所、しないような体験にも誘ってもらえて、愛犬との世界はどんどん広がっていきます。

愛犬も「わん友」と一緒に遊んだりお出かけしたりすることを楽しみ、仲間との時間を満喫している様子。私がトイレへ行っている間、他の飼い主さんと一緒に落ち着いて待っていられる愛犬の姿を見ると、みんなに心を許していることがよく分かります。寂しん坊の愛犬は私から10メートルも離れることができなかったのですから！

私が友人の愛犬を愛しく思うように、みんなも我が愛犬をかわいがってくれます。愛犬とのおもしろい出来事に一緒に笑い、体調を崩すと一緒に心配してくれる「わん友」は、私にとってかけがえのない宝物のひとつとなっています。

愛犬がつなぐ素晴らしい出会い、大切にしていきたいですね。